32話 過保護のお祖父様
船は大きなアーチ状の橋をいくつかくぐり、やがて小さな川港と見まごうほど大きな階段のそばに停泊した。
慌てて甲板から駆け下りて船室に戻った私は、護衛騎士バーナードとその他大勢の船員に囲まれ、スペラード伯爵に直接抱えられて帆船を下りた。
「へえー。伯爵屋敷は初めて来たかも。裏庭のあたりは、広さは違うけど公爵屋敷と基本は変わらないんだね」
ふむふむと頷きながら、ウィルはずらりと並んだ使用人達などまるで見えないかのように周囲を見回した。
黒翼城はその名の通り、真っ黒な石で積まれていたけれど、首都オーブの伯爵屋敷は一転、真っ白い石で造られた輝く屋敷だった。
初春の花が咲き誇る裏庭には白い小道が続き、やはり真っ白な半円のエントランスと大きな両開きの扉が続いている。
小道の両側には騎士と使用人がずらりと並び頭を下げていたが、船着き場に一番近い位置に居た一際身なりのいい執事が、目をまんまるくしながら立ち尽くしている。
「わ、懐かしい反応」
くすくすと面白そうにウィルが笑い、私もつられて笑う。
黒翼城の使用人達はもう慣れたけれど、伯爵屋敷の人間にとっては「子供を抱き上げているスペラード伯爵」なんて、陽気でおしゃべりな幽霊くらい信じがたい存在なのだろう。
むっつりと黙ったスペラード伯爵が、呆然としている執事を睨んでから黙って歩き始める。
彼は慌てて寄ってきて恭しく頭を下げた。
「黒翼の栄光、街道の守護者にして真なる騎士のスペラード伯爵にご挨拶申し上げます。お帰りなさいませ、ご主人様」
「留守の間は」
「過分なく。詳しい報告はお部屋にございます。ユレイアお嬢様のお部屋のご用意もご指示の通りに。アメリに案内させましょう」
「いらん。私が連れていく」
すたすたと確固たる足取りでスペラード伯爵が歩くので、痩せ型の執事は一回息を止めた後「仰せの通りに」と早足で追いかけながら囁いた。
白い両開きの扉が開かれる。
「わぷ」
ウィルが玄関の前で、何かにぶつかったように弾かれて空中でひっくり返っていたので、私は慌ててスペラード伯爵に抱き上げられたまま振り返った。
「アメリもみんなも、着いて来ているかしら。みんな、入ってきていいのだけど、知っている?」
スペラード伯爵がちらっと眉を上げて「大丈夫だ」と頷き、ウィルがほっとした顔でふわふわ飛んできて「助かったよー」と腫れてもない額を痛そうに押さえた。
伯爵屋敷の内部は、目が潰れそうなほど豪華で絢爛だった。
天井の高さや廊下の幅こそ黒翼城の方が上だったけれど、並んだ扉にはひとつひとつステンドグラスがはめ込まれ、シャンデリアにはダイヤを連ねた鎖が絡んでいる。
飾られた湖畔の絵画は額縁まで金色で、赤絨毯の廊下を進み、金の手すりの階段を曲がりながら上がれば、白い花の飾られた巨大なガラス壺が出迎えてくれる。
私は、スペラード伯爵の肩につかまりながら、きょろきょろと周りを見回した。
トーラス子爵屋敷の照明はランタンだったし、床は木材だったし花瓶は陶器だった。
絵画だって結構な値段がするから、大広間に飾られていたのは羊毛織りのタペストリーだったのだ。
「へえー。いいなあ上品で。おちつくー」
肩の近くでふわふわ浮いている王子様の呑気な感想が腹立たしい。
そこまで言うなら王宮はさぞすごいんでしょうね、と思ったけれど、多分本当に誇張なく凄いんだろう。今から王宮に行くことを考えて胃が痛くなってきた。
四階建てらしい伯爵屋敷の最上階、一番奥の白い扉だけ、銀で出来た大きな鷲の紋章が輝いていた。
