第2話: もうね、気が狂いそうでした(お目目ぐるぐる)




 ──とりあえず、色々と悩むのは後にして、目の前の問題から整理しよう……そう、彼女は思った。




 まず、創造神より『特に使命とかそういうのは無い』という確認は取れた。


 つまり、何かをしなければならない……果たさなければならないノルマが存在しないということ。


 これ自体は、非常に喜ばしいことである。


 女神ボディが、ある程度精神的な余裕を持たせてくれるから平静を保てているが、それでも小躍りしたいぐらいには嬉しい事である。



 ノー・ノルマ。


 ああ、なんと美しい言葉の響きだろうか。



 現代社会に生きている者ならば、誰もが共感するだろう。いったい、どれだけの人々がノルマに心身を蝕まれ、その命を削って来たのかを。


 それを知っている彼女は、堪らずその場にて両手を高く掲げ……バンザイをした。


 この場に居るのが黒端透ボディだったならば、物理的に踊り狂っているところだ。いや、よくよく見やれば、女神ボディとなった彼女はちょっと踊ってしまっていた。



 まあ、そうなるのも仕方がない。それぐらいに、嬉しい事なのだから。



 ノルマは人類が生み出した原罪、ノルマがあるからこそ、人は争う……その争いから開放される高揚感ときたら、とてもではないが言葉では言い表せられるものではないのだ。



 だが、しかし……そんな彼女の喜びも、そう長くは続かなかった。



 いったいどうして……それはまあ、ある種の現代病というやつで、メリハリが大事というやつで。


 つまりは、毎日が日曜日であることよりも、週4日働いて週3日休みという方が、だいたいの人達は休みを有り難がるのである。


 こう、どれだけ好きな料理でも、毎日出されると有難みを失って辟易してしまうように、お休みもまた、そういう側面を秘めているのだ。


 なので、そうならないよう人は趣味なり何なりを得ようと頑張り、時には趣味のために四苦八苦する者まで現れる始末……なのだが。



 ここで──問題が一つ生じた。



 それは、彼女に趣味が無いという話ではなく、生存のために食料を確保するとか、そういう話でもない。


 急ごしらえの強引極まりない過程で生まれたとはいえ、腐っても女神ボディ。当然のように、飲食は必要としない。


 それどころか、やろうと思えば睡眠だって必要ないし、体力だって無尽蔵……身体だって、何万年雨風に晒されようが常に風呂上りのように綺麗なままだ。


 もちろん、シモの部分も綺麗だ。


 なんていったって、女神。女神はうん●もしないし、おし●●も出ない、トイレに行く必要だってない。



 ついでに、性別(どころじゃないけど)が変わった自分の身体に対しても、特に思うところはない。



 どう言い表せば良いのか……強いて例えるなら、『お? このボディ、生まれた頃からの付き合いゾ?』といった感じだろうか。


 おそらく、女神になった影響なのだろう。


 男だった時の感覚は残っているが、それ自体は、何重にもフィルターを重ねたうえで見ているような……どうも、薄いのだ。


 女神歴数時間程度だというのに、全然そういったドキドキが無い。いちおう、直視するとちょっと気恥ずかしいが、所詮は、まだ、である。


 まあ、『なんて美しいボディ……!!!』といった感じで、今の己に対するナルシスト的な感覚があるのは否定出来ないが……話を戻そう。



 先述の趣味の件だが、逆だ。彼女は、時間を潰せる趣味を多数持っている。



 なにせ、人間の男だった時、現代においては広く浅く、色々な事に手を出しているミーハー(死語)で多趣味な男であったから。


 だが、とりあえず手を出してみるというフットワークの軽い彼女だが……実は、それには一つの弱点があった。



「……ここ、何も無いよね? ていうか、誰もいない……???」



 そう、それは、彼女がこれまで手を出してきた趣味は全て、発達した文明の利器や、対戦する相手があってこその趣味だということだ。


 具体的には、ゲーム関係は全てアウト。


 e-スポーツ系は当然のこと、囲碁や将棋といった盤上系も全部駄目。ていうか、それ以前に対戦する相手が居ない。


 同様に、スポーツ系もアウトだろう。


 これまた対戦相手がいないのもそうだが、そもそも道具が無い。というか、道具があったところで延々と独りでやるのはキツイ。


 ならばと、キャンプを始めとしたアウトドア系もアウト。


 あれらは、言うなれば抑圧から解放されることで得られる自由を楽しむモノだ。


 孤独を楽しみ、独りを楽しみ、自然を楽しみ、何もかも縛られた現代社会だからこそ楽しめる娯楽だ。


 そんな娯楽を支えるのは、なんといっても文明の利器。はっきり言ってしまうと、キャンプ用品に他ならない。


 週に1回はキャンプに行くぐらい好きな人だって、ナイフ一本で山の中で野宿するのが好き……なんてやつは極々少数だろう? 


 つまり、そういうことなのだ。



「……ていうか、この世界……人間っているのか?」



 そうして、アレも駄目、コレも駄目と色々考えていた彼女は……ここにきてようやく、当然の不安を覚えた。


 なにせ、創造神はそういった部分については何も言わなかった。


 それは単純に言い忘れていただけなのか、言われなくとも居るに決まっているだろうの意味なのか、それとも……そう、それとも。



 ──え、話し相手? 必要なの? 



