第3話
母さんが持たせてくれる弁当はいつも味が濃い。汗をかくと塩分不足になるから、と塩を多めに入れているらしい。最初は塩辛くて不味いと思ったけど、慣れてくると母さんの弁当なしではやっていけない気がしてしまう。
夏になると、母さんは水筒の水や麦茶にも塩を入れるが、さすがにこれはやめてほしい。麦茶と塩の組み合わせは受け入れ難い。
そんな信じられないことをやってくる母さんだけど、なんだかんだ頼りになるし、世界で一番俺のことを応援してくれている。俺は家族にも恵まれているんだな。
こんな充実した毎日を送れている俺は幸せ者なんだ。
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