第3話 帰国、即バレする

『森』とそれまで自分の居た場所を漠然と捉えていたダグラスだったが実際には自分の想像を遥かに超える大樹海にいたらしい。


樹海を抜けるまでには10日近くを要した。


途中以前のダグラスなら命を落とすか大怪我をさせられていたであろう獣や魔物に何度か行き会ったがそのいずれもが今の彼にとってはさしたる脅威とはならなかった。

主の如く練り歩く巨大な魔物ですらダグラスの接近を察知しただけでそそくさと逃げていく。

野性の本能のようなものでわかるのだろうか。

実力差が……近付いてくる者が自分を容易く屠れる存在であるという事を。


──────────── 

世界地図における現在地をダグラスは大雑把に把握はしている。

元々彼のいた王国があったのは中央大陸。そしてここは東部大陸のそれも最東端である。

距離の隔たりはざっと世界の半周だ。


魔女レイスニールはダグラスの亡骸をあの夜の内に住処の塔へ運び込んだそうだが、そんな距離を一晩の内に移動する手段は勿論世間一般には存在していない。

その時の手段を用いて元いた大陸に戻してくれと言えるほど彼はあつかましくはなれなかった。


なのでダグラスはこれから単身世界を半周して祖国に戻る必要がある。


旅がスムーズに進んだとしても祖国に帰り着くのは1年……いや、それも見立てが甘いだろうか。

何より重く圧し掛かってくるのが身分証明の問題だ。

船や列車……長距離の移動手段の多くは身分のはっきりしている者しか利用できない。

今の彼にはそれがない。

世間的にはダグラス・ルーンフォルトは『死者』である。

その事が長旅のとてつもない足枷になる。


(まあいいさ、どの道地獄を見てきた身だ。今更何を臆する事がある)


今の彼には最低限の所持品とこの身1つ。

手段も、費用も、必要な品々も……調達しながらの旅になるだろう。

冥い目的の旅ではあるが気楽に行こうとダグラスは思った。


こうして彼の帰郷のための長い長い旅が始まった。


……………………………………。


…………………………。


…………………。


そして、今……。


彼は生まれ故郷の王国へ帰り着いた。

二十年以上という長い歳月をかけてこの地に帰ってきた。


(あの夜から二十数年か……)


長かった。色々な事があった。

王都をぐるりと取り囲む長大な城壁を見上げてダグラスは感慨にふける。


(なんか、思ったほどこみ上げてくるものがないな?)


故郷を目にした自分は泣き崩れるのだろうか? そんな事を考えたこともあった。

だが現実にその時を迎えてみると想像以上に自分はドライだと自覚するダグラス。


そして、それよりも差し迫って今彼がマズいな、と思っているのが……。


(どうする……復讐とかホントもうどうでもよくなっちゃってるわ……)


そうなのだ。

あの時の心を焼かれたような激しい怨嗟と憎悪がほとんど消えかかってしまっている。


(奴らが今どうしてるとかより、今夜何食おうかとかそっちの方が気になるわ)


久しぶりの帰郷なので食べたいものは色々あるのだった。


ここまで彼は散々遠回りをしてきた。

本来通過の必要のない国々や地域をいくつも訪れた。

それには、色々と事情があって……。


時間が空きすぎたからというか元来ダグラスは余り負の感情を持続できない性分だった。

イヤな事をいつまでも抱えているよりもっと別の事に目を向けて生きていこう、という主義なのだ。

前向きだとも言えるし能天気でもある。


それでも流石に今回の一件はかつてない深い傷を心に残したので流石にこの怒りと憎しみが自分の中で鎮火する事はあるまい…そう思っていたのだが……。


──────────── 

魔女の森を出てからの事を順を追って辿るとしよう。


旅に出て間もなくのこと。

ダグラスは大瀑布の前にいた。

見渡す限り轟音を立てて流れ落ちる大量の水によるカーテンが広がる。

左右どちらを向いてもその果ては見えない。


『ダルコッテの大瀑布』 ……世界有数の絶景の1つとされている。


ここを見渡せる場所に腰を落ち着けてもう3日になる。日が昇るとここへ来て暮れると帰る、それを3日。


「凄ぇなあ……」


誰に言うでもなく言葉が漏れる。実際、そうしか感想が持てなかった。


「こんな景色ものがあるとはな。世界は本当に広いな」


ここにいると圧倒される。

流れ落ちる途方もない量の水が心の中の様々な雑念を押し流していくようだ。

あの日の……あの夜の憤怒や憎悪も忘れてしまいそうになる。


(いやダメだ。いかんいかん……)


自分は復讐者リベンジャーだ。それを忘れてはいけない。

追い立てられるようにその場を後にするダグラス。

だが彼は最後に一度名残惜しそうに振り返った。


ある町を訪れ露店で何の肉かもわからない串焼きを買って頬張る。


(スパイスが効いていて辛い! だが美味い!!)


