折れた腕の治し方☆
前回のあらすじ
太宰さんの腕が折れた。
「太宰さん…その腕どうするんですか?
異能力「
太宰さんは敵味方関係なく異能力を無効化してしまうので、治癒も受けれないことになる。
「ふん。太宰のことだ。どうせすぐ治るとか云って女性を口説くのだろう。」
国木田さんはそう云って手をひらひらと振って何処かへ行ってしまった。
「太宰流!折れた腕の治し方コーナー!!」
「うわ!太宰さん!!急に大きな声を出さないでください!!」
びっくりしすぎて心臓が飛び出るところだった…。
「って云うかどうやって治すんですか?現実的に考えて無理な気が…。」
太宰さんも一応人間だ。一応
「敦くん。」
真面目な顔でなにかを云おうとしている太宰さん。固唾を飲んで先の言葉を云うのを待つ。
「ここはギャグの世界だから何でもありなのだよ!!!!ヒャッホーウ!」
「メタ!!!」
「敦くん。ちょっと後ろ向いて…!!」
「え?」
僕は素直に後ろを向く。国木田さんが忙しそうに手帳を見て歩いている。
不意に…
ボキッパキパキッゴリッ…
嫌な音がした。
「えっと…太宰さん??」
「よーし。」
「えっと…前向いていいですか?」
そう云って前を向くと…
「バァ!」
「うわぁ!!!」
折れたはずの右腕をポキポキと鳴らしながら自由に動かしている。
「え、腕治ってる…。」
「ふふふっギャグだから何でもありなのだよ。さて、腕も治ったことだし喫茶うずまきでマスターの珈琲を飲みに行こうではないか!」
「え、ちょっ書類仕事はしないんですか!?太宰さーーーーーーーーん!!!!」
探偵社の1日。 美澪久瑠 @mireikuru
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