038_開戦
ダガーを持ち突進した俺を見て、イアンが杖を構える。
まだ俺とイアンの間には距離がある。やはり間に合わないか。
「ライトニング」
杖をかざすと同時、その先端から俺に向かって迸った。
「くっ」
すぐさま俺はそれを横に飛んで躱す。だが無理に軌道を横に逸らしたせいで勢いが殺され一旦立ち止まる。
「ライトニング」
それを見たイアンがすかさずもう一発魔術を放って来た。
「くそっ」
流石に避け切れずに二発目の魔術は直撃してしまい、その場に膝を付く。
「言っておきますが死なないように手加減しているんですよ? その気になればもっと強力な魔術を使う事も可能です」
俺に魔術が当たったのを見たイアンは満足げに、語り掛ける。
「ここは室内だ。そんな事をしたらこの部屋自体が壊れる」
流石に自分の家で、ギルドの建物を壊した時のような真似はしないだろう。それに今日は満月の夜。今日に会わせて儀式を行うなら、魔法陣のあるこの部屋を壊すというのはあり得ない。
「私があなたを殺すことは無いと、そう思っているんですか?」
実際にイアンは手加減している。
「サーシャをおびき出すには、生かしておいた方が都合が良いだろ」
以前イアン自身が行っていた事だ。
「あなたを殺せば、あなたの妹は敵討ちをしに来るのではないですか?」
今更気が変わったとでもいうのか。
「だから俺を殺してもいいって言うのか? なら最初からそうすればいい。今でも俺は生きてるって事はお前には俺は殺せないって事だ」
それはまずい。ハッタリである事を祈りながら虚勢を張る。
「それに今日は満月です。あまりあなたの妹を待っている時間はありません」
タイムリミットがあるのは向こうも同じか。
「サーシャが欲しいんじゃなかったのか?」
もう少しの筈だ。今は会話を続け、少しでも時間を稼ぐ。
「殺しても向こうから来るというなら、殺してしまう方が良いでしょう」
再度イアンが俺に向かって杖を向ける。
しかしタイムリミットが先に来たのはこちらの方だった。
「ディスペル」
声が室内に響く。それはケイトの物だった。隠密の魔術は衝撃に弱い。ケイトが魔術を使った衝撃でケイトにかけられていた隠密の魔術が解ける。
「何!?」
意表を突かれたのか、イアンが声をした方向に振り向く。
スーザンに向かってケイトが手を翳していた。
さらにケイトの前にはサーシャが立ちふさがっている。サーシャにかけていた隠密の魔術も、ケイトと同じタイミングで解けていた。
イアンの目的がサーシャなら、サーシャに対しては下手に攻撃をしないはずだ。
「うう、ここは?」
スーザンが目を覚ました。
予想通りケイトの魔術で起こす事が出来た。
「なるほど、隠密の魔術は自分以外にも使えたんですね」
ようやく俺が囮だった事に気が付いたようだ。
●
イアンが俺をいたぶっている間に、サーシャとケイトがスーザンを救出していた。
予想外だったのかイアンは唖然としている。
「随分といい加減な結界なんだな」
それは探知の結界で二人の居場所が分からなかった事の裏返しだ。
「随分な言い方ですね」
それを見破られるとは思わなかったのか、イアンの言葉には苛立ちが込められている。
「お前は結界を通過した事は分かっても、その後の動きまでは追えない」
探知の結界と言っても仕組みさえ分かれ裏をかく事は簡単だった。
「そこまで理解していいましたか」
イアンが苦々しそうな顔をしている。どうやら図星のようだ。
恐らく探知の結界はこの屋敷を囲むように設置されていて、そこを通過すれば侵入したと探知し、結界の使用者に知らせる。
だがそれだけだ。結界内をどう動いているかまでは分からない。
「この前、隠密の魔術を使っていた俺をみつけたのも、スーザンの目線を追っただけだろう?」
牢獄で俺を見つけた時、てっきり俺の居場所を正確に見つけられたのかと思ったが、それならケイトやサーシャが来た事を理解していないのはおかしい。
つまり、結界による探知は、あくまで結界を超えた時を知らせるだけ。
その後どこにいるかまでは把握できていない。
それならば隙を付く機会はいくらでもある。
俺の場所を見抜いていたのは、あくまでスーザンの目線を追っただけ。
それがなければ隠密の魔術は破れない。
「なるほど、そこまで理解していましたか。それで、この後はどうするつもりですか? 正面から闘って勝てないからそういう手を使ったんでしょう?」
それは残念ながら否定できない。
「よくもやってくれたね」
俺がイアンに答えるよりも先に、目を覚ましたスーザンがイアンに啖呵を切る。
「寝ていれば苦しまずに済んだんですけどね」
イアンはまだスーザンを生贄にするつもりのようだ。
「冗談じゃない」
