32『後出し交渉とか言う卑劣な行い(無知)』
明らかに気落ちしてしまった鎬の手を引いて家の中に戻りはしたが、正直なところ秋水には今の鎬を気遣う余裕はなかった。
まあ、余裕があったところで気遣うかと言われたら、鎬相手である以上は全く気にしなかっただろうけれど。
とりあえず鎬はダイニングテーブルのところに座ってもらい、水持って来ると言って秋水は自室の方へと引っ込んだ。
部屋には予め汲んであるポーションが入ったペットボトルが8本、合計して4L。
それらを秋水はがばりと掴みつつ、頭では全く別のことを考えている。
鎬には、ダンジョンの入り口が、見えていない。
これは確定なのか。
ダンジョンの入り口を見るには何かしらの条件が必要なのか。
鎬以外の人はどうなのだろうか。
疑問は次々に湧いてくるが、今考えなくてはならないのはそれらではない。
ここから、鎬に対してどう身を振るか、である。
とりあえず、鎬はダンジョンの入り口を認識できない、という前提で良いだろう。
他の人は今のところ分からないし、何らかの条件で見えるようになる可能性はある。明日になったら見えるかもしれない。しかし、今のところは見えていない、という前提とする。
そうなると、ポーションの存在を素直にゲロった場合のデメリットというものの大半はなくなる。
ダンジョンの存在をそもそも認識できないのなら、ダンジョンアタックを禁止される恐れなどほとんどないからだ。
これは大きい。
秋水にとって、これは大きいのだ。
さてどうする。
今からこのポーションを鎬に渡して、なんて説明する。
少なくともただの天然水ではないことくらい、鎬だって気がついているはずだ。
どうする。
ダンジョンがバレる心配がないとしたら、どう説明するのが最も良いだろうか。
ただし、これから先もバレないという保証はない、という微妙なる状況だ。
頭がフル回転で、秋水の口元がにやりと歪む。
突然分かった大チャンス。今から鎬にどう話すかで、ここから先が大きく変わる。チャンスの女神に後ろ髪などないのだ。
「定期的に鎬姉さんにポーションを売りつけるか? 出所不明ならワンチャン行けるか?」
ブツブツと呟きながら、自室に雑に転がしていたリュックサックを手に取る。
ジムに行くときとは別の、外出用に使っているリュックサックだ。昨日、鎬に会いに行くときに背負っていたものである。
それを開くと、中にはポーション入りのペットボトルが1本。
何かに使うかも、と緊急用として入れておいた物である。生半可なメディカルキットよりも安心感が全く違う。
今すぐに交渉で使える追加分は、これ1本しかない。
まさか鎬の目の前で堂々と庭のテントに入り、ダンジョンのセーフエリアからポーションを汲んで持って来るわけにもいかないだろう。
「でも、鎬姉さんにバレるだけならともかく、世間にバレるのは問題だし……あー、鎬姉さんなら口止めすれば……いや、どうなんだ?」
リュックからポーションを取り出して、それを手に秋水は自室の中をぐるぐると歩き出す。
あまり時間を掛けては変な疑いを掛けられる。
とりあえず、約束分のポーションを売り、別の日に売りつけた方が良いだろうか。
いや、それをすると、汲んできた場所を覚えている、と思われかねない。と言うか、確実にそう思われる。
そうなったら、どこで汲んで来たのかを無理矢理にでも吐かそうとするだろう。鎬ならそうするという確信がある。
それに、この場合の交渉は時間を掛けては駄目だ。
相手に冷静になる時間を設けさせてはいけない。やるならば一気にたたみ掛け、引くならば即時撤退が基本だ。
「……いや、そもそも何を交渉するよ?」
そこで、秋水ははたと気がついた。
約束分のポーションを売る。それは既に確定している。
これについての利益は10万円程、となっている。
そして今考えているのは、+αの追加利益をどう得ようか、である。
ポーションの出所を隠せるのならば、鎬へ定期的に売りつけて利益を得るのは可能だろう。
しかし、それは結局リスクでしかない。
出所は不明になったとしても、売り続けると世間にバレて面倒なことになる可能性が常に発生し続けるという点は変わりがないからだ。
「てことは、普通に売って、はいおしまい、の方が安全ってことか?」
呟いてから、秋水はがくりと項垂れた。
ポーションが世間にバレることによる面倒ごとを回避するならば、鎬へポーションを供給はしない方が良い。それで追加利益が得られるとしてもだ。約束分を売るのだって、世間にバレるリスクがある。
ポーションは現代医学を根底からひっくり返す可能性がある。そんな物が世間にバレたらどうなるかなど、考えただけでもげんなりしてしまう。
