効果的な広告の仕方

歌方叶音

1話 タグの付け方

タグの付け方って悩みますよね。意外と何を付ければいいのかわからないという話を聞きます。


例えば、ジャンルを表すものは多分すぐ思いつくと思います。恋愛、SF、推理、人間ドラマなど。ただ、それだけでは言い表せなかったり、これはどのジャンルになるんだろうというものもあると思います。例えば、ライトノベルに入るのか、そうでは無いのかが分からないとか。かなり曖昧な基準ですし、突き詰めていくと娯楽小説という意味になり、そんなのほとんど当てはまるじゃんという話になってくるわけですね。でも、果たしてその根本の意味で判断できる人達はどれほどいるのでしょうか。


広告的な効果は、パッと見てどう思うかで決まります。ライトノベルはアニメっぽかったり、非日常的だったり、軽くて読みやすかったりするようなイメージが先行していると思います。そういうものは、ネットだとか実際の小説だとかを見ると分かります。辞書通りの意味では無かったりするんですね。そういう、生きた動きの世の中に合わせてみるというのも、宣伝効果を発揮すると思います。


マニアックな例ですけど、昔っぽい畏まったモチーフだけどテーマが娯楽小説的なものだ、どうしようという場合は、その時代の見方に合わせてみるのも面白いです。昔の時代から見て娯楽小説なら、そこに当てはめてみるのも面白いです。そういうふうに親しみを持たせたい場合に、敢えてそう理由を作るのも面白いかもしれないです。また、今のイメージに合わせて、やっぱりラノベだと読みやすく、非日常的でわちゃわちゃ感が強いから、言いたいものと違うと思うのなら、他のジャンルにするのも良いでしょう。純文学、推理、SFなど、細かい特定のジャンルを選んでみてください。


次は、内容のタグです。ハッピーエンドですか、バッドエンドですか、メリーバッドエンドですか。どんな主人公ですか。恋愛ものですか、友情ものですか。心が温まる話?世の中を懐疑的に見直すような話?何が狙いの話?このように内容を突き詰めて考えてみましょう。


例:チートキャラのヒーローが、自分の力を過信し、好き勝手にして周りから嫌われたり、独自の正義で走ることで国をめちゃくちゃにしてしまったりするところから始まる。そこから反省し、謙虚に生きる方法を学ぶ。厳しい道のりで、彼が心を入れ替えたのか最後まで疑う者はいたけれど、彼はその人たちもそのままでいい。自分はそれだけひどいことをしたから。という器の広い人間になり、尊敬される人物になる話。ここから、人は変わることが出来る、自分を過信せずに謙虚に生きることの大切さを伝えたい。また、世の中にあるなろう系とは一味違った物語ということも伝えたい。


このような作品だとします。どんなタグをつけますか?


#ファンタジー #ライトノベル #なろう系主人公 #変則系なろう系 #苦労する主人公 #成長もの #チート #厳しい世の中 #人間ドラマ #光堕ち #ハッピーエンド #王道そうで王道じゃない


こういうようなタグを私は考えました。あくまで私のタグの付け方ですが、このようにジャンルや内容と、ほかと一味違った様子などもアピールしてみましょう。



















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