75『性癖の欲望に忠実なまでに従ってしまった女(これは酷い)』

 棟区 鎬は、酒癖が悪い。


 しかも他人様に大変迷惑を掛ける、あまりにタチが悪いタイプの酒癖だ。

 その酒癖の悪さが発覚したのが、鎬が二十歳になってすぐのことである。

 一度お酒でも飲んでみようかしら、くらいの思いつきみたいな考えで、鎬は人生初の飲酒を試みることとなった。

 酒で大失敗する、なんて話はよくある話で、何かのタイミングで酒の席があったときのために自分自身の酒癖とアルコール耐性をチェックしておきたい、と言うのが鎬の建前であった。

 その時に鎬はすでに独り暮らしを始めていたので、何故かその説明を電話越しで受けた秋水は、ほーん、そりゃ頑張ってね、と全くの他人事で聞き流していたのだが、続く鎬の説明に頭を抱えることとなる。


『外で失敗したら笑えないじゃない。だから最初は家で飲んでみるわ』


「ふーん、良いんじゃね?」


『でもそうね、私がアルコールに弱い可能性は十分にあるわ。義姉さんが正に下戸だもの』


「ふーん、母さんと鎬姉さんは遺伝子的な繋がりゼロだけどな」


『だから家で飲んでも危険な場合もあるのよ』


「ふーん、なら止めとけば? アルコールは筋分解を促進させるし」


『故に保険を掛けたいの』


「ふーん?」


『だから秋水と添樋(そえひ)に来て欲しいの』


「は?」


 つまり、初めて酒を飲むからその介護要員として秋水と、そして秋水の妹に来てくれと。

 ははは、ご冗談を。

 乾いた笑いで返すものの、鎬の要求は変わらず。

 ならば、酒のことならある程度は父も知っているわけだから、たまには兄妹水入らずで家呑みしてろよ、と言っても、それじゃあ華がない、とのこと。それに兄さんと義姉さんをたまには2人でゆっくりさせるのも悪くないじゃない、とか何とか、まるで事前に用意していたかのような台詞である。完全に建前だ。

 さてはこいつ、甥と姪を侍らせて酒を飲んでみたいだけだな?

 別に鎬は秋水の父や母と仲が悪いわけではない。むしろ良好だ。

 しかし、鎬が一番可愛がっているのは秋水の妹で、時点で恐ろしいことに秋水である。

 その2人をたまには侍らせたいと。なるほど。冗談ではない。

 独りで勝手に飲んでろと秋水は断固拒否の姿勢を見せるも、それじゃつまらない、最初だから不安、たまには良いじゃない、と電話越しに鎬は駄々を捏ねに捏ね、最後にはぐすんぐすんとか言う始末。泣き真似である。もうちょっと演技を何とかしてもらいたい。