 という感覚だったから、何も言わなかったのか……あ、いかん、考えれば考える程、後者の気がしてきた。



 ……不安を覚えた彼女は、自分の身体の慣らしも兼ねて、ぴゅーっと空を飛んだ。



 当たり前のように空を飛べることも、飛べるという行為に疑問を抱いていないことも、高さにして2,300m近いというのに、欠片も恐怖心を覚えない事も。


 色々と思うとこはあったが、気にしたところで意味はないので、これも女神ボディの賜物かと受け入れた。


 その際、光が後を追いかけるように、キラキラと黄金の粒子が残像を残していくという光景が生まれたが、彼女は気にしなかった。


 気にしたところで、彼女自身にもどうにも出来ないから。


 どうやら、女神ボディの基本エフェクトらしく……ON/OFFの切り替えは出来ないようで、ちょっと速く動けば勝手にそうなってしまうようだ。


 傍から見れば『なにあの空飛ぶ神様は!?』みたいな感じで奇跡のオンパレードかつ不必要に目立ちまくりだが、諦めるほかなかった。



 ……。



 ……。



 …………そうして、どれぐらいの間、飛び続けたのか……正直、よく分からなくなっていた。



 なにせ、現代社会とは違い、この世界には時間の経過を知る手段が太陽の動きぐらいしかない。


 いちおう、権能を使って時計を生み出すことは出来たので、最初の頃はそれで時間を見ていたが……途中で持っているのがうっとうしくなって捨ててしまった。


 だって、腹は空かないし喉も乾かないし、トイレに行きたくもならないし、眠たくもならないし、なんなら何日徹夜しようが疲れもしない。


 それで、時間の感覚をちゃんと覚えておけというのが無理な話だ。


 気分的に前世における休憩なし連続勤務の社畜時代を思い出してしまうから、夜は休もうという意識が辛うじて働いてくれているが……正直、休めたという実感はない。



 なにせ、する事が何もない。


 ひたすら、夜が明けるまでぼんやりと時が過ぎ去るのを待つしかない。



 これがまた、退屈極まりない。


 だって、自然しか見るものがないから。



 そう、この世界に来てからけっこう長いというのに、未だに彼女は人間はおろか、動物すら遭遇していなかった。


 だから、本当に退屈だ。くしゃみをしても独り、咳をしても独り、かなり寂しい。


 権能で色々作り出せたとしても、結局は1人遊びなので、ヤル気すら起きない。


 それに、この念じるだけで生み出す力……後になって気付いたが、弱点が一つある。



 それは、生み出せるモノの質は彼女自身がいかに具体的に想像するか……というもの。



 具体的には、『ものすごく固い柱』と念じれば、その通りに柱が出来るし、『甘いリンゴ』と念じれば、甘いリンゴが出来る。


 対して、『変形する人形』と念じれば、確かにその通りに生み出すことは出来るが……どのように変形するのかは、生み出すたびに変わってしまうのだ。


