東京異能戦線～22人のタロットゲーム～

一章終了時点での人物紹介（※若干ネタバレがあります）

愚上（ぐじょう） 零（れい）

　タロットカード大アルカナの0『愚者』。好奇心が強い上に飽きが早い性格。割り切りがよく（諦めが早い）、「仕方のないことは仕方がない」という思考が多い。

異能力：異能力無効化と鎖。

　世界と出会い「タロットゲーム」に強制参加させられた。帝との戦闘を経て協力関係になり、「タロットゲーム」を戦い抜いていく事になった。

望む『世界』は不明。

愚上母

元はかなり厳格な性格だったが、愚上父が死去してからは子供たちの意思を尊重するようになった。

愚上父

仕事上の事故で殉職。仕事内容は不明。

愚上姉

韓国ドラマやアイドルが好きな普通の大学生。姉弟仲は悪くはないがお互いに興味があまりない。

皇（すめらぎ） 　 帝（みかど）

　タロットカード大アルカナのⅣ『皇帝』。強い責任感と自信を持ち、的確な判断力を持っている。運動能力、勉強、容姿等の全てがハイレベルでハイスペックの完璧人間だが、異能力の性質上他者とのコミュニケーションがやや苦手。

異能力：強制命令

　妹を人質に「タロットゲーム」に参加させられた財閥の御曹司。零との戦闘を経て協力関係を築いた。異能力を無効化する零に対しては口数が多くなるが、普段は寡黙で冷静。

「異能力が存在しない世界」を目標にしている。

四ノ宮（しのみや） 朱音（あかね）

　タロットカード大アルカナのXⅢ『死神』。元は明るい性格でよく話す女の子だったが、異能力に覚醒したことで家族を死なせてしまった自責の念に駆られて他者との関わり合いを断つようになってしまった。

異能力：死の操作

　異能力が強力すぎるため操作しきれず暴発してしまったせいで周囲の人間が死んでしまうため、他人と関わらないように過ごして来た。しかし、異能力を無効化する零と出会ったことで、素の性格を出し始める。

四ノ宮 葵生（あおい）

四ノ宮 朱音の兄。事故で死亡……。

≪組織≫

悪神（あくがみ） 真央（まお）

　タロットカード大アルカナのXⅤ『悪魔』。人間の負の感情を好んでいる快楽主義の人間？で、人を誑かしたり、騙したり、堕落させたり等、悪魔のようなことをするのが趣味。

異能力：悪魔との契約

　強力な異能力者が多数所属する「組織」の最年少幹部であり、「組織」に忠誠を誓っている。自分を組織に引き入れ、命を救ってくれた恩人を殺して幹部へと昇格した。零に殺人現場を見られたことで戦うことになり、あと一歩まで追い詰めるほどの力を見せる。零と戦闘してから何故か、彼に執着する様子を見せる。

ボス

悪神 真央が所属する「組織」のボス。普段は感情を表に出さず、冷徹に「組織」のために行動している。

異能力：不明

Ｊ

悪神 真央が所属する「組織」の女幹部。ボスに忠誠を誓っている。幹部の中でも一番の古株。幹部をまとめる立場にある。

異能力：不明

アッシュ

悪神 真央が所属する「組織」の幹部。ボスに忠誠を誓っている。真央が幹部になる前までは歴代最年少幹部だったが、真央が幹部になったことで最年少ではなくなった。恩人を殺した悪神の事を信用していないため、悪神と仲が悪い。いや……生理的に受け付けないだけかも。

異能力：不明

刃（ジン）

悪神 真央が所属する「組織」の幹部。長髪で和装の侍のような恰好をしている。幹部の中では異例で、外部からスカウトされて幹部になった猛者。ボスの命令には従うが、独断で動くことが多い。

異能力：不明

棘（とげ）

悪神 真央が所属する「組織」の幼女幹部。真っ白な格好をしている10歳くらいの幼女。お菓子が好きでよく周りの人にねだっている。異能力が危険で強力なため、幹部という地位を与えることで他の幹部に監視されている。

異能力：不明

公安局異能特異対策課（こうあんきょくいのうとくいたいさくか）

木ノ下（きのした） 正義（まさよし）

　警視庁公安局異能特異対策課の課長であり、警視庁捜査一課の課長も兼任している。近年増加している異能犯罪者の対策と抑制をするため日々邁進している。そのせいで他の家族と会えず、家庭環境が徐々に悪化しているらしい。

異能力：異能力の判別及び識別（個人情報に比例する）

　悪神との戦闘による事件の容疑者として愚上零を拘束するために零達の居る学校に訪れた。零達の取り調べをしていくうちに協力関係になり、「タロットゲーム」を一刻もはやく終結させることを目標としている。

有間（ありま） 双葉（ふたば）

　公安局異能特異対策課の1人。課長を信頼しており、異能力者による犯罪をなくしたいとおもっている。小柄だが正義感が人一倍強く、課の人間からも信用されている。

異能力：遺伝子レベルでの変身

　木ノ下 正義と同じく、悪神と戦闘を行い容疑を掛けられた零を拘束するために、教師の1人に変身し学校内に潜入していた。課の人間以外の異能力者をあまり信用してはいないが木ノ下の指令に従い、零達と協力することになった。

金森（かなもり）

公安局異能特異対策課の1人。課の中で一番の新人。

異能力：なし

岩波（いわなみ）

公安局異能特異対策課の1人。有間の同期で基本的にあまりやる気がなく、深刻な案件以外は基本適当に仕事をこなしている。

異能力：不明

朝霞（あさか）

公安局異能特異対策課の1人。主に情報処理などのデータの管理が仕事でサイバー犯罪を担当している。

異能力：不明

七崎（ななさき） 和馬（かずま）

　六本木を拠点とする半グレ集団「ライオット」のリーダー。多くの事件に関わって来たため、公安で監視対象となっていた。しかし、ライオットがある組織と揉めたことで組織の人間である悪神に殺された。

異能力：自身の肉体の硬化

望む世界は「暴力が支配する世界」。

グレゴリウス・アンフェア

　海外で暗躍していた異能犯罪集団のリーダーであり、戦争（ゲーム）に参加するため日本に来た。異能力の影響で人格が反転した結果、他者を慈しむことはなく一切の躊躇なく人を殺す。本名や年齢は不詳で仲間ですら知らない。

異能力：あらゆる事象、物質の反転

望む世界：不明