第9話 魔力の扱い方
「本当に無詠唱なのにも驚きましたが、、、これは、スゴい。」
「すみません!!本当に加減がわからなくて!!」
「いやいや、貴重な体験をさせていただきました。ヤードについてはお気になさらず。私も後退りするとは思いませんでしたよ。」
サーバスさんは戦士の見た目だが俗に言う魔法剣士なのだという。魔力を剣に流し帯びさせる事で切れ味や魔力効果を発現させるらしい。
話を聞く限りでは難しく感じるが僕にも可能性があると言う。
とにかく魔力調整をサーバスさんに簡易的だが教えて頂いた。
まあ、わかりやすく言えば水道の蛇口から少量の水を出すのか全開にするのかみたいなイメージかなぁ。
後はその水をバケツでぶっかけるか水道の先に付けたホースの口を狭くするのかの違いだと。
魔力を帯させた剣術にも挑戦したいので明日は武器も見に行こう。
何か分からないけど少し目眩もするなぁ。
あ、そうだ。
[[天啓さん、この目眩はなんだろ?]]
[はい、ジン様の状態は魔力調整の失敗による魔力の枯渇、魔力不足に該当すると思われます。]
あー、なるほど。
[[魔力回復の手段は?]]
[この世界における魔力回復薬はエリクサーがございます。さらにジン様の場合、祝福の契による効果として睡眠及び休憩においても常人の3倍ほどの回復が見込めます。]
そりゃありがたい。
[なお、天賦の熟練度を上げることにより回復量、回復速度、魔力総量、残存魔力の感知が可能になります。]
至れり尽せりとはこのことですね。
でも天啓さん、聞かないと基本的には教えてくれないんだよなぁ。こまめに聞くようにするしかないか。
さてと、今日も有意義でしたよ。お腹も空きました。
ウィッチズサパーへ行きましょうか。
「いらっしゃい、、あら今日は男前な身なりで!」
「いやぁ。ありがとうございます(照)」
今日もカウンターの同じ席へ。
おすすめ料理を頼み、今日のギルドでの依頼の出来事を女将さんに説明した。
「本当かい?水源の件、助かるよ!退治してくれるなら最高の料理をご馳走するよ!」
「ありがとうございます、まあなんにせよ、成功してからですけどね」
このままでも充分に美味しいけどなー。
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