rabaoの微笑み

@rabao

第51話 恋をした夜は

もてない僕が迷い込んだ強面の闊歩する恐ろしい世界。

時代は流れクリーンに生まれ変わったこの街には、綺麗な女性がひしめいています。


お金を払わなければ目も合わせてもらえませんが、それさえ払えば全ての夢が叶います。

遠い異世界に行かなくても、現実世界にもこんな夢の様な街が存在します。

ドラクエでパフパフしまくった方も多いと思います。あの勇者ばかりにいい思いはさせられません‼️


今度の冒険では、あなた自身でパフパフを体感いたしましょう!

必要なのは、生活を切り詰めたゴールドとほんの少しの勇気です。


今は現代、病を恐れる事なかれ!

まずは生活を改めよ。無駄を省くのです!

聖剣と聖水を駆使し全ての姫達を救うのです。


さぁ勇者よ、いざ街に繰り出さん!





2023/5/30 えま 恋をした夜は


中学生の頃に罹った病に、この年になって再びかかってしまったようです。

発症するとウキウキした曲が好きになります。


『恋をした夜は、すべてがうまくいきそうで・・・』


昔聞いた時は、なんだかなと思っていた曲ですが、最近は大好きでよく聞いています。

今の僕の気分にマッチしているようです。


恋の病とは言い得て妙です。

日記の写真を見たり、頂いた手書きの名刺を指でなぞる度に、心がかき乱されてしまいます。図々しい事なのですが、この病気を治してくれるお医者様は、エマちゃんしかいないのです。


今日はそんな僕の心の治療にやって参りました。

電車の中でお店から、1時間遅れた時間にご案内になります。と伝えられます。

僕より先に入った兄貴が、延長でもしたのでしょうか。

僕のか弱いメンタルが波打ちます。


喫茶店で本を読んで時間を潰してから外に出ると、すっかり夜の街になっております。

煌びやかな看板が街にあふれ、エロティックなお城もライトアップされています。

どこのお店も、ココだよ! と僕にアピールをしてくれています。

周りのネオンの華やかさにときめいて、ウキウキとしながらお店に到着します。


豪華な待合室で暫く待っていると呼ばれます。

どうぞ、と呼ばれたカーテンの先で、エマちゃんがニコニコとしながら待っていてくれます。

何度お会いしてもこの子は綺麗です。


今日のエマちゃんは、僕のこと覚えていてくれました。

3度目の正直です。

多少でも僕は、エマちゃんの心に食い込むことができたのでしょうか。

お部屋に入ってエマちゃんにベタベタします。


前回の口コミは非掲載だったと言うと、何を書いたか読みたいと言いだします。

僕の書いた評価を、御本人が目の前で読む。


これは公開処刑でしょうか。


エマちゃんが過去に在籍していた〇〇〇にも是非行ってみたい。などと書いてありますので、

そういう部分を読むごとに、チクリチクリと刺されます。

でも、僕のエマちゃんに対する気持ちは分かって頂けましたでしょうか?


こんなの掲載される訳ないじゃん。

次も落ちます様に・・・。パンっと手を合わせて天井を拝んでいます。

ひどい言われようです。


出だしの正座で緊張してしまいましたが、気を取り直してイチャイチャとさせて頂きます。

今日も、ものすごく可愛いです。


エマちゃんは、見て欲しいものがあるのと、トルコ石のような美しい色の下着姿を披露してくれます。

そして、 ココ♡ と言いながら、見せてくれたエマちゃんのヒ・ミ・ツ。


一瞬、目を疑うような驚きでした。

こうやって人を楽しませることを、自分でも楽しめる女の子だからこそ、とてつもなく惹かれてしまうのでしょう。

興に乗ったのか、僕だけのために素敵なポーズを取って、くるくると踊ってくれます。

僕はカメラマンの様に、エマちゃんを心のフォルダに収めていきます。


お風呂では、エマちゃんに椅子に座ってもらい、下から覗いてみます。


なんという迫力でしょうか!


大興奮で飛びつこうとしますが、上からシャワーをけられます。

目も開けられず息もできません。

もがき苦しんでスケベ椅子から這い出すと、エマちゃんは笑いながらお風呂に入っています。一緒に入らせてもらい、お姫様抱っこでエマちゃんを抱き寄せます。

こんなに近くでエマちゃんが見つめてくれます。

柔らかくみずみずしいエマちゃんを頂きます。


お風呂から上がってエマちゃんとイチャつきます。汗が止まらない僕を、タオルでミイラ男のようにしてしまいます。

こんな行動も、全て楽しく感じてしまいますが、突然エマちゃんに、女の顔が浮かびます。


私、知ってるんだけど・・・

最近〇〇ちゃんに興味持ってない?


うぉっ!。これは、ビビっちゃう話し方ですが、やきもちを焼いてくれるんですね。

なんか嬉しいです。


気を取り直して、大好きなエマちゃんを味わいます。

この行為は何度かしか、したことがありません。


楽しい時間は早いものです。あっという間に終了時間です。

グミが好きだというエマちゃんに、硬いミルクケーキをプレゼントします。

がっかりした表情を楽しみたかったのですが、素直に喜んでくれます。

欲しいものなど無いと思いますが、こんなつまらない物に喜んでくれるエマちゃんは、すごく優しいのでしょう。


今日は少しビビりましたが、そんなことがあったので、ちょっとだけですが、一緒に暮らしているような夢を見ることができました。

本当に幸せで楽しい時間でした。

ありがとうございました。


駅までの道すがら、ちょっと焦ります。僕の家までは、結構な距離があります。

もう終電の時間まであとわずかです。

エマちゃんとの会合は、遅くなると、途中下車で夜を明かす必要があるかもしれません。


恋をしててもしなくても、全てがうまくいくのは、きっとイケメンだけなのでしょう。


なんとか間に合いましたが、走ったせいかいつもより苦しい感じがします。

薬の効果は一時的です。

処方された特効薬は、即効性はありますが持続性はあまりないようです。

副作用で症状が悪化した様に思います。

もう、薬なしではダメな体になってしまったのかもしれません。


さっき会ったばかりなのに、エマちゃんに会わないと崩れてしまいそうです。



また、あそんでね。





たいして面白くもないレポートですが、僕の風俗訪問の思い出です。

お読み頂きまして有難うございます。

一話で1レポートですが、別案件も読んでもらえると嬉しいです。


全話読破で立派なラバラーに認定します。

自己満足ですので、厳しくしないでね♥️


口コミサイトで非掲載が多いので、思い出を残す為に投稿しました。


現場調査費用を稼ぎた~い!

ポッチッとしてね。

( `・∀・´)ノ ヨロタノー (女の子の真似)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る