ダンジョンがバレないメリットは、ダンジョンアタックを邪魔されなくなる、という点に尽きる。
ポーションの出所がバレない、という点については、よく考えたらメリット・デメリットはあまり変わっていなかった。
そもそも、ポーションは世に出してはいけない劇物である。
詰まるところ、鎬から+αの追加利益は得ようとするとリスクがデカい、となってしまう。
約束分のポーションを売って、残りはないから、汲んで来た場所も分からないから、そう言ってしまえば、ポーションを売るのはこれっきりになる。
これならリスクもまだ小さい方だろう。
昨日失敗した金策が、別の形で叶いそうだとテンション上がったのだが、現実に引き戻されてしまった。
いや、臨時収入の時点で十分にありがたいのだが。
「ま、普通に売って終わるか……」
溜息を一つ。
秋水は苦笑いを浮かべながらリュックの中にポーションを再び入れようと、置いていたリュックの口を開いた。
そして、リュックの中を見て。
「…………いや、利益って、お金以外でも、ありだよな」
「ほい鎬姉さん、これな」
テーブルの上にごとごととポーションの入ったペットボトルを雑に置いていく秋水を、驚いたように鎬は見上げてきた。
いつもの真顔。表情から心の内は良く分からない。
ただ、ヘコんでいたのは随分と良くなっているようである。
「……いいの?」
椅子にちょこんと座ったまま、鎬はポーションの方を一度見て、再び秋水を見上げながら怪訝そうに聞いてくる。
何だか思っていたリアクションと違うことに秋水は目を丸くしながらも、鎬の正面の椅子へとゆっくり腰を下ろす。
「え、なにが?」
「なにが、って……随分と気前が良いじゃないの」
「気前?」
「ん?」
互いに首を傾げた。
秋水としては約束分のポーションはさっさと鎬に売りつけて、早く本題に入りたいところなのだが、どうやら第一歩目で何やら躓いてしまった様子である。
何か問題でもあったのだろうかと秋水が考えるより早く、鎬は持っていた小さな鞄を開き、そこから封筒を1つ取り出した。銀行の封筒だ。
取り出したそれを、鎬はすっとテーブルの上に乗せる。
乗せて、手は退かさない。
「まずは50万を用意しているわ」
「は?」
思わず聞き返してしまった。
約束の金額の5倍である。
いや、もしかして自分が聞き間違えていたのだろうか。もしくは酔っ払っていた鎬が言い間違えていたのか。
「え、10万円、じゃなかったっけ?」
「……はー」
目を白黒させながら、確かに分厚い封筒を見ながら秋水は尋ねると、今度は何故か鎬から大きな溜息。
なんだ、どういうことだ。
初手で何かに躓いてしまったのは分かるのだが、何が問題なのかが分からない秋水はますます首を傾げてしまう。
50万円をいきなり出してきた行動を全く理解できていない秋水を、鎬はまじまじと見てから、呆れたように口を開いた。
「OK、分かったわ、まずは売買条件を再確認しましょう」
「え、そんな堅苦しい感じになんの?」
「……まさかとは思うけど秋水、この湧き水飲んで何ともなかったの?」
今度は思いっきり怪訝そうに聞かれてしまった。
ただ、その言葉で秋水はようやく合点がいった。
ああ、なるほど、確かに気前が良かった。そう言われて当然かもしれない。
しかし、秋水は自分の表情に気をつけながら、あくまでも軽い感じで鎬に言葉を返すことにする。
「美味いよな」
「そうじゃなくて……」
「あと、疲れが吹き飛ぶ感じがするよな」
「……ん?」
軽く、あくまでもいつもの軽口のように、さらりとそれを口にする。
ポーションには疲労回復の効果がある。エナジードリンクなど目ではない。文字通り、疲れが消えるのだ。
その効果についてを、かなり軽く秋水は口にした。
今度は鎬が首を捻る番であった。
特に何も考えず、秋水は事前に言った量のポーションを全部、鎬の前に差し出した。
わざとであるが、疲労回復の効果も軽く言った。
それらに対して鎬はきっとこう思っているのだろう。
ポーションに対する価値観が互いに違っているのではないか、と。
「んー、まあ良いわ。とりあえず進めましょう」
「あ、うん」
眉間に手を当て、唸りながらも鎬は話を続けることにした。珍しい光景である。
「それで秋水、私はこの汲み水を買い取りたいのだけれど」
「うん、どうぞ」
「軽いわ秋水。私、今すっごく不安になってきたのよ秋水」
顔を手で覆い隠しながら、鎬は再び大きな溜息をついてきた。
恐らく鎬は、ペットボトル8本、計4リットルあるポーションの全てを買い取れる、とは思っていなかったのだろう。
だからこそ、気前が良い、と言ったのだ。