 つまりは、片方『どういうギミックやねん!』みたいな物理法則無視な変形をするのに、片方は『もうちょっと変形しろよ!』みたいな手抜き満載の人形になるのだ。



 なので、試しにテレビゲームとかを一式生み出してプレイしたとて……例外なく酷い中身になってしまうのだ。



 ストーリーはほぼ電波シナリオ(死語)で、音楽も妙に調子のズレた耳障りなモノしかなく、操作感も変な所で爆速だったかと思えば、重要な部分はもっさりとか、そんなのばかり


 そういうのが好きな人なら喜ばしい事なのだろうが、そっち方面への興味が薄い彼女にとっては苦痛でしかなく……自然と、夜は彼女にとって退屈な時間になってしまった。



 ……。



 ……。



 …………で、そっから更に時は流れ……なんとなく、そう、なんとなく……星を何週かしたんじゃないかなと思い始めた頃。



「……この世界、人はおろか動物すら皆無じゃない!?!?!??」



 薄々察してはいたが受け入れたくなかった事実を前に、彼女は両手を地について項垂れるしかなかった。


 その場所は、奇しくも彼女が飛び立った最初の湖だったが……まあ、今はそんな事はいい、重要な事ではない。


 重要なのは、彼女が見た限りの範囲ではあるが、生命体と思わしき存在を一つも見付けられなかったということだ。



 これがまあ、驚くことに……虫すらもいないのだ。



 森が有って海が有って、広大な大地が広がっているというのに、動物はおろか鳥や虫すらも見掛けないなんて、そんな事あり得るのだろうか? 


 正直、それら無しでどうやって森が形成されるのかと不思議に思ったが……だからこそ、そうだ、だからこそ、ついに彼女は……爆発してしまった。



「なにか──ナニカないんですか、創造神様!? 私ってば退屈が極まり過ぎて裸踊りしながら大陸横断とかしちゃいましたけど!?」



 それは、魂の咆哮であった。



「先日なんて、岩に刻んだ絵と一日中会話していたんですよ!? 1人二人羽織ですよ!? ちょっと楽しいって思えてきたから余計に気が狂っちゃうよ、こんなの!!!」



 自覚していたが、ついに我慢しきれなくなった彼女は吠えた。


 それはもう、届かないと分かっていてもなお我慢できないぐらいに溜まっていたストレスが、ゴーッと口から飛び出した。


 これは、人間の魂が入ったことによる弊害である。


 始めから創造神として、始めから女神として、そのような存在として生まれたのであればともかく、人間はそのように出来てはいない。


 創造神は気軽に10兆年後とか話していたが、人間にとって10兆年というのは気が遠くなるような時間だ。


 いや、というか、10兆年という月日を想像することすら出来ない。


 だって、体感にして……おそらく1年も経っていないというのに、もう耐えられないと弱音を吐くぐらいにキツイのだ。


 これから先、さらに1年、2年と想像するだけで頭がおかしくなりそうなのに、それは100年200年続くとなれば……ぶっちゃけ、女神ボディじゃなければ自殺しているぐらい辛い状況であった。