 最終的には秋水が折れる形となり。


「分かった。俺が行く。でも夜遅くなるかも知れねぇし、添樋は駄目だ」


 とりあえず、妹を生け贄に差し出すことだけは防いだ。

 当の妹からは、えー、私も行きたーい、とか言われて不評を喰らったものだが、それでも当時の自分は良い仕事をしたと今でも思っている。

 決戦は休みの日の昼間から。

 父からは、まあ大丈夫だとは思うけど、ほどほどにさせるようにな、という台詞とは裏腹に1升瓶の日本酒を持たされ。

 母からは、お酒なんか飲まなくても良いと思うけどねぇ、と言われながら酒のつまみになりそうな食べ物を持たされ。

 2人ともついて来れば良いのにと思いながら、渋々と秋水は鎬の家へと向かった。


 さて、話を最初に戻してみよう。


 棟区 鎬は、酒癖が悪い。

 大変、酒癖が悪い。

 酔っ払うと人は本性が出てくるとは言うが、はてさてこれが血縁者である身内の本性ですと言われたら、秋水ならば目を覆いたくなると言うものである。

 とにもかくにも、棟区 鎬は酒癖が悪い。

 飲んで吐くわけではない。

 酔って暴れ出すわけではない。

 いきなり泣き出すわけではない。

 しかしながら、その酒癖は非常にタチが悪い。




 酔うと、性的に、非常に、オープンになるのである。




 ちなみに、今の言い方はとてもとてもオブラートに包んだものである。

 鎬が人生で初めて飲酒をした日、介護要員として駆り出されてしまった秋水は、見事にその餌食となった。

 2人揃って、人生で最大の失敗、と称するレベルでの大失敗である。

 秋水は喧嘩をしたことがない。

 人を殴ったことはない。女性ならばなおさら殴るわけにはいかない。まして身内ならば一層のこと。

 しかし、今なら思う。


 あの時、鎬を殴っておけば良かった、と。


 そうすれば、お互いにトラウマを抱えずに済んだのだろうな、と。




 そして、現在進行形として、祈織にやらかさずに済んだのではないか、と。




「えぐえぐえぐえぐ……」


 さて現在、秋水は生き地獄の真っ只中である。

 いやー、地獄、これは地獄、金曜日にチワワのせいでクラス中から晒し者にされたあのクラスの雰囲気なんてゲロ甘ウルトラスーパーピンクに感じてしまうくらいの正に地獄。

 質屋 『栗形』 の店の中、秋水は顔を真っ青にしたまま、ひたすら祈織を慰めていた。


「ひっく……ぇう……うわわわぁぁ……」


 店のカウンターにある椅子に座らせてもらい、祈織をその膝に乗せ、ぴぃぴぃと泣き続ける祈織の頭を撫でつつ、背中をただただ優しくぽんぽんと叩いている。

 やっていることは完全に泣いてる子供のあやし方で、しかも身長が140くらいしかない祈織相手には全く違和感がない悲しい光景ではあるのだが、秋水の胸にしがみつくようにして泣いている祈織も、そして絶望感で頭をくらくらさせている秋水にも、それを気にしている余裕など一切なかった。


 やりやがった。


 ついに余所様に手を出しやがった。


 外で酒を飲むなとあれほど言っていたにも関わらず、ついにヤっちまったぞあの叔母。


 目の前が真っ暗になるのを感じつつ、秋水は胸に顔を埋めてくる祈織の頭を撫で続ける。

 時折、ふにふにと祈織が胸を揉んできたり、顔を擦りつけたりしてきているのだが、秋水はそれも気にしている余裕がなくなっている。


「ふえぇぇぇ、大胸筋、大胸筋が全てを解決するぅ……」


 しないと思う。

 そんなツッコミを入れる者は誰も居ない。

 なんなら、おいチビっ娘お口が緩んでるぞ、とツッコミを入れる者すらいない。

 実は祈織、すでに泣き止んではいた。


「ふぇぇん……えーん……」


 いや確かに最初は泣いていた。秋水の顔を見てガチ泣きしていた。

 秋水の顔が怖いからではない。相談出来る人が来てくれた安心感からと、そしてせっかく忠告を入れてくれたのにすっかり忘れてしまっていた罪悪感から、良い大人にもなって普通に泣き出してしまった。

 しかしながら現在は、秋水の大胸筋を堪能している変態である。

 緩んでいるときは柔らかいのが良い筋肉だと聞いてはいたが、自分のとは密度が違って柔らかさの中にしっかりとした手応えで押し返してくる神秘の感触がする、とか思いながら中学生男子の胸を揉んでいる変態である。

 栗形 祈織、趣味はボディビル大会の鑑賞。

 ロリコン共が 『Yesロリータ、Noタッチ』 とか言う標語を掲げているのに完全同意で、祈織も今までは鑑賞専門のお触り厳禁派であった。

 だが現在、情緒が完全にぶっ壊れている。

 棟区 鎬とか言う、頭と顔とスタイルが抜群の女に一晩でぶち壊された情緒がまだ修復し終わっていないところに、祈織の性癖に直球ど真ん中、別に意味でスタイル抜群の秋水が来たことにより完全に暴走していた。