やはり、スーザンは俺達に加勢してくれるようだ。とはいえ今は武器を持っていないが。
「では、四対一という訳ですね」
スーザンが俺達に加勢すれば、俺達は四人になる。
「降参するか?」
そうしてくれると有り難いが。
「まさか。所詮は駆け出しの冒険者でしょう。四人だろうが私には勝てませんよ」
口ではそうは言っているものの、その口調からは苛立ちが滲み出ていた。
予想はしていたが、イアンはこの程度では降参しないようだ。
とはいえ、一つ目の策。俺自身を囮にして、隠密魔術をかけたケイトとサーシャによるスーザンの救出は成功した。
幸先が良い。
用意していた策はこれだけじゃない。
●
「四人でも俺達に勝てるつもりなのか?」
本音を言えば、ここで降参してくれればありがたかったが、流石にそう簡単には行かないか。
「馬鹿ですね。さっさと逃げれば生きて帰れたというのに」
スーザンの救出だけを考えるなら、そういう手もあっただろう。
だがイアンが刻印の魔術を知っている以上野放しにはできない。最低でもイアンの体から刻印を消す必要がある。
「最初から逃げるつもりは無い」
サーシャの秘密を知ったイアンはここで倒す。
「そうですか、しかし念のため別の結界に切り替えるとしましょう」
イアンが杖を再度構えた。
「何?」
何かをするつもりか。俺は身構える。
「サンクチュアリ」
イアンが魔術を唱える。ゴブリンと戦った時に見せた結界の魔術と同じ名前だ。
「早速結界か?」
あの時はイアン自身を守るように結界が広がったが今回は違った。
部屋の壁が薄く光りはじめた。
「これであなた達は逃げられませんよ」
満月が高く上るまで時間はあまりない。ここで俺達が逃げ出して時間稼ぎをするのを避けるために、俺達を閉じ込めたのか。
「まさか、この部屋ごと?」
以前レッドキャップと戦った時は、攻撃から自分自身を守るためにイアン自身を結界で守っていたが、今度は俺達を閉じ込めるための結界という事か。
「そうですよ。逃げられると面倒ですので」
やはり、俺達の逃亡を防ぐのが狙いか。
「よく見ると、壁だけだな」
四方の壁は薄く光っているが、床と天井は光っていない。
「ええ、結界を張ったのは壁だけですよ」
若干苛立たし気にイアンが答える。
「天井と床にはしなくていいのか?」
もしかすると何が理由があって出来ないのか。
「不要な部分は除外したまでです」
イアンはわざと張っていないという主張している。
「本当に不要か?」
ただ出来ないのを、見栄を張ってあえてやっていないと言い張っているだけではないだろうか。
「あなた達が床を掘って逃げるような芸当が出来るとは思えませんので」
確かに俺達が床を掘って逃げるような手段を持っていないのなら、床に結界を張る意味はない。
「できるかもしれないぞ?」
あえてハッタリをかける。
「そうですね、天井に穴をあけて空を飛んで逃げかもしれません」
イアンが皮肉交じりに返してくる。出来る訳が無いと言いたいのだろう。
俺がイアンを警戒しつつ、扉を開けようとするがびくともしない。
「無駄ですよ」
それを見たイアンが得意げに言い放つ。
「こっちもダメだ」
イアンの後ろでスーザンが窓を拳で破ろうとするが、そちらも壊れる様子は無い。
「そう簡単に壊れはしないですよ」
レッドキャップの石斧でも結界は破れなかった。俺達が力ずくで壊すのは無理か。
「ディスペル」
ケイトも魔術で結界の解除を試みている。
「この結界は中に居る者を閉じ込め外に出さないための物です。中からではディスペルごときで壊すことは出来ませんよ」
ご丁寧に解説をしてくれた。
まあこちらとしては最初から戦う覚悟でここに来ている。結界があろうが無かろうがここでイアンとは決着を付ける。
戦う前に、一つ確認しておく事がある。
「最初から結界を張れば、俺達は入れなかったんじゃないのか?」
今は中から外に出られない結界だが、外から中に入れない結界を張る事も出来たはずだ。
「あなた達を待っていたからですよ」
俺達を簡単に倒せると思っているのか。あるいは儀式を行うのと同じぐらい俺達を捕らえる事が重要なのか。
「俺達全員か?」
半ば答えは分かってるが、念のため問い質す。
「重要なのはあなたの妹ですよ。他はオマケ程度です」
やはり、サーシャが狙いか。
「そんなにサーシャが必要か?」
あの魔術が特殊である事は知っているが、ここまでして欲しがる事なのだろうか。
「馬鹿ですね、あの魔術の価値を分かっていないなんて」
ここまで拘るというのは、イアンはあの魔術について俺の知らない何かを知っているのではないだろうか。
「あの魔術にどんな価値があるって言うんだ?」
●
