町・・・に到着・・・かな?

「そろそろ町が見えてくると思うよ」


「まだ少ししか歩いていないが?」


多分だが、まだ10分くらいしか歩いていないんじゃないか?


・・まぁ他の人の基準が分からないけどな

そういえば僕と同じ考え方する人って見たことないな・・・・


・・・・・・今更かな・・・まぁいいか


「君と会ったところは町のすぐ近くにある森だからね」


「へぇーそうなんだ」


ところで街ってまだなの?



﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌



「ほら、見えてきたよ」


「・・・・・・・おぉ」


なんか思ってたのと違うな

僕が思い描いていたのはめっちゃThe・町って感じのやつだったんだけどな


・・・・・・・これ国ってレベルじゃね?


「ねぇ・・・これ国じゃないの?」


「え?国だけど?」


「え?」


「いやでもさっき町って・・・・・」


「え?国って言ったよ?」


・・・どゆことーーーなんですか?

・・・・ふむ、確実に言ってるんだけどな・・・

わっかんねぇなーーめんどくせぇー

なんか引っかかるんだよなーーーーー


・・・やりたいこと思いついたな


「ほら、行くよ?」


「ああ、分かった」


あれ?そういえばリーダーしか喋ってないな・・・・

他のみんなは緊張してるのかな・・・・違うな警戒してんのか、そらそうだろーなー

はぁ・・・・

仲間は―――っっ


・・・・・・・どこだ

消えた、のか?


・・・・どういうことだ、、?


「・・・そういえば名前を聞いていなかったな、僕はルナだ」


「ああ、そうだったね、僕の名前はロット、よろしく」


「・・・・ああ・・・ちなみに一つ聞いていいか?」


「なんだ?」


「お前に仲間はいないのか?」


「?、いないよ?」


へぇ、そうか・・・・・





・・・・・・きえろ

﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌

「ふぅ、国に着いたな」


分かったことがある


僕の持つスキル、虚飾


僕は勘違いをしていた、


虚飾の本質、それは・・・


・・・・・・変換


今回の場合、僕は人間を空気として変換した


それだけ


たったそれだけ・・・・・の・・はず







あの美少女を消してしまったこと以外は・・・




「やらかしたなぁ・・・・・」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る