番号115

「……まぁ、卜部先輩の優先順位考えたらそうなると思う」

「あ、反省なんだね」

「部長を女神扱いしてるのは……確か通過してるはず」

「ああ、もうその辺りも怪しくなってるんだ」

「順番に書ける小説って、実は恵まれてるって事に気付いたよ」

「順番に書かない人もいると思うよ」

「――それはともかく」

「ともかくしちゃうんだ」

「する。つまり


 ゲームオーバー


 です」

「ああ、やっぱり。アイテムも無い感じ?」

「あるよ。ただ、あまりにも惜しいので番号105へと、やり直せるポイントを案内するよ」


【アイテム酉(set)ゲット】


「ところで、あたしたちが話してるだけのゲームオーバー多くない?」

「すごく楽らしいよ。作者が」

「あ~……」

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