さる草原の部族の村を訪れた際は誘われて祭事に参加した。

その部族は投擲した槍の飛距離でその年の村の『勇者』を決めるのだ。

うっかり本気で投げてしまって凄い記録を出し村に留まれと散々請われて参った。


大亀を見る船旅について行った事もある。

中継地点の島だと思っていた陸地に立った時、それが件の亀の甲羅の上だと教えられて大層慌てたものだ。


(うおおおお旅が!! 旅が……楽しい!!!)


元々長距離の旅は経験した事がなかった。

未知の景色、文化、風土……行く先々のそういった数々がダグラスを魅了した。

何を食べても美味い。何を見ても感動する。どこへ行っても楽しい。


『魔人』の寿命は長い。人間の数倍らしい。レイスニールの話では最長では千年以上生きた個体もいるそうだ。


……そうだ、急ぐ事はないのだ。

数年遅くなっても構うまい。その程度で我が怨念の対象者たちはそう欠ける事もなかろう。

つい、そう考えてしまったのが運の尽き。


気が付けば祖国への帰路を少しずつ外れ始めた。

旅の目的は帰国ではなく異邦を踏破することに変わってしまっていた。


──────────── 

ある時ふと考える。


(この経験を記憶のみに留めておくのは勿体無いな。何とか記録に残したい)


そうして、彼は日記を記し始めた。やがてそれは手記の形になる。

訪れた場所の魅力やその時の自分の心境などを思う侭に綴った。


そしてある国を訪れた時、街角でふと看板に目を留める。

それは印刷所の看板だった。


『あなたの原稿を本にします』


これはいい、と思った。自分の手記を本の形にしておこう。

世界に1つだけの自分だけの旅行記だ。

そう考えて印刷所の戸を開いた。


この行動がその後のダグラスの運命を大きく変えることになる。


「先生、ちょっと見せてもらったがよ。先生の文章は面白いね」


仕上がった本を取りにいった時に印刷所の主人にそう言われた。

恐縮して照れ笑いするダグラス。


「いやこりゃァ銭取れる内容だよ。個人の趣味にしとくのは勿体ねェって」


なんだか頻りに薦めてくるので押し切られる形で印刷所の主人の知人の出版社の人間と会う事になってしまった。


妙な事になった。


自分の文才に対して不信感しかないダグラスはぼろくそ言われるんじゃないか?と不安だったのだが……。


そして出会ったのがマーティン・スティール……新進気鋭の若き編集者。

運命の出会いである。

そして復讐者であるはずのダグラスの道行きが決定的、かつ致命的にズレた瞬間であった。


マーティンはダグラスの旅行記を絶賛した。

そして是非うちから出版させてください、と頭を下げられた。


そこまで言ってくれるなら……と。


そういう経緯で出版社『銀星舎』よりダグラスの旅行記が出版される事となった。

しかし流石に本名で出すわけにはいかない。

編集と話してペンネームを付ける事にした。


冒険家『ウィリアム・バーンズ』それが自分の仮の名となった。


それらしい名を、と考えたもので特に由来のようなものはない。

軽い気持ちで付けた名だが、その名をその後本名よりもずっと長く名乗る事になるとはこの時の彼には思いもよらなかった。


──────────── 

なんだか坂道を転がる石のようにおかしな方向へ進み始めたダグラスの旅だったが、その後も勢いは落ちるどころか加速するばかりだった。

出版された冒険家ウィリアムの旅行記は爆発的な売れ行きを記録した。


実際のところ旅行記には脚色はほとんどなく経験したことのみを極めて事実に即して記しているにすぎないのだがそこは『魔人』の旅の話だ。

経験できる出来事の幅が人間とは段違いなのである。

結果としてそこが受けた。


冒険家ウィリアムの第一作は各国の言語に翻訳され多くの国で販売された。

各地を旅しながら2作目、3作目を発表すると彼の名声は更に高まった。

書籍の売り上げから自分の取り分が入金されるとちょっと只事ではない額の財産になってしまった。


そして単なるペンネームでしかなかったウィリアム・バーンズの存在を大きく変化させる出来事もあった。

今の自分には身分を保証するものがない事を告げると程なくして所属出版社の社長がコネのある自国の大臣に働きかけウィリアム・バーンズの名前で国籍を取得してくれてしまったのだ。