 これは凄い。とても凄い。鎬の胸に危うく性癖をねじ曲げられそうになったが、こっちの大胸筋の方が良いに決まってるじゃないか。危ない危ない。私の性癖はまだノーマルだ。

 秋水の胸にぐりぐりと顔を押しつけながら、祈織は下手くそな鳴き真似を演じつつしっかりと堪能していた。

 残念ながら、最初から性癖はねじ曲がっているようである。


「くすん、くすん……」


 しかし、マジで凄い。

 足の上、正確には大腿四頭筋の上に座らせて貰うとか、普通に考えたら彼氏彼女の関係じゃなければまずしないであろう体勢にさせてもらい、祈織はついでにその大腿四頭筋の感触までちゃっかりと味わっている。

 脚のトレーニングは過酷だと聞いている。

 腕より太く、胴体のように内臓がない下半身は、人体の大部分の筋肉が集中していて、その大量なる脚の筋肉を鍛えると言うのは、筋トレの中で最も苦行である。腕の3倍筋肉があるとすれば、単純計算で脚は3倍筋トレで追い込む必要があるからだ。肩や胸の筋トレはテンション上がっても、脚の筋トレになるとテンションがダダ下がると言うのは良く聞く話である。

 なので、脚の筋肉は、その人の根性と運動習慣を如実に現す。

 その間点で言うならば、秋水の脚は、マジで凄い、の一言しか出てこない。いや、油断したらヨダレと鼻血がセットで出てきそうだ。

 むっちむちである。

 むっきむきである。

 分厚い。同じ人間だろうかと思うような感触。これが筋肉。やべぇ。

 祈織はフィジーク大会があまり好きではない。

 フィジークとは上半身の筋肉バランス、髪型、パンツ、ポージング、それらの総合評価をする美の大会である。

 ボディビルとは似て非なる大会であり、祈織はフィジーク大会はあまり好きではない。と言うか、フィジークはボディビルの劣化版とすら思っているボディビル過激派思想である。

 ボディビルとフィジークの違いは様々なのだが、大きい違いとしては、全体的な筋肉の大きさを競うのがボディビル、上半身の筋力バランスという見た目の美しさを競うのがフィジーク、である。