護衛騎士が開いてくれたその扉の中は、明るい朝日の差し込む執務室だった。
銀に輝く騎士の鎧が多いのを除けば、おおむね黒翼城の執務室と間取りは同じだ。
低いテーブルとソファの間があり、ひとつ扉を隔てた奥には、黒く広い執務机が置いてある。
暖炉には既に火が入り、まだ肌寒い春の朝にはありがたかった。
スペラード伯爵は、たぶん伯爵屋敷に帰って早々に仕事を始めるのだろうけど、私をいつまで抱えておくつもりなんだろう。
「えっ、帰って早々に執務室って、呼び出し? ユレイア、もしかしたら甲板に出たのバレてるかもしれないよ。叱られるかも」
それは勘弁願いたい。
内心冷や汗を垂らしている私をよそに、スペラード伯爵は、執務机のある部屋の中で直角に曲がり、右手側の壁に開いた扉を更に開けた。
やはりダイヤモンド輝くシャンデリアが下がった寝室を真っ直ぐ抜け、再び白い扉が開く。
「え、そこって大体使用人が控える続きの間じゃ……」
ウィルの声は途中で途切れた。
扉の向こうの部屋は、使用人室とはとても思えなかったからだ。
真新しい壁紙が貼られ、真っ白い天蓋の下がる小さな寝台と、やはり新しい鏡台やクローゼット。それぞれが柔らかな曲線を描き、かわいらしい動物や花の意匠がつけられている。
朝日が入る窓は、花の模様をかたどったぴかぴかの窓枠飾り。
窓辺には色目も鮮やかなステンドグラスの花瓶に、あふれんばかりの銀雪の薔薇が飾られている。
「お前の部屋だ」
そう言って、スペラード伯爵は私を床に降ろした。
私は、小さくはあるが居心地のいい子供部屋の床に立ち、膝をついて視線を合わせるスペラード伯爵の赤い目を見つめ返した。
「ユレイア、うるさくて面倒をかけるかも知れんが、そう長居はしない。不便があったら何か用意させる。遠慮無く言うといい」
「お祖父さまとお隣の部屋なんですか……?」
「嫌か」
ぎゅん、と眉間に皺を寄せるスペラード伯爵に、私は大きく首を横に振って「いいえ!」と弾んだ声を出した。
「とっても嬉しいです!」
胸がほかほかと暖かくなって、自然に笑みがこぼれる。
寝室の傍に家族がいるのは、私にとってぬくもりの象徴だ。
絵本を読んでくれたお母様に、不思議なおとぎ話を聞かせてくれたお祖母様。
私の話をいつまでも聞いてくれたお父様に、色んな薬草を使った軟膏の作り方を教えてくれた、母方のお祖父様。
今日習った神話の話を聞かせてくれたロビンハートお兄様に、これから一緒に出かける冒険計画をこしょこしょ話したヴィクトリアお姉様。
「もしお祖父様と寝る前にちょっとでもお話が出来るなら、私、他に何にもいりません!」
期待をこめて見上げたら、スペラード伯爵は眉間の皺を完全に消し去って、私の頭をがちりと掴むと、ゆっくり左右に揺らした。
「つまらん老人の昔話しかできんぞ」
相変わらず、頭を撫でるのが壊滅的に下手だ。
私は満面の笑みで「それがいいんです!」と答える。頭がまたぐらぐら揺れた。
その時、扉の向こうから優秀なる老侍女アメリが入ってきて、書類の束を小脇に声をかけてきた。
「ご主人様、ご挨拶の品の目録と、招待状の目録をお持ちしました。こんなに来たのは初めてでご指示をいただきたいと、屋敷の家令が泣きついております」
スペラード伯爵は、再び眉間の皺を復活させると立ち上がり「見せてみろ」と地鳴りのように低い声で応じた。
アメリはまったく動じず、スペラード伯爵に書類の束をてきぱきと渡す。
「アメリ、お仕事あるのでしょう? 私、お部屋をゆっくり見ているから行ってきていいわ」
