使命って結局なんのこと?



「マジ・・・・?」



えぇ・・!?

マジすか・・・・?


自分、そんな期待されてもテンパっちゃうだけっすよ?

なんもできないっすよ?

だからあんまりそういうのは遠慮したいな〜って思いますね、はい。


そもそも、そんな縛られて行きたくないんですけど〜?

いや、多分って言ってたし、大丈夫だと思いたい。



「ほぼ、あるよ」


「・・・・・あるの?」



いや、まだだ!!

まだ、まだ終わっていない!!

僕はターンエンドなんてしないぞッ!!


そこに可能性があるかぎり、黙って突き進むんだよォ!!



「鑑定して、くろいしかく。あったら確定」


「くろいしかくぅ・・・・?」



くろ? 黒の四角?


■←これ?



「そんなもん無かったはずだよ、多分・・・・んー?」



いや待て、あの馬鹿ラフィからなにか言われてたような・・・・・?



「あぁ!」



そうそう、寿命なくしたとか〜、突然受けてもいない人間卒業試験合格おめでとうとか言われたな。


そう、そしてその中に――――



「黒い四角みっつくらいあったな。そういえば」



言われたわ、そんなこと。

今思えば大分頭おかしいよ、肉体改造マシマシなんだけど!?

そもそも無断でやっちゃうのがあたおかなんだけど!?



「最初はくろいしかく、次に使命がでてくる。しかくが多いほど、あぶのーまる」


「い、いちばんヤバいのってどんなの?」



まだ、まだワンチャンあるって!

な、なぁ? そうだよな!


畑つくってマリーゴールドに水をやる。とかだったりするかもだし!

意外とすぐ終わったりして、ねぇ?



「よくわかんないけど、ネルのは『最愛の人と永劫を共にする』だった」


「あっ・・・・・(普通にやばいのでは?) 」


「でも、いっこだったから、しかく」


「あぁ・・・・・(察し) 」



・・・・・・なんとかなるかなぁ?

うん。内容まだ明かされてないし!

なんとかなるでしょうよ!!

ポジティブに生きようぜ!?



「ネル、強く生きるよ・・・っ!」


「強く生きろよじゃないの?」


「こういうのはね、場合に合わせるんだよ。処世術的な、そういう感じ」


「そうなの? じゃあ、がんばって」


「頑張るよっ! ・・・・・ちょっとこれマジでヤバいと思ってきたから本当に真面目にやらんと死ぬかもだし、努力します」


「戦闘訓練、付き合ってあげる」


「・・・・・ネルって戦えるの?」


「ん、これでも『鍵』、もってるから」


「どのぐらい強いの?」


「魔王の端っこくらいなら、時間もかからずに殺れる」


「ほへぇ〜、すごいんだなぁ」←分かってない


「あるじなら、もっと強くなれるよ? だって、ネル達・・・・・・ううん、ネルのあるじさまなんだから」


「が、がんばって強くなるよ。でもそんなに期待されてもストレスっていうか―――(小声)」


「はやく、善はいそげ、冒険者ギルドとかあったはずだから、お金とったらはやくいこ?」


「ん? 分かったけども、とるってなによ。ちょっと? ・・・・・・・なぜに目を逸らす? ちょっと速い、歩くの速いって! 場所どこ!? なんで知ってんの!? あぁ、速いって! っ、あ・・・・・・見失ったし」



・・・・・なに? 今の僕の気分?


――スマホでもあったら、〇ックスで『#迷子なう』ってやって投稿したい気分だわ。


少しくらいはいいね付くでしょ。


と、いうわけで。



「迷いましたをしちゃったな。・・・・・迷子なう」








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