第5話 宮島にて

午前10時。

ゲストハウス鯉心を出て、宮島に向かう。


広島電鉄(広電)の路面電車は、地元色が強い。

もみじ銀行(もみ銀)のポスターが気になった。

「もみ銀」って、「銀を揉むんですか?」と問いたくなる。


ニホンゴムズカシイネ。


進行方向左手に海を見ながら、宮島口に到着。

人大杉...じゃなくて、多過ぎ...。


宮島に行くフェリーは2種類あるらしい。

どっちでもいいや、と思って時間が早い方を選んだ。

ずいぶん後になってから、その違いを知った...。



宮島では、まずは厳島神社に行った。

何の神様だったっけ...?

縁結び?お金?


とりあえずおみくじは引いた。

吉だった。


‘国避兆’と書いてある。


なんだこれ?

続けて説明らしき内容があるんだけど、意味が理解できない。

翻訳してほしい...。


日本人ならわかる?


おみくじを引いた後は、境内とか鳥居とかの写真を撮りまくった。

満潮に近い時間帯だったのか、鳥居が水の中にあって、なんかイイなって思った。

干潮だったら鳥居に直接触れるとか聞いたけど、本当かな?


ちょっとお腹が空いたから、店に入った。

生牡蠣を注文。


美味しい。


これマジ美味しい。


夏って、牡蠣を食べるのに季節外れのイメージがあるけど、ここは関係無いね。

思ってたより身が大きかった。


デザートは揚げもみじ。

もみじ饅頭をわざわざ揚げる意味ってあるのでしょうか?

その答えは、食べたらわかったのです。


ところで、もみじ饅頭って、略したら「もみ饅」なのかな?

「もみまん」ってねェ...。

揉むんですか?



....



食べた後は、弥山に登った。

ロープウェイとかいう便利な物があったので、遠慮なく使った。

右足の小指はほぼ気にならないぐらいだったけれど、山頂まで歩くのはさすがにダルかった。


もちろん、写真は撮りまくった。


満足した私は、ロープウェイで下山して、鹿と戯れて宮島を後にした。



広電で、広島市内を目指す。

宿泊する予定の民泊は、中心部から少し離れた場所にある。


「地図の見れる女」な私は、特に迷う事なく到着できた。


中に入ると、玄関にいきなりグッズが並べられていた。

赤い、とにかく赤い。

ちょっとこれは選択ミスしたかな...と、後悔が頭をよぎった。


オーナーが室内を案内してくれる。


いつものように黙って聞いていたせいか、あまり野球の話はされなかった。

夕食の話を振られ、「肉を食べたい」と言うと、オススメのレストランを教えてくれた。

ここがまた、なかなかイイ雰囲気で、量が多過ぎず少な過ぎず、味もしつこくなく、それでいて...とにかく、良かったです。



広島には、良い思い出しかありません。





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