「誰でもいい……虫でも何でもいい……話し相手が欲しい……話し相手でなくとも、蟻の巣を眺めるだけでもいいから……自分以外のナニカが欲しい……!!!」



 四つん這いで項垂れていた姿勢から、吊り上げられたマグロのようにビタンビタンと跳ねる。


 ちなみに、格好は相変わらず裸だ。


 最初はちょっと気まずかったが、今では当たり前に成り過ぎていて、羞恥心など全く感じなくなっていた。



 で、だ。



 裸の彼女が今、いったい何をしているのかって、単純に暇で暇で仕方なくて、暇を誤魔化すためにマグロになっているだけだ。


 その様は何処から見ても狂人である。


 誰が見ても女神だと太鼓判を押す容姿だというのに、残念過ぎる光景だ。


 ちなみに、誰に言うでもなく声に出しているのは、少しでも退屈を紛らわしたいという思いからだ。


 まあ、中身は生まれも育ちも平凡な男なのに加えて、溜め込んだストレスで頭がおかしくなっているせいなのだが……っと。



「──そうだ、作ればよいのでは?」



 唐突だが、女神の脳裏に電流が走る! 


 作ればよい……それ自体は、これまで何度か思いついたのだが……電流が走った今回は、これまでと少し違っていた。



「『答えを示す、賢者の書物よ、出でよ』」



 ガバッと身体を起こした彼女は、念じて生み出す。


 それは、『とにかく正しい答えを教えてくれる書物』と強くイメージしたもので……幸いにも、手応えからして上手くいった感じがした。


 時間にして、10秒ほど後で。


 光が何処からともなく集まり、形作り……そうして、女神の権能によって彼女の眼前に現れたのは……彼女の身の丈にも匹敵するほどに大きな、巨大な書物であった。


 書物の外見は、古ぼけた日記……と思ってしまうぐらいに簡素なモノだった。


 書物の表紙には何もなく、色もこげ茶色で、目立つのは大きさぐらいで……が、しかし。



「答えなさい、賢者の書よ。どうしてこの世界に命が生まれないのか、その理由を」

『──答えよう、それはこの世界に『命の種』が存在していないからだ』



 賢者の書から、けっこうダンディーな声で返事をされた。


 そう、真骨頂は、その大きさではなく……女神である彼女すら知り得ていない、正しい答えを教えてくれるという点に尽きた。


 それは、何もかもが手探りな彼女にとって、是が非でも望んでいたモノの一つであった。



「命の種とは、なんですか?」

『命の種とは、万物の命を最初に形作るモノ。全ての生命体の起源はコレから始まり、コレ無くして生命は生まれない』

「……ええっと、つまり?」

『全ての命を遡れば、必ず命の種に辿り着く。どれほど屈強な生命体も、どれほど数を増やした生命体も、始まりは一つの種から始まる』

「へえ、そうなんだ」

『別の世界では、世界樹ユグドラシルとも呼ばれている』

「なんか、聞き覚えがあるような……では、その命の種とやらはどうやって作るの? この世界にはあるの?」

『……この世界には無い。命の種は、その世界の管理者が居ることで自然発生する。あるいは、管理者の権能によって生み出すことは可能』

「──っ、そ、そうなんだ……!」



 思わずバンザイしかけた手を下ろし……ふと、後半の意味深な部分に気付いた彼女は、リスクでもあるのかと尋ねた。



『リスクと表現するかは難しいが、権能によって生み出した場合、本来の……自然発生するまでの時間の分だけ、管理者は眠りに着く必要がある』

「え、寝るの? それって絶対?」 

『絶対である』



 そう断言した以上は、本当なのだろう……一つ頷いた彼女は、改めて尋ねた。



「ちなみに、自然発生するまでの時間は?」

『管理する世界にもよるが、約500億年である』

「ごひゃ……あの、他の女神様とかって、その間どうしているの?」

『質問の意図が分からない、具体的にお願いする』

「あ、えっと、500億年経つまで暇じゃないのかなって」

『──暇ではない。そもそも、女神は時間という概念が無い。女神に限らず、世界を管理するモノにとって時間は存在しているようでしていない。ゆえに、暇という感覚はない』

「えっと、どういうこと?」

『管理者にとって、1秒も500億年も同じにしか感じない。ゆえに、暇という感覚は存在しないし、存在を認識することも不可能』

「……え、じゃあ、私はどうして?」

『人間の魂を流用しているのが原因だと思われる。感覚が残されているから、人間だった時と同じ速さで時間を感じているから』

「──駄目じゃん! 創造神様!!」



 マジで創造神様ったら、物事への感覚が超常的過ぎて、人間の尺度で測ったら頭狂うレベルじゃん!! 



