第37話 純白のカサブランカ

2024/2/28 ユリ 純白のカサブランカ


笑顔でおどけたポーズをとっている写真は、僕の心を鷲掴みにしました。

初日に訪問が出来なかったのですが、もし二日目があるならば、必ずお目にかからねばならない女の子です。


定時に仕事を終えて、いつもの道を駆け抜けていきます。

今の僕にうっかりは通用しません。

渋滞で顔が歪んでしまいます。

駐車場で迷っている場合ではありません。

今日はどんなに高い駐車場でも良いのです。

最寄りの駐車場に車を頭から突っ込みます。

小走りにお店のドアを開けると、大勢の男たちがこじんまりとした待合室にひしめいていました。

お目当ての女の子はまだパネルに映っていますが、この状況ではやばいかもしれません。

整理券を頂いて順番を待ちます。

人気の女の子とレアな女の子の映っているパネルが、僕にかすかな望みを与えてくれます。

どうか、あなた達の魅力を振りまいてください。


「ツムギさんで・・・」

受付から声が聞こえます。

よし!ナイスレア嬢。

心のなかでガッツポーズです。


ようやく手に入れたチケットを大事に受け取ります。

外出してすぐに予約を見てみると、あの子もあの子もレア嬢も、すでに完売になっていました。

夜の待ち時間はすることがありません。

食事をしている女の子達の楽しげな表情を眺めて、おしゃべりと一緒に動く指先の軌跡を追います。


時間になりエレベーターの扉が開くと、サラサラの黒髪に白く健康的なタンクトップ姿のユリちゃんが、写真のまんまで待っていてくれました。

僕は、ついに出会ってしまったのかもしれません。

自分とは全く次元の違う格上のお姫様に。

身分の違いをまざまざと思い知らされるような神々しさです。


ハグをして頂くと、首元からバニラチョコレートのような香りが、甘く僕を誘ってくれます。

ほっそりとした身体ですが、ふんわりと柔らかさも持ち合わせています。

お部屋に案内していただいて、ユリちゃんのサラサラな黒髪を指に絡ませます。

キューティクルの整った黒髪は、僕の指をすり抜けて元の形状に戻っていきます。

腰をおろしていただいて、足首から徐々に柔らかさを増していく方へゆっくりと歩みを進めていきます。

フリルの付いたパンティの終着駅はなんと気持ちの良い処なのでしょうか。


横になっていただいて、プロフィールに書かれたもちもちのお尻も頂きます。

パンツについたフリルをめくりあげて、その中にある秘密のモチモチ感を体感します。

パンツを半分だけおろしてお尻の柔らかさに顔を埋めます。

極上の快楽です。


ブラジャーを外すとスラッとした体型にぷるんとしたお胸が備わっています。

バストトップは期待を裏切らない、魅力的な形状の宝物です。

軽く含めば実によく馴染みます。

ユリちゃんの素材の味を、余すところなく楽しませていただきます。


シャワーでは洗ってくれました。


「アイドルじゃないんだから興奮し過ぎだよ。」

「お酒のんでるの?」


僕はお酒もクスリもやっていません。

興奮しているのは、ユリちゃんにメロメロだからなんですよ。


お部屋に戻ってユリちゃんが聞いてくれます。

「どんなのが好き?」

「今はどんな気分なのかな〜?」

横になった僕に、ユリちゃんがキスをしてくれます。

覆いかぶさったユリちゃんは僕の胸を攻めながら、細い指先でショパンを奏でるように僕の鍵盤をを弾いてくれます。

「まだ二日目だから」と謙遜していますが、凄いテクニックです。

僕の興奮を見透かすように、ユリちゃんは僕にささやきます。


「もっと楽しませてあげる。」


ユリちゃんと、太ももと、指先に挟まれた僕は、もちもちの柔らかさと、湿度を帯びた魅力と、繊細に攻める指先に挟まれて興奮の絶頂を迎えようとしています。


ユリちゃんは艶めかしく、僕をじっくりと見つめています。

ユリちゃんが自然に僕を導いてくれます。

ユリちゃんにを感じる僕の手が、貪欲にユリちゃんの素肌を求めています。

サラサラとしてもちもちと僕をいざないます。


体勢を変えようとすると、ユリちゃんはお互いが良く見えるような器用な体勢で、僕に新たな世界を見せてくれます。

ユリちゃんのお顔と、愛し合う二人の愛の形をこんなに近くで鑑賞できます。


「楽しんでるだけだよ〜」

ユリちゃんの優しい手ほどきで、僕も更に興奮が増していきます。



いよいよ体勢を変えさせて頂いて、ユリちゃんを抱き寄せます。

サラサラの素肌とサラサラの黒髪の両方が、ユリちゃんに回した僕の腕に感じられます。

高い鼻、柔らかな素肌、僕はユリちゃんを離れられない程に引き寄せて最後の願いを込めていきます。

僕らの未来を込めていきます。



ユリちゃんはイチャイチャと笑いながら、僕らの未来をポイと捨てます。



気品の漂うこのたたずまい。

指はしなやかで細く、指先の爪はあくまでも小さく。

笑ったときに現れる鼻の上のしわまでも、僕の心をこれほどまでに惹きつけます。


この子はきっとどこかのお姫様ではないのでしょうか。

すべてを投げ出しても守りたい。

そんな感情が湧き上がってくるようです。

これほどまでに気持ちを動かすことのできる人間に、出会えた事は今までにありません。



可愛くて、髪が長くて、色白で、

スラッとしていて、気持ちよく、

よく笑うのに、実はツッコミ。


もう、すっかり純白の天使に夢中です。



また是非とも、お誘いをさせてください。



ほんの少しだけでも、

お会いさせてください。




たいして面白くもないレポートですが、僕の風俗訪問の思い出です。

お読み頂きまして有難うございます。

一話で1レポートですが、別案件も読んでもらえると嬉しいです。


全話読破で立派なラバラーに認定します。

自己満足ですので、厳しくしないでね♥️


口コミサイトで非掲載が多いので、思い出を残す為に投稿しました。


現場調査費用を稼ぎた~い!

ポッチッとしてね。

( `・∀・´)ノ ヨロタノー (女の子の真似)

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