番号114

「油断でしたねぇ、追われているという自覚を持ってほしかった」

「トマさん、どういう立場なのさ」

「とにかく、これは選択ミス。一つの油断が死に繋がる。『雪割りの花』リスペクトということで」

「その部分しかないの?」

「だってあの作品、特殊すぎて。リスペクトすると無茶苦茶になるもん。あれはホラーだと思うのよ。それも最恐」

「……まぁ……あのゲームは怖かった」

「というわけで、番号36で選び直してください」

「親切だね」

「だって、このゲームオーバー、アイテムゲットできないから」

「……え?」


ゲームオーバー

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