 ……いや、ていうか、実際に狂い掛けていたんだから、レベルなんて生易しい話じゃなかったか。



 思わず頭を抱える彼女……しかし、すぐに切り替えると、賢者の書に『命の種』を生み出すにはどうしたら良いのかを尋ねた。


 すると、他の物を生み出す時と同じように、『命の種よ、出でよ』と念じればすぐにでも種は生み出せるとの答えを出された。



『ただし、生み出して間もなく眠りに着くので、注意が──』

「よし、『命の種よ、出でよ』!!!」



 ならば、躊躇する必要はない──いざ、ナムサン!! 



『──忠告する、後先考えない行動は己に不利に働くだけだということを』



 なにやら賢者の書からブツブツと言われたが、そんな事を気にする余裕などとっくに彼女は失っていた。



 なので、後先考えずに権能によって『命の種』を生み出し──ん、あれ? 



 はたしてどんな形をしているのかと、ちょっとドキドキしながら結果を見守っていた彼女であったが……その期待は、肩透かしという結果で終わった。


 何故なら、ぽとん、である。


 擬音にすればそんな感じの、小さな種。


 ぶっちゃけると、向日葵の種のようなそれは、神々しいナニカがあるわけでもなく……ぽとん、と地面に落ちた。



 ……いや、まあ、うん。



 いちおう、超常的な事は起こった。


 具体的には、地面に落ちた命の種(見た目は向日葵の種)が、もぞもぞと勝手に動いて地面に潜ったのだ。


 それだけを見れば、まあまあなホラーだ。


 正直気持ち悪いし、種みたいな外見なのに生きているんかいと飛び跳ねそうになった。


 けれども、それだけだ。


 どうなるのかなと少しばかり上空にて見守ってた彼女だが、潜ってからの変化が無い。


 もしや、失敗したのではなかろうか。



『いや、成功している。ただ、命というのは今日明日で出来上がるものではない。自然発生するのと同じく、相応に長い時間を有するのだ』



 そう思って尋ねれば、賢者の書は何処となく呆れた様子で──うん? 


 くらり、と。


 急に体の力が抜ける感覚を覚えた彼女は、慌てて地面に降りようと──考えた時にはもう、フッと視界が暗転し──コツン、と身体が固いナニカに当たった感触を最後に、何も分からなくなった。



 ……。



 ……。



 …………そうして、フッと水面へと浮上するように、我に返った彼女は……状況が分からないまま、とりあえず身体を起こすと。



「わぁ、太陽が美しい……」



 視線のはるか彼方の先。


 何処までも広大に広がる星々の輝きと、その中にひと際輝く恒星に、思わず目を細め。



「わぁ、すごく高い……」



 地面とは違い、見覚えのない崖から見下ろせば、『地球は青かった』と言いたくなるような、美しい惑星の姿が確認出来て。


 頭上を見上げれば、数百メートル先にて丸く広大に広がる枝葉。


 それを見て、己が居る場所が、超巨大で超長い樹木の途中にて突き出ている、枝葉の一つであることに気付き。



「わぁ、命の種ってば、やべぇ……」



 想定していたデカさの数万倍以上にもなっている事に、改めて人間の尺度で考えてはいけない事を思い知った彼女は。



「……どうやって降りよう?」



 とりあえず、途方に暮れるしかなかった。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る