生と死のまどろみの中で

HAS坊

うつらうつらとただ回り、何者にもなれず何者にもなろうともせず・・・

ピンチ、逆境、逆転、苦難困難等それは、一握りの希望

挫折、後悔等それはもう、希望も見えない


じゃあその境界線はどこにあるのか?


障がいと診断されて早6年、答えも正解もまったくみえない状態でただ生死の間を

うつらうつらと同じところをぐるぐると回っている。


昔は夢もあった、希望にも溢れていた。ただ今はあるのかさえわからない

成功している奴らが別に憎いとかじゃない

ただ羨ましいだけ


夢を否定されぶち壊された、親ガチャ大失敗。そこから存在があいまいになった

いじめをしたやつがなぜ幸せに暮らしている?別に憎しみはないといったらウソに

なるけどとくに興味はない。

ただ羨ましいだけ


自分を抑えて抑えて抑えて忍耐に忍耐を重ね、耐え忍んだ結果。


何も残らなかった


友、家族、仕事、仲間、全部ぐっちゃになって潰れて消えた


何が残っているのか?自分に問いかけても空っぽの答えが返ってくる

確信に変わる、俺にはもう何も残ってない


『じゃあ死ねば?そんな意味のない人生、希望の欠片さえ残ってない人生なんて

もう終わりにしちまえよ』


心からはその声しか聞こえない、死神が常に語り掛けてくる

ただか細い声でたまに聞こえるんだ


『生きて』って。


例えるなら森の中に看板が二つあって別れ道がある

片方は

【この先 無を提供する死】

もう片方は

【この先 抗って何かをつかむ生】


ただな、俺はその道に差し掛かった時くるりと反転してきた道を戻るんだ

だからずっと生死の選択でうつらうつらと彷徨っている。


俺には何もない、才能の一欠片だけでもありゃ違ったんだろうが。

演技が上手いわけでも、歌が上手いわけでもない

勉強がすこぶるできるわけでもない、運動は論外

ゲームが上手いってわけでもない、そして一番の論外は運が一切ない


人間誰かしら運ってのはあらかた持ってるもんだろう、俺には一切ない断言できる

これまでいくつチャンスを逃してきた?おみくじの結果は凶がいつもでる、できると思った瞬間手のひらから零れ落ちていくんだ。まるで油でも塗られてるみたいに。


俺は今恵まれてる環境化にはいるんだと思う。雨風がしのげる、飯は食える、風呂もある、仕事はないが。

だがな、クソアンチどもには言っとく


それだけで幸せだと思うなよ、幸せの定義はいつも自分主観だ


さてじゃあ最初の質問だ。

希望と絶望の境界線はどこだ?


どんなに偉い大学教授様も本当の正解には辿り着かない

どんな医者も、心療内科医も精神科医も。


俺にもわかんねぇ、だから生死の間を行き来してんだろう


ASDとADHDになってから考えかたもがらりと変わっちまった。

信用できる人間はもういない信頼できる人間もいなくなっちまった


この答えは死ねばわかるのか?それとも抗った生きた先にあるのか?


正解を答えられるのは(いるなら)神だけなんだろ、どうでもいいけど・・・


あぁ今日も眠れぬ日が続く。不眠症のせいなのか考えすぎなのか、どっちでもいい


ただ泥のように眠ってみたい、と思いつつ黒いなにかに飲まれ灰色はさらに色を濃くしていく。


親から粗悪品って札を張られ自殺教唆までされ弟妹には馬鹿にされ障がいってだけで

家族から下に見られ。

首をくくればいいんか?ナイフを頸動脈に突き立てりゃ満足か?


なんてな、そんなこともできないからずっとずっと生死の道を行ったり来たりしてるんだろうな。


くだらねぇ・・・嗚呼くだらねぇ・・・


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生と死のまどろみの中で HAS坊 @vandori

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