鎬にとっては疲れが吹き飛ぶポーションは、それこそ喉から手が出る程欲しいのだろう。疲れを吹き飛ばした挙げ句、人外ブラック労働に自ら励む、とかする気だろうけれど。
しかし、秋水も同じ効果を得られるなら、秋水も同じくポーションを重宝する、と鎬は推測していたのかもしれない。
そうなれば、4リットルという限られた量のポーションの奪い合いである。
なるほど、鎬は最初から、交渉をするつもりで来ていたのか。
少しでも多くのポーションが欲しい。
そのために分かり易い現金を用意してきた。
だとしたら、マウンテンパーカーの下にスーツなんて堅苦しいのを着て来たのは、気合いを入れるためだったのかもしれない。
ただ、実際のところは秋水と鎬ではポーションに対する価値観は全く異なっている。
得られるポーションの回復効果はほとんど同じと思われるので、その効果という質に対しての価値観は同じかもしれないが、問題なのは量に対しての価値観だ。
秋水にとってポーションは、ダンジョンに降りたらいくらでも汲むことができる程度の認識しかない。
しかし、鎬にとっては目の前のペットボトル8本、計4リットルが全てなのである。秋水がそう言ったからだ。
「もう一度言うわよ、全部、買い取りたいのよ?」
「ああ、うん、いいよ」
「……えっと」
再確認に対しても秋水はさらりと返し、鎬の方は言葉に詰まった。
前提となっている条件が違うのだ。
これに関しては、もはや交渉もなにもないし、秋水としてもさっさと売り払って次の話をしたいまである。
と、ここで秋水は鎬が取り出した封筒の中美を思い出す。
「てか、なんで50万円あるんだ? 10万円って言ってなかったか?」
鎬がどう思っているかは別としても、約束分のポーションを売るというのは秋水の中では確定している。
しかし、金額が跳ね上がっているのが気になる。
秋水にとって今のところ疑問はこっちだ。
これに対し、鎬は3回目となる溜息を吐き出した。
「あのね秋水、私、この汲み水の買い取りに対しては、10万円は最低でも保障する、と言ったのよ」
「……あー」
「もう正直に言うわね。私、10万円ぽっちじゃ秋水は絶対に1本も手放さないと思ってたのよ?」
「いや10万円ぽっちって鎬姉さん……」
「もうこれ、完全に認識ズレまくってるわね私達」
流石金持ち。金銭感覚がバグってる。
つまり、10万円というのは交渉のスタートラインだったと言うことか。オークション会場じゃあるまいに。
いや、ポーションの効能を考えたら妥当なのだろうか。中学生の感覚しかない秋水には分からないところである。これで怪我の治癒のこともバレたらどういう値段設定になってしまうのだろうか。
「それで秋水、本当に全部買って良いのね?」
「うん」
「10万円で良いの?」
「いや、そりゃ貰えたら貰える分は欲しいけどさ」
「なら50万ね」
言い終わるよりも早く、鎬はすっと封筒を秋水の前まで差し出してきた。
即決である。判断が速い。
マジかよ、と呟きながら秋水は分厚い封筒を見て、再び鎬の方へ目をやるも、すでに鎬はポーションの方へと気を取られているようであった。表情こそ変わっていないが、かなり嬉しそうである。
一体いくらまで出すつもりだったのだろうか。50万ぶん投げた直後とは思えない。
「とりあえず、ちょっとずつ試し飲みして良いかしら?」
「それ買う前にしないの? 買った後だと試しも何もなくない?」
「確認よ確認。欺されたのならこれは私が悪いし、そうなら逆に言えば昨日貰った分の希少性が確認できるというものよ」
「ふーん……」
これも言うより早く、ペットボトルのフタを開けて、順番に中身を数滴レベルの少量ずつ口に含んでいく。ほとんど口を湿らせる程度だ。利き酒だろうか。
一方で秋水はおっかなびっくりと封筒を持ち上げる。
分厚い。
そして封筒の中を覗く。
お札がぎっしりである。
50万円。中学生が受け取る金額ではなかった。
一応確認で中身を取り出してみるが、数えるのが面倒ですぐに戻す。
まあ、これに関して鎬が嘘をつくことはないだろうという信頼もあるが、ぶっちゃけ10万円よりも多くある時点で秋水としては何も文句はなかった。それに、まとまったお金は正直怖い。
それからちらりと鎬を確認すると、8本全てを試飲し終わった鎬は、珍しく口元に笑みを浮かべ、鞄からエコバックを取り出してペットボトルを詰め始めている。
間違いなく、8本全てポーションだ。
本物である。
秋水からすれば50万は大金だが、口元の笑みを見るに鎬にとっては良い買い物だったのだろう。実際ポーションはそれ以上の価値がある。
で、本題はここからだ。
何食わぬ顔で、秋水は違うペットボトルを1本取り出す。