冒険家ウィリアムの存在は架空のものではなく実在するランザロフ共和国の国民として正式のものとなった。


出版社が窓口になり個人事務所のようなものも設立してもらった。

公演の依頼などが舞い込むようになり、聖王都アカデミーの客員教授も勤めた。

秘境の冒険譚を元に舞台演劇化もされ好評を博した。

冒険家ウィリアムはどんどん大きな存在となっていった。


『先生』と呼ばれる生活も二十年近くもなればそれが日常になってくる。

時折悩む。

自分は復讐者にして元騎士団長のダグラス・ルーンフォルトなのだろうか。

それとも冒険家にして作家のウィリアム・バーンズなのであろうか。


自分でもそれが曖昧になりつつある。

そんなふわふわとした心境のまま……。


気が付けばあの惨劇の夜から二十数年が経過し彼は祖国へ帰ってきたのだった。


──────────── 

ランザロフ共和国……今の自分の記録上の『祖国』が発行してくれた身分証を掲示して城門を潜る。

自分の生まれ育った国を『異邦人』として訪れるというこの奇妙な感覚。


懐かしい大通りを歩く。

記憶の中の景色よりも町並みは豪奢になっている気がする。

それも気のせいという訳でもあるまい。


自分の功績で勝利したあの大戦の後、隣国ラサ帝国は敗北による補償金の支払いや領地の割譲などで困窮しその数年後に国家として存続できずに消滅し、その領土はほぼ丸ごとファーレンクーンツ王国に吸収されたのだ。

こうして大陸最大の国家となった王国は今が正にこの世の春といったところではなかろうか。


国王ロムルス三世とディアドラ姫のその後に付いては調べて頭に入っている。

ディアドラ姫は『ダグラスの死』より3年後、隣国より公爵の令息を婿に迎えて婚礼。

今ではその婿が王位を継いでいる。

噂によれば現王も人格者であり評判は良い。


(いい人と結ばれたんだな……)


かつての恋人を想うと僅かに胸が痛むがその後不幸になったと聞かされるよりは自分としても救われるというものだ。


ロムルス三世は義理の息子に王位を譲ると先代王として現在では王宮の近くにある離宮で隠遁生活を送っているらしい。


以前は自分がその離宮を襲撃し、過去の罪を断罪しながら命乞いをする先王を……。

そんなシーンを何度と無く脳内に思い描いたものだが今となってはまったくやる気になれない。

許したわけでは勿論ないが、今更あんな気分の悪い連中に関わるのもバカらしいと言った心境である。


考えながらひたすら歩いていると中央に大きな噴水のある広場に出た。

王都のちょうど中心部である。城門からここまでどうやら数時間も考え事をしながら歩いていたらしい。


大きな円形の広場は住人たちの憩いの場であり観光スポットでもある。

今も多くの人々が思い思いにこの場で過ごしている。


中心部の噴水に見覚えのない大きなブロンズ像が飾られていた。

自分がこの国を去ってから建立されたものだろう。

雄々しく馬を駆る騎士の像……。


「……っ」


瞬間、息を飲む。

像の出で立ちと言うか鎧の造りに見覚えがある。

妙にノスタルジーを掻き立てられる。


この像は……もしや……。


噴水の縁に歩み寄るダグラス。像の台座のプレートに記してある文言を読む。


『大戦の英雄 偉大なる騎士団長ダグラス・ルーンフォルト』


やはりだ。

これは自分の像だ。


プレートの名前の下には自分の経歴が綴られている。

その最後は……大戦よりの帰路、帝国軍残党の奇襲により落命、とあった。

事実が明らかにされているはずもなく、世間的には『そういう事』にされたのだろう。


「…………………………」


忘れかけていた黒い炎が胸の奥に蘇るのを感じる。

だが、やはりそれは消えかかっている復讐の意志を再燃させるほどではない。


「その像の人物にご興味がお有りですか」


背後から声を掛けられてダグラスが振り返る。

顔の下半分を白いヒゲで覆った1人の痩せた老人が立っている。

身なりからして相当裕福な家柄の者であろう。

年齢にしてはしっかりと背筋の伸びた老人だ。

察するに暇を持て余した隠棲貴族とでも言ったところか。


老人はニコニコと愛想良くこちらに微笑みかけてくる。


「こちらの像は歴代でも最強を謳われた先代騎士団長でしてな」


語り出す老人。

訪れる旅人にダグラスの経歴を語って聞かせるのが趣味なのか。

地元の有名人を自慢したい感覚なのかもしれない。


まさか、自分の事だ知っているとも言えずになんとも複雑な気分になるダグラスだったが……。

不意に奇妙な感覚に襲われる。


??……この既視感はなんだ?


目の前のこの老人。

この顔……この濃いヒゲが無ければ……。

無数の深い皺を減らせば……?