刻印の魔術は相手の居場所が分かるため、誰かを追うには便利ではあるが、相手に一度会って魔術をかけるという手間がある。
紫炎の魔術も威力が高いとはいえ、攻撃魔術の一種だ。炎を使い相手を焼き殺すというのはそれほど特殊な効果ではない。
使い手であるサーシャを生け捕りにしようとまで思うほどの理由があるとは俺には思わない。
「悪魔召還を成功させるのと同じ、いや、それ以上の価値があるんですよ」
だがイアンにとっては価値のある事のようだ。
「何故悪魔召還が出て来る」
サーシャが使う魔術と、悪魔召還に一体何の関係があるだろうか。
「あれは本来悪魔が使う魔術です」
ケイトからも聞いていたが、イアンもあの魔術が悪魔が使う魔術だと知っているのか。だからこそサーシャを捕らえる事は悪魔召還と同じぐらい価値があると思っている。
「そこまで知っているのか」
だとしたら、生かしておくと面倒だ。
「悪魔が使う魔術を、一体どうやって人間が覚えたんですか?」
やはりそれを気にするのか。
サーシャは以前誘拐されて、その結果あの魔術を覚えたと言ったらイアンはどんな青をするのだろうか。教えるつもりは無いが。
「あなたは悪魔を崇拝しているのですか?」
悪魔と言う言葉に反応し、ケイトが話に割って入って来た。作戦通りだ。
「崇拝しているからこそ、悪魔召還を行うんですよ」
それに対し、イアンは平然と肯定する言葉を返す。
「私も、あれが悪魔が使う魔術である事は知っています」
そうだろう。ケイトもまた、悪魔召還に関する研究をしている。イアンにその事を話すのはこれが初めてになるが。
「仲間になりたいとでも言うつもりですか?」
それをイアンはケイトがここで寝返るような素振りを見せていると思ったのだろう。
「むしろその逆です。貴方が悪魔を崇拝しているなら、私はそれを止める必要がある。だから私があなたの仲間になる事はありませんよ」
ケイトの目的はケイトに刻印を付けた悪魔を探す事だと言っていた。ケイトのような犠牲者を増やさないためにも、悪魔召還を試みる者がいれば、それは止めるというのがケイトの考えなのだろう。
「くだらない。それは教会の教えというだけでしょう?」
ケイトは元シスターではあるが、今は冒険者の僧侶だ。僧侶は主に回復魔術を使い、教会への信仰が厚い者も多い。
ケイトが僧侶の恰好をしている事から、イアンはケイトが教会の教えを信仰していると予想したのだろう。
「それが何か?」
悪魔が悪い存在であるというのは教会の教えであり、特に否定する事ではない。
「あなたは自分で何も考えず、教会の教えを鵜呑みにしているだけですよ」
どうやらイアンにとっては教会の教えが気に食わないらしい。教会が悪として扱っている悪魔を崇拝するのならば当然か。
一般的な考え方としても悪魔が悪い存在と言う考え方が多数派であり、イアンのようにわざわざ生贄を使ってまで悪魔を召喚しようという者の方が異端者だ。
「教会の教えだけではありませんよ」
まあそうだろう。俺達は知っている。ケイトには実体験があるという事を。
「他に何があるんですか?」
だがそれをイアンは知らない。
「私も悪魔と縁があったんですよ」
ケイトが腕に付けられていた刻印をイアンに見せる。それを見たイアンは一瞬息を飲み、そしてすぐさま聞き返す。
「それの刻印は誰がつけたんです?」
その刻印の形がイアンの体に付けられていた物とは違う事は一目でわかったのだろう。
「これはサーシャさんがつけた刻印ではありません」
ケイトは勿体付けるかのような答えをする。
「ほう、まさか本物の悪魔に会った事があるとでも言うのですか?」
刻印の魔術は本来悪魔が使う魔術だ。サーシャがつけたのではないという事になるならば、悪魔にこの刻印をつけられたという事になる。
「変ですね」
だが、またしてもケイトははぐらかすような返事をする。
「何がです?」
イアンは苛立たし気に、短く言葉を返す。
「わざわざ聞き返すという事は、これが本物かどうか判別できないんですね」
先ほどのイアンの言い方は、断言するというよりも、本物の悪魔に会う事があり得るのかという疑問に近い言い方だった。
つまりケイトの言う通り本物かどうかが分からず確かめようとしたのだ。
「だったら何だというのです」
否定しないという事は図星だったのだろう。
「これは適当な染料を使って書いただけの偽物かもしれません」
それを聞いたケイトはさらに煽るような言葉を返す。
「私をからかっているのですか?」
そんなケイトの態度にイアンは不快感を露わにする。
「やはり、分からないんですね。これを見ただけで、これの真贋を見極められるかを確かめたんです」
確かに、イアンの言葉はケイトに対する怒りを表しただけであって、ケイトの体に刻まれた刻印が本物だったかどうかを断言はしていない。
「やはり偽物だったとでも言うつもりですか?」
そしてまたイアンは断言をするのではなく、問いかけで応える。
「いいえ、これは本物です。しかしあなたはこれを本物と断じる事はしなかった。本当に悪魔の研究をしているのですか?」
ケイトも悪魔召還に対する研究はしていたと言っていた。そのケイトからすれば、あの刻印が本物かどうかが分からないというのは、悪魔召還の研究をしていない可能性があるという事か。
「それの真贋を見分けられなかった事が重要ですか?」
だがイアンからすれば、刻印の真贋を見極める事と、悪魔召還の研究をする事は結び付かないようだ。
「ええ、重要です。あなたは悪魔に対する知識が乏しい。そんなあなたが何故悪魔召還に手を出したのですか?」
ケイトが畳みかけるように質問を続ける。
「あなたに話す必要はありません」
痛い所を付かれたのか、イアンの語気が少し弱まったような気がした。
「誰かに悪魔召還を教えてもらったのでしょう?」
そうか、自身で悪魔について研究したのではなく、別の誰かに教えてもらった。だから悪魔召還の方法は知っていても刻印については知らなかった。
「ほう」
イアンが感心したかのような声を出した。ケイトの推理は当たっているのか。
「誰があなたに悪魔召還の方法を教えたのですか?」
ケイトが知りたいのはそこか。イアンの裏で悪魔召還について糸を引いている人物がいるとするならば、ケイトが遭遇したという悪魔についても何か関係があるのかもしれない。
「さっきも言ったでしょう。あなたに教える義理はありません。一体あなたにどんな関係があるというのです?」
だが、イアンもそう簡単には教えるつもりは無いらしい。
とはいえ、イアンの顔には焦りが見える。恐らくケイトの予想は当たっているのだろう。
「関係ならありますよ」
教える事を拒否したイアンに対して、はっきりとケイトが断じた。
「どんな関係です?」
その言い切り方にイアンも興味を持ったようだ。
「この前魔物討伐のクエストを受けました」
それは俺達と言ったあの正体不明の魔物の事だろうか。
「それがどう私に関係があるのです?」
あのクエストがどうイアンと関係するのか、それは俺にも分からない。一体ケイトは何をいうつもりなのか。
「その魔物は首に呪われたネックレスをつけていました」
そういえば、そんな事もあった。
「ネックレスですか」
イアンの目の色が変わった。
「あなたの仕業ですね」
ケイトはネックレスからあの魔物はイアンが作ったと予想しているようだ。
「何故そう思うのです?」
どういう理屈でネックレスからイアンが犯人という話になるのか。
「悪魔召還に失敗すると、ああいう中途半端な魔物が生成されます」
普通の魔物とは違う挙動だった。
だからケイトはあの魔物と会話を試みようとしたのか。
「私がやったとは限らないでしょう」
イアンも悪魔召還の知識がある以上、召喚を失敗した結果、中途半端な魔物が生成される事は否定しないようだ。
「それに、スーザンさんが今同じネックレスをつけています」
先ほどケイトはスーザンに解呪の魔術をかけた。恐らくその時にスーザンにつけられているネックレスを見たのだろう。
「本当か?」
思わず声が出た。
俺はスーザンの所まで行き、首にかけられているネックレスを見る。
「これが何だい?」
俺が近寄った事にスーザンは若干戸惑っていたが、今はこのネックレスの正体を確認するのが優先される。
確かにあの時、あの正体不明の魔物がつけていたネックレスと同じものだ。
それをイアンは黙って見ており、特に止める素振りは見せなかった。余裕の表れだろうか。
「確かに、同じものだな」
当然だが、こちらのネックレスは新品だ。これを身に着けている限りスーザンは生贄にされる危険性があるというならさっさと外した方が良いだろう。だがそれをイアンが黙って見ているだろうか。
「あれは生贄に身に付けさせ、悪魔を憑りつきやすくするための祭具でしょう」
そういえば、ケイトはあのネックレスについて何か思うところがあるようだった。スーザンが身に着けているのを見て、確信したのか。
「随分と詳しいですね」
イアンはケイトの言葉を否定しなかった。当たっているという事か。
「悪魔を探すために、色々研究しましたので」
俺にとっては一度聞いた話だ。どうやらイアンも認めるほど、ケイトの知識は深いようだ。
「まあ、同じネックレスをつけていたというなら、恐らく数日前に私が逃がした失敗作でしょう」
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