私がとっさに声をかけると、アメリは深々と頭をさげて、珍しいくらいに嬉しそうな笑顔を見せた。多分、本当にすごく忙しかったんだろうな、と思わせる顔だった。
「お心遣い、ありがたく存じます。ユレイアお嬢様。アメリは隣に控えてございますから、いつでもお呼びくださいな」
そう言って、アメリとスペラード伯爵は早足で子供部屋を去っていった。
私は、薄紫の花が散った真新しいカーテンを見上げながら、ぼそりと呟く。
「ねえ、ウィル。大貴族の屋敷って、大抵はこういう位置に子供部屋が……」
「あるわけないじゃないか」
「だよねえ……」
つまり多分、私が来る予定だから、わざわざ使用人の控えの間を改装したのだ。
本来、廊下に続いている扉があるはずの壁には大きなクローゼットが運び込まれて、完全に封鎖されている。
私の部屋にたどり着きたければ、伯爵家当主の応接間と執務室と寝室をくぐり抜けなければならないのだろう。
「竜の卵だってもうちょっと適当に保管されてるよ……」
「でも、王子様の部屋はもっと凄いでしょう?」
「凄さの種類が違うんだよ。うわ、銀雪の薔薇がある……」
凄さの種類も気になったが、わりと身近な薔薇の花に対してウィルが引いていたので、私はきょとんと首をかしげた。
「好きなの?」
「好きっていうより、格が高い花なんだ。育てるのすっごく難しいし。これを一本咲かせたら庭師として一流って言われているんだよ」
私は黙ってニコ! と微笑んだ。
銀雪の薔薇、トーラス子爵屋敷の温室にめちゃくちゃ雑に咲いてた……。
お抱えの庭師がいなかったから、うちの薔薇は亡きお祖父様が主に世話をしていたし、手が空いている時は皆もそこそこ手伝っていた。
それだけで、温室内に、ミントや野バラのごとくわっさわっさと冬でも春でも季節問わずたくましく咲いていた。
嫌だなぁ、これ言ったら「あんなにしつこく『もうないよね?』って聞いたじゃないか」って言われて喧嘩になるかな……。
いや、でも逆に言えば普通の庭師でも腕が良ければ、銀雪の薔薇は咲かせられるということだ。
つまり、人魚の花よりは希少価値が低いはずだ。大丈夫、たぶん。
私はウィルに気付かれないように、さりげなく話題を変えることにした。
「ねえウィル、お屋敷の中見てこなくて大丈夫?」
幸い、彼にとっては大事な話のようだった。天井のシャンデリアをふわふわ浮いて確認していたウィルは「あ、うん!」と慌てたように戻ってきて、私の前で大真面目な顔をした。
「あのね、ユレイア。僕、重大なことを思い出したんだ。一応十貴家以上の大貴族は、敷地的にはアウローラ王城の内部に屋敷を持っているってことになってるんだよ」
多分、すごく名誉なことなんだろうな、と思いながら、へえ、と私は頷いた。
「城下町とは違うの?」
「うん。この屋敷も庭も、扱い的には王城の庭に建っている離宮とかに近いんだよね」
「豆知識としては面白いけど、それがそんなに大事?」
「当たり前だよ! 思い出してユレイア、僕はね、招かれた屋敷しか入れないんだよ!」
あ、と私は口元を押さえた。
スペラード伯爵領の城下町で幽霊騒動を起こした時は、私が屋根の上に乗ってからウィルを招き入れた。
だけど彼は、一度黒翼城に入ったら、他の部屋や倉庫、小神殿なんかは自由に出入りできたのだ。
私に深く頷いて、ウィルは重々しく言う。
「つまり、もしも『アウローラ王城』のくくりが凄く広かったら、僕はあらゆる大貴族の屋敷にも、王城にも入り放題ってことになるんだ」
「すごいじゃない、ウィル!」