 基本的にはフィジークは下半身の筋肉をとても過小評価する。と言うか、評価しない。そして筋肉が大きすぎてもバランスが悪いとか言う。ふざけんな。

 見た目のバランスとか言うその人毎に感性が違う美しさを基準にして、筋肥大から逃げるんじゃない。

 過酷な脚のトレーニングから逃げるチキンレッグめ。

 筋肉は大きい方が良いじゃないか。単純明快で分かり易い男らしさじゃないか。

 フィジークの方が好きとか言う人がいたら、顔を真っ赤にしながらもそんなことを考えてしまうくらいに、祈織はボディビル支持の過激派である。

 これで自分の性癖がノーマルだと認識している辺り、ちょっとした異常者だ。

 平たく言って変態である。


 補足として、もちろんながらフィジーク大会は良い大会である。


 現在、祈織は秋水の大胸筋と大腿四頭筋、そして抱き寄せられている格好なので上腕二頭筋まで堪能しつつ、こっそり腹斜筋と腹直筋までさわさわしている。

 うへへ、触っちゃった、触っちゃったよ私。

 祈織、顔が、だいぶヤバい。

 出会った当初、触ったら警察に捕まっちゃうから、と秋水の筋肉を触るのを固辞していた祈織の決意は豆腐のようなものだった。いやそれは豆腐に失礼か。

 いや触らせてくれるし、何も言ってこないし、嫌がらないし、これくらいセーフセーフ。

 そんな言い訳が祈織の頭を飛び交っている。

 なんならば、ぐへへへ、触らせてくれちゃうなんてビッチな方がイケナイんだぁ、などと思っている脳内ドピンクの猿である。

 これは酷い。


「く、栗形さん、そ、そそ、そろそろ、あの、落ち着きましたか……ね?」


「ひぃぃん」


「ぉうふ……」


 あまりにも動揺しすぎていて、胸を揉まれようと腹をなで回されようと気にしている余裕が全くない秋水は、ただただひたすら祈織をあやすボットに成り下がっている。

 鎬がやらかした。

 ついに余所様を、しかも同性を食べやがった、性的に。

 同意の上じゃないならば、これ訴えられるでしょ。しかも絶対負けるでしょ。終わりでしょ。

 しかも、こんな泣き方する程のアレコレな手の出し方をしたとか、トラウマもんじゃん。人として最悪じゃん。

 ショックが大きすぎて秋水は真っ白になっている。

 そして情緒が粉砕されて大暴走中の猿、ではなく祈織は、顔面が完全にふやけきっている。

 鑑賞専門お触り厳禁派、なんて格好を付けていたが、あんなのはただお触りする機会がそもそもなかっただけ、言わば負け犬の遠吠え。筋肉の前に私の意思などないも同然だよね。しょうがないよね。

 祈織の脳内で踊っている言い訳は、すでにこのレベルである。

 秋水は鎬が豚箱送りになりそうなに絶望し、現状は祈織が豚箱送り案件の真っ最中だ。

 これは酷い。




 と、ちりん、と鈴の音が響いた。




 入口のドアに付けられた鈴の音である。

 あ、ヤベェ、来店者。

 こんな状況を見られたならばフリーダイヤル警察さん待ったなしである。

 嫌だ。鎬と一緒に警察のお世話になるのだけは嫌だ。

 慌てふためきながら秋水は入口へと顔を向ける。


「……えーっと、これはどういう状況かしら」


 被告人、棟区 鎬であった。


「おいコラ鎬姉さん貴様っ!!」


 秋水、普通にぶち切れである。

 ただでさえ超低音のバスボイスなのに、更に輪を掛けてドスを効かせ、挨拶もなしに鎬へ怒鳴る。

 あまりにドスが効いた声に、ひゅ、と胸にいる祈織が息を飲む。

 あ、冷静になった。

 ただいま現実。

 ぐへへ、なんて危ない顔をしていた祈織は、すん、と真顔に戻る。どうしよう、ちょっとチビった。


「おっと、凄いキレかた。どうしたの秋水?」


「どうしたもこうしたもあるか! 栗形さんのこと聞いたぞこっちは!!」


「あら耳が早い」


 激怒している秋水を見てもなんのその、鎬の方は相も変わらず飄々としたものだ。反省の色も見当たらない。

 そんな鎬の態度に、おん? と秋水は眉を顰める。

 鎬がいつも通りすぎる。

 秋水を相手に人生最大の大失敗をぶちかましてしまった翌日、鎬はどんよりとお通夜ムードを漂わせ、警察に自首しに行きかねないレベルで気に病み、ただひたすらに謝罪の言葉を垂れ流すという、見ているこっちが可哀想になるほどに反省の色一色であった。

 それなのに、今日の鎬は表情1つ変わらない、つかみ所のない真顔のままの鎬である。

 これは、なんだろうか、意外と秋水が恐れている事態には発展しなかったのだろうか。確かに現状秋水が把握しているのは、朝になったら祈織の隣で裸になって寝ていた、という最悪すぎる状況だけである。