そして何よりも……この老人の微笑を自分は知っている気がするのだ。


気が付けばその当の老人の言葉も止まっている。

まるで信じられない物を見たとでもいうように目を見開いている老人。

その顔色が見る見るうちに白くなる。


「か……かッ………」


喘ぐように息を吐いて自分を指差してくる。

いや、指先が震えてよくわからない。指を差したのは背後のブロンズ像か?

いずれにせよどちらを指差しても意味は同じなのだが。


「ダグラス……様………」


(クラウスか……!!!!)


脳天に雷鳴に打たれたような衝撃が走り一瞬ダグラスの頭の中も真っ白になった。

かつての自分の参謀、副官クラウス・ハインリッヒ。

一瞬の間を置いて自身の脳内に激しい警鐘が鳴り響くのを感じる。


まずい……!! 

まさかこんな所でいきなり遭遇する事になろうとは……!!!


「違うぞ……」


咄嗟に口を突いて出たのはその一言だけだった。二の句が繋げない。

無論人違いだ、という意味だ。


「生きて……おいでだったか……!!!」


だがクラウスの耳には全く届いていない。

彼は年齢にすれば考えられない身軽さで身を翻すと脱兎の如くその場を駆け去る。


「待ッ……!!」


手を伸ばすがどうにもならない。

追おうかとも一瞬思ったが、追いつくのは容易だがその後でどうする?

とにかく別人だと否定するのか……おかしい、本当に人違いならおかしな老人に会ったで終わる話だ。

追いかけて必死に否定した時点で正体を暴露しているも同然である。


駄目だ。詰んでいる。


それにしても……。

ダグラスが噴水を覗き込み揺れる水面に映る自分を容姿を見る。

加齢による容姿の変化はほとんどない。

魔人化してで寿命が延び身体はほとんど老いていないからだ。

その魔人化の際に黒髪が濃い灰色に変わっていた。

変化といえばそのくらいか。


しかし二十年以上も経っているのだ。逆に言えば容姿が変わっていない事こそ別人の証ではないか。

そう思って髪の色も以前と違う事だしと変装等は一切考えた事もなかったのだが……。


ああまで一瞬で看破されるものなのか。

はあ、と重い息を吐くダグラス。


大体あんなしっかり念入りに殺してきたんだからもうちょっと自分たちの仕事に自信を持って欲しいものだ。自分で言うのもなんだが殺し損なってたとか有り得るレベルの殺り方じゃなかっただろうに。


荷物を足元に落とすと投げ出すように噴水の縁に腰を降ろす。

そうして眉間に皺を刻んで腕を組むダグラス。


……非常に面倒な事になった。


クラウスはあれからどうするだろう?

まずは暗殺の首魁、先代王に報告に行くか?

ロムルス先王が自分の生存を知れば……どうする?


一番可能性が高いのは刺客を差し向けてくる事だろう。

自分達が殺そうとして殺し損なっていた相手が間近に迫っている事を知ったならばまずは殺害を完遂しようとするのではなかろうか。

まして今の自分は彼らの裏切りの罪の生き証人なのだ。

あの当時以上に何としても消してしまわなくてはならない対象のはずだ。


……しかし……。


例え自分が今、世間に実は生きていたダグラスだと名乗り出て彼らの罪を断罪しようとしても上手くいかない可能性の方が高いだろう。

時間が経ちすぎてしまっているし悪質な騙りだと一蹴されて終わる気がする。

そして先王の名を出してそんな事を言い出せば不敬罪で投獄という落ちがまっている。

元よりそんな事をする気はないのだが相手方がそう考えるかどうかはまた別問題だ。


王が何より恐れるのは自分の口から娘に……ディアドラに真実が告げられる事ではないだろうか。

その他の事は自分を成りすましだと、狂言だともみ消す事ができたとしてもディアドラが自分の発言を真実だと信じてしまった場合だけは取り返しがつかない。


直接会えば彼女に自分が本物のダグラスである事を信じてもらう事はできるはずだ。

最も今更自分はディアドラに会いに行く気はまったくないし、連中がそう考えたしても全ては杞憂なのだがそれを説得するのは不可能だろう。


……考えている内に何だかムカムカしてきた。


こっちは被害者なのに何故自分が事態を穏便に済ませる方法を必死に考えなくてはならないのだ。


現時点での自分の最良の選択肢は急いで国を出ることだと思う。

だがそれはしたくなかった。

逃げ出さなければならないとすればそれは裏切った奴らの方だ。自分ではない。


連中としても『ダグラス・ルーンフォルトが生きていました。捕らえます』とは公にできないだろうし大っぴらに事を進めようとはしないはずだ。


相手の出方を見て対応を決めるか……。


聊か投げやりな心境のダグラスである。

とりあえず腹は決まった。

まずは食事を取り英気を養うとしよう。

今日の宿も決めなければ。















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