第4話 邂逅(最終話)

女は俯いて歩いていた。

ため息を吐く。

ただ、日常に少しだけで良い、変化が欲しいだけなのだ。

ちょうど公園の公衆便所に差し掛かった時、人影が飛び出してきた。

突然のことに、女は仰け反った。

視線が絡み合う、男と女。

得意げな、麻呂。

絶叫する、女。

絶頂する、男。


烏は放尿すると、夕日に旅立った。

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【箱庭】 叫び 箱庭師 @hakoniwashi

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