第21話 自分より能力の高い奴はイマイチ信用ならない。そう自分のこと面白いと思っていなさそうな面白いやつに出会ったあの時のような感覚。あれに似ている。

「かーっ!あいつマジかよ」岬は思わず感嘆の声を上げた。


「ピィちゃん・・・ひくわぁ、マジでひくわぁ」


二人は新人の特訓成績表をみて目が回りそうだった。非の打ち所が無い。


学校の成績でいうところのオール5 優優優優優 dekisugi君である。


「これ・・・マジで報告すんのかよ」


「そうするより仕方ない、なんか冗談みたいだけど」


出来の良い部下を持つと、なんだかストレスを感じる。どう接していけばいいのか、これからのことを考えなければならないのか?

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