「だろう? これでもう犯人なんか探し放題なんだよ! きな臭い噂のある屋敷の大事そうな手紙や会合、真犯人の部屋の証拠まで、思いついた途端に直通でお届けだよ!」
「ウィル、今すぐリチャード王弟の部屋に行ってきて!」
「もちろんそのつもりさ!」
ぱちぱちと盛大な拍手を送ったら、ウィルは気取った仕草で胸に手を当て、大げさに頭を下げてみせた。
そのうなじの青白さ、血の気の抜けた幽霊の姿にはっとして、私は慌てて付け足す。
「あ、後は、ええとその。ウィルに恨みを持った相手も探さないといけないわね、うん」
「覚えていただいて光栄です、レディ」
ちょっと忘れかけてたでしょう? と言わんばかりの流し目に、私は咳払いをした。
誤魔化すように、ウィルを暗殺した犯人に対して思いを巡らせ、あれ、と首をかしげる。
「ウィルは元々王城に住んでたんでしょう? その時に犯人を探さなかったの?」
「そりゃあ、情報は集めたよ! 集めたけど……ええと、最初に大失敗しちゃって」
「どういうこと?」
そのね、と気まずそうに頬を掻いて、ウィルはふわふわ斜めになりながら目をそらした。
「あの、絶対カエルレウム公爵令嬢だと思っててね、ちょうど王城に来てたから見張ってたんだけど……今回は犯人じゃなかったらしくて」
「そりゃあ、あの年ですからね」
「そう。そこがすっぽり抜けちゃってたのに気付かなくて、しばらく真剣に時間を無駄にしてたんだ」
「気付いた後は?」
「慌てて、とりあえず僕の他の王子の派閥とか、第二妃、第三妃のところに行ったり、王弟とか宰相とか公爵とか、まあ色々見に行ったよ、もちろん。だけど、一番証拠が動く時をすっかり外しちゃってて……」
気まずそうに視線をそらすウィルに、私はなるべく傷つけないよう、そうっと言った。
「……収穫、なかったのね?」
「これだ、って決定的な現場がないせいで、全員怪しく見えちゃって……」
がっくりとウィルがうなだれたので、元気出してと私は背中を撫でてあげた。
当然ながら掌はすかっと抜けたが、ほんのりと冷たい風の感触が手首にまとわりつく。
「でも、もうちょっと粘ってもよかったでしょう? その……私のところにわざわざ来なくても……」
言いながら、本当にそうだ、と思った。
彼が来てくれたことは、私にとっては幸運でしかなかった。
けれど、私の周りをうろついている間にも、王城では重大な事件や後処理があったかも知れないのに。
ウィルは、しばらく黙って床を見つめ、何なら膝を抱えたまま浮いていた。
「……会いたくて」
ぽつん、と小さな声。
頼りなく二人の間に放り出された囁きに、私はまばたきをした。
奇妙な沈黙が落ちる。
ひとつ、ふたつ、互いに呼吸を落としただろうか。
やがて静寂に耐えかねたように、ウィルはふわりと顔を上げた。
「……僕と同じように前世を覚えてて……僕と同じようにひとりぼっちになってしまった君にね、会いたかったんだ」
繊細で完璧な美貌に、何だか泣いているみたいな苦笑が浮かんでいて、胸に突かれたような痛みが走った。
「誰に話しかけても、何をしても、誰を呼んでも返事がないってね。まあ、結構寂しいものなんだよ」
くすくすと笑うくせに、その目が、声が、冬枯れた木立を揺らす風のように寂しいものだから、私はそっと手を伸ばした。
「……大丈夫よ。もう、私がいるわ」
指先は触れることなく、ただ同じように手を伸ばした幽霊の掌に重なり合った。
私の人差し指の爪から、半透明の少し大きな人差し指が生えている。
うん、とウィルはかすかに微笑もうとしたようだった。
