番号100
この空中階段のトマソンには随分近寄ることが出来た。
下から見上げる事が出来る位置にまで近づける。
階段の裏には……やっぱり遺言状というか、それっぽいものが張り付いたりはしていないようだ。
それでこのビルの裏が空き地……車が数台止まってるけど駐車場じゃないと思うんだけど。
砂利が広がっていて、隅には雑草が生い茂っている。
空き地と言うより荒れ地だな。黙っていても人が近付かないんじゃないかって雰囲気があった。
そんな場所でトマさんはぴょんぴょんと跳びはねていた。
目標は言うまでもなく、空中階段。全然届きそうにないけど。
さて僕はどうしたら――
・とりあえず先輩達からドアの調査について連絡があるまで待ってみるか。番号52へ
・トマさんはそんなに大きくないからな。僕なら階段に手が届くかも。番号90へ
・トマさんだけじゃ届かないけど、僕が土台になれば……。番号73へ
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