第14話 見た事ないCT
病院に勤めてると、驚くような事もあります。
救急車で運ばれた男性の頭のCT。
「おかしい!!
何が写っているんだ!これは!」
医者がわさわさと集まり、一枚の写真に釘付けで検討している。
そこへ急外からストレッチャーで入院の為に
患者さんが運ばれてくる。
ベットへ移乗して、、、。
あれ?なんか、、。頭がずれてる?
もしかして、、、。
「あのう、申し訳ありませんが、入院中は
できれば、取っていただきたいのですが。
女性の方もお化粧やマニキュアは取っていただいてます。
顔色などがわからないので、、。」
「すいません、、。」
やはり。
走ってナースステーションに戻る!
「先生ーー!
あの患者さん、かつらでしたよー!」
「ええーーっ‼️
そうだったのか、、。
おかし過ぎるよね、この輪郭さ。
かつらならそう言って欲しいよな。」
「全くですよ。はぁー。」
こうして、脳神経内科や外科の先生は
去って行く。
患者さんの気持ちは勿論わかります。
ですが、診断に混乱をきたすので
そこは、なんとかお願いしたいもんです。
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