「僕を見ることができる。……それだけのことがね、どれだけ僕を救っているか、きっと君は知らないよ」
あれだけ優雅な無表情が得意なくせに、宮廷の作法に通じているくせに、ウィルは本当に珍しく、微笑むのに失敗した。
泣き笑いみたいに眉をさげ、私の目をじっと見つめる。
何か、揺らぎながら渦巻く熱のようなものが、ウィルの金の瞳の奥で揺れている。
その感情が何なのか、私にはわからない。
分からないけれど心臓がぎゅっと細い糸で縛られたみたいに切なくなって、何も言えなくて唇を震わせた。
ふれあっていた半透明の指先が曲がる。ウィルは掌を握り込もうとしたらしかった。
けれど当然みたいに、指先はすりぬける。
ただ私の手の甲に、半透明の爪が突き出しただけだ。
「……何しろ結構、他人の心の機微に鈍いところあるから、ユレイア!」
ふいに、ぱっと明るく、塗りつぶしたようにウィルは明朗に笑った。
急におどけた彼に、緊張が弾けて霧散した。
私も、金縛りから冷めたように緊張が消える。
なんだか無性に気まずくて、それを誤魔化したくて、あら、と肩をそびやかした。
「あんなはじめましてやっておいてよく言うわね。あの状況の私に、よくああまで気楽な態度取れたものだわ」
「じゃあ、一年半後に回帰した後、次に出会う時はもっと劇的に決めてあげるね」
「そういう、失敗すればやり直せるっていう気楽さが、あなたをふわふわさせているのよ。地に足着いてないのは見た目だけで十分じゃない?」
「ユレイア、最近本当に遠慮無いよね?」
「あら、お小言はお互い様よ」
お互いに目を合わせてから、私達はニヤッと笑った。
「それじゃあ、僕は王城を回ってくるから、いい情報集めたら、ユレイアが犯人を追い詰めてね。あるいは、僕の味方だってわかった相手に伝えてくれるのでもいい。僕しか知らない情報なんか、いくらでも教えてあげられるから」
「わかった、頑張るわ」
「頼りにしてるよ、同盟者さん。結局、生きている人間が一番強いんだから」
「珍しく幽霊っぽいこと言うじゃない」
お互いを共犯者として見ている顔は、愉快で、安心して、頼もしい。
ほんの少し、ちょっとだけ、あの一瞬がもったいなかった気もしたけど無視をした。
私達は、このくらいが一番ちょうどいい。
「それじゃあ、ユレイア。行ってくるね。いい結果期待して待っててね!」
「いってらっしゃい、ウィル。寂しくなったら慰めてあげるわ」
「ああレディ、それを励みに星まで飛べそうです!」
軽口を叩きながら、ウィルは手を振って窓に向かい、ガラスを抜けていった。
その背中を見送りながら、私は窓辺に肘をついた。
小さな後ろ姿が宙を浮き、護衛騎士の並ぶ中庭を横切り、また屋敷の壁に吸い込まれていく。
──きっと君は知らないよ
震えるような囁きが耳にもう一度こだまして、私は何となく両手で頬をこすった。
掌がひんやりして気持ちいい。
でもねウィル、私あなたがいなかったら生きてないのよ。
あの時は余計なお世話だなんて言ったけれど、今、改めてお礼を言ったらどんな顔をするだろう。
帰ってきたら言ってあげようか。
ありがとう、ウィル。あなたは命の恩人なのよって。
だけど、ウィルは帰ってこなかった。
その日の夜になっても、次の日の朝になっても、とうとうウィリアム王太子殿下の国葬が行われる当日になってすら。
私のおしゃべりな幽霊は、帰ってこなかったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます