第8話 じいの暴走
じいが暴走しました。
( ̄□ ̄;)!!
生で雛の声を聴きたいと思っていた嫁は、エサやりで親鳥が帰ってきた時に出くわせば声が聴けるんじゃないかと思い、何度も巣の下に行きました。
するとそれを見ていたじいが言う。
「覗けばいいんだ。(雛を)取ってみたいんだが、雛、固まって動かないから取れない。だから覗け~」
Σ( ;゚皿゚)ノシじい、それちゃう!
雛の悲鳴を聴きたいわけじゃない!
聞こえないだろうけど、反論してみた。
そして時間をおき、買い物帰りのカゴを持ったまま巣の下に行く。お! ツーちん発見。なぜ、動かない? エサやり終了した?
すると、じいがやってきた。
五段脚立をガタガタとセッティングしながら。
「!!」
勢いよく登ると巣の中に手を入れる。ツーちん逃げる! じい暴走する!
「雛取るから写真撮れやー」
いやいやいやいや
( ̄□ ̄;)!!無理ーーーーーー!!!
片手で手を振り、首を振り完全拒否。
すぐに玄関に入り、そこから更に手を振り、じいが脚立から降りるのを待った。
嫁が巣に近付くと、じいが暴走する。
これじゃ、ツバメに嫌われるじゃん!
( ;∀;)あーん
(´・ω・`; )はぁ
こんな騒動があった2日後です。、ツバメ達に強烈なトラウマを植え付けてしまった。ちなみに昨日はツバメの姿を見ていない。
朝、じいばあがいなくなった静かな作業場に、玄関扉の音が響く。
ガラガラガラ……
嫁、洗濯物を干しに玄関を出ると、巣から飛び出したバーちんが作業場内で旋回。見るからに動揺している。木材の棚にぶつかる、鈍い音がする。
!Σ( ̄□ ̄;)うわぁ!
その後、休憩場所にとまりこちらを見ていた。
すぐさまツーちんが窓から現れて旋回。
ぴぴーぴぴーぴぴーぴぴー(警戒)
(*´;ェ;`*)ナニモシナイヨ
何もしないから、落ち着いて。危ないから、落ち着いて。ごめんね、ごめんね。
洗濯物を干しに行くだけだよ~💦
洗濯物を干し終わると、ツーちんの姿は無かった。バーちんだけは、先程の休憩場所にとどまっている。巣はかわりない。雛の姿も見えていない。
バーちん、少し落ち着いた様子なので、声をかけてみた。
「大丈夫か?」
とくに返事は無いけど、落ち着いてこちらを見ている。そしてなぜか雛の方が反応した。頭を通り越して腹が見えそうなほどジャンプをしている。力強い。しかも大きくなってる。見えたのは3羽、灰色の雛がピョコピョコ。
バーちん、雛が出てきているけど「引っ込みなさい!」と鳴くでもなく、見せてくれてる。
(;ω;`*)バーちん優しい
少ししてツーちんの登場。旋回、警告!
(ーー;)はいはい消えますね……
雛もバーちんも元気そうで良かった。ツーちんは完全にトラウマだなぁ。それでなくても神経質なのに、ごめんよ。しばらく巣に近付かないけど、玄関の出入りだけはさせて~💦
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