ポーションである。
リュックサックに入れっぱなしにしていたポーションである。
ふっと顔を上げた鎬の目の前に、それをかたりと置いた。
「それで、追加分あるんだけどさ」
秋水にとって、交渉の本番はここからだ。
このポーションはお金で売る気はない。
だから交渉だ。
意気込みを入れて差し出したポーションを、鎬はぽかんと口を開けて見やった。8本だって言っただろお前、と顔に書いてある。
珍しく驚きの表情のまま、顔を上げて秋水の方へと目を向ける。
対して秋水は安心させるように頑張って笑顔を向けた。なお完成度。
その笑みを見た鎬は、ぽかんと開けていた口をぐっと閉じて。
「…………謀ったわね、秋水」
唸るような凄い低い声で、今にも舌打ちしそうな口ぶりで、オマケに今まで見たことのない目で思いっきり睨んできた。
え、怖。
またもや思っていたリアクションと違う反応に、秋水は思わず引いてしまった。
「いや、急にドスの効いた声出るやん」
「完全に後手を取らされたわね。いいわ秋水、予定通り銀行に行きましょう。そこで交渉しましょう」
「いや銀行に行く予定なかったし。あ、そう言えばATMの引き出し限度額が何とかって言ってたっけ」
「言い値から始めましょう。望みの金額を言いなさい」
がたりと椅子から立ち上がり、親指で外を指さすそのジェスチャーは、完全に 『てめぇ、表出ろや』 というポーズであった。
ブチ切れである。
ちなみに、予め商品はこれだけだという品薄商法紛いを行い、商談を一度成立させてから相手の懐具合をゲロさせた後、油断したところに追加の商品を後出しで提示してくる、なんてことを交渉の場でやってはいけない。ブチ切れ案件仕方なしである。
しかし、何で鎬が急に切れたのか分かっていない秋水は、目を白黒させながらも違う違うと手を振って無罪をアピールする。
「予定じゃないけど行きたいところあるんだよ。銀行じゃないけど。もう1本あげるから、一緒に来てくんない?」
言外に、これはタダで良い、という含みを持たせながらも秋水はそう口にする。
それを聞いてから鎬は数秒程黙り。
「……デートのお誘いなら喜んで受けるところだけれど、今、凄い虫の居所が悪くなったのよ私」
少し落ち着いてくれたのか、やや機嫌は悪そうなままでも鎬は再び椅子に座ってくれた。
「めちゃキレてるやん」
「どこかの誰かさんが、恥ずかしげもなく私をハメてくるなんて小癪な真似をぶち込んできたせいでね。セクハラよ」
「セクハラ要素どこにもなかったよな?」
とりあえずは交渉のテーブルに着いてくれた鎬の前に、改めて追加分のポーションを1本差し出す。
そのポーションを胡乱げに見た後、鎬はポーションを手に取り無言でフタを開け、口を湿らせる程度に少しだけ口を付けた。
先程とは違い無言で試飲するとは、随分とご機嫌ナナメである。100%秋水のやり口に問題があったのだが。
差し出されたのが本物のポーションであるのを確認して、鎬はペットボトルのフタを閉めてからそれをテーブルに置き、真っ直ぐ秋水に向き合った。
「とりあえず、この水、鎬姉さんには価値が凄いあるってことで良いんだよな?」
「……さっきから思ってはいたのだけれど、秋水はそこまで価値を感じてない、って受け取って良いのよね?」
「いや、鎬姉さんに無茶なお願いを通せるかもしれん、って時点で結構な価値を感じちゃいるけど……」
ふむ、と鎬は鼻を鳴らし、そこからまた数秒程黙り込んでしまった。
何やら色々と考えているのだろう。秋水は焦らせることなくじっくりと待つ。
「OK、分かったわ。ホテルでも地下室でも何処へでもついて行くわ。今すぐ行きましょう」
「ホテルにも地下室にも行かねぇよ」
結局、提案に乗ってくれた鎬に、秋水はほっと胸をなで下ろす。
ポーションをちらつかせれば拒否はしないだろうとは思っていたが、ここで行きたくないと駄々でも捏ねられたら作戦は普通に終了であった。危ねぇ。
「それで、何処に行きたいの? この汲み水の価値分だけ動かされるとか、どんなプレイを要求されるか怖いわ」
「どんなプレイも要求しねぇよ。真顔で言われてる俺が怖ぇよ。行くのはリサイクルショップだよ」
「リサイクルショップ?」
首を傾げた鎬に、秋水は頷いて返す。
「鎬姉さん、ちょっと名前貸して、継続的に」
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年始のゴタゴタ処理のため、1月3日と1月6日の更新が出来ません。申し訳ないです(´・ω・)
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