 もしくは、わずか3年と少しで他人と寝るのは全然気にしない女になった、とは思いたくないのだが。


「そうね、誰かと飲むお酒はやっぱり楽しいわね。正直だいぶ危なかったわ」


「危なかった?」


「セーフよ」


「なに基準!?」


 被告、無罪を主張する。

 これはどっちだ。ワンチャン無罪か、それともクソに成り下がったか。


「落ち着いて秋水、店長を抱っこしたままだと見た目が微笑ましい感じになってるわ」


「誰のせいだと……っ!」


「そして聞いてちょうだい秋水、たぶん勘違いしているわ」


「あ? 勘違い?」


「流石に同じ失敗はしないわよ」


 あ、光明が見えてきた。

 同じ失敗とは、まあ、どう考えたってあの事件のことだろう。

 あれはお互いの心に深い傷をしっかりと残してしまった大惨事であった。

 それを繰り返さない。同じ失敗はしない。流石は鎬、PDCAサイクルをぶん回す、出来る女である。




「最後まではシてないわ」




 もう駄目だこの女。

 秋水は一度がくりと項垂れた。胸元で祈織が、むきゅ、と鳴いた。

 それからがばりと顔を上げ。


「最後まで“は”ってなんだよ!?」


「そもそも女同士で道具もなしに最後まで出来るわけないじゃない」


「よーし、ちょっと栗形さん下ろしても良いですか? 今からあの犯罪者に拳で制裁を加えてきますね?」


「待って待って、キレ散らかして怖いわ秋水」


「問答無用で蹴り掛かってないだけマシだと思ってくんないかなぁ!?」


 どうどう、と鎬は秋水を宥めようとする。馬か何かの扱いである。

 つまり、なんだ。

 最後まではしてないが、それに近いところまではやらかしやがったと言うことか。

 駄目じゃねぇか。


「確かにアウトなところを触ったり揉んだり撫でたりしたけど」


「アウトじゃねぇか!!」


「でも私もされたわ」


「え?」


 と、急に流れが変わった。

 え、そうなの?

 思わず胸元に顔を埋めっぱなしの祈織へ視線を下ろしてみると、コアラの子供のようにくっついたままの祈織の耳が真っ赤に染まっていた。


「なんなら私の方が触られたし揉まれたし撫でられたわ。なんならついでに吸われたわ、勧めたのは私だけど」


「栗形さん!?」


 いや、ちょっと待った。

 え、もしかして同意の上でのことなの?

 それに近しいと判断されるような感じのことなの?

 てっきり鎬が一方的に、あー、アレが、コレして、ごにょごにょ、うん……みたいな最悪の犯罪光景を想像していたのだが、え、これは自分が口を出す方が野暮みたいな感じなのか?

 どういうことなのかと祈織を見下ろすも、当の本人は抱っこ状態のまま耳まで真っ赤になって固まっている。

 いや、僅かに震えている。

 ぷるぷると小刻みに振動して。


「……ぅぐ」


 原告である栗形 祈織の脳内には、昨夜の記憶がフラッシュバックしていた。

 超至近距離で殺人的な色気を垂れ流して、色んなところを弄ってくる鎬。

 酔っ払いである。

 そして、何だかんだと言いながら、祈織もお酒を飲んでいたのである。

 同じく酔っ払いだったのだ。

 そりゃ最初は抵抗したけれど。

 したのだけれど。

 いやいや、あんな美人でスタイル抜群の美女に迫られたら、女でも悪い気はしない。これ男相手にやったら間違いなく一発ベットだよ。そんなレベルの迫り方である。

 しかも、いつもと違って甘甘の甘なくらいに甘やかしてくる。

 母性だ。

 圧倒的な母性である。


 それは、独り立ちする前に両親を亡くしてしまった祈織に綺麗にぶっ刺さった。


 結果として、陥落した。

 セクハラをかましてくる酔っ払いに、ブレーキの壊れた酔っ払いが甘えるという、地獄のような光景が完成してしまった。

 具体的には、赤ちゃんぷれ




「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」




 恥ずかしさが限界突破。

 再び祈織はギャン泣きした。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【疑い】酔っ払ったAは、強引にBへ関係を迫った。

【正解】酔っ払ったAに、酔っ払ったBがおぎゃってバブった。


 これ、R15相当、では……?


 ちなみにフィジーク大会は、「ボディビル大会は威圧感がなぁ」「怖いしなぁ」、みたいな人にお勧めです。ボディビルは筋肉の鑑賞、フィジークは美の鑑賞。ミスコンの男性版みたいな感じで目の保養になります。

 ……ミスコンは性差別で叩かれるのに、フィジークは叩かれないのが不思議ぃ(;´д`)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る