186 魔物剥製館

ゴーモリンに戻りリザトルさんに報告。


俺: 「リザトルさん、グリフォンです。グリフォンを狩ってきました。」


リザトルは俺の報告に喜びを隠せない。


リザトル: 「グリフォン、グリフォンってあのグリフォンか?

     よし、解体所に行くぞ。」


解体所でグリフォンを取り出す。解体職人達も寄ってきて珍しそうに見物を始める。


リザトル: 「これがグリフォンか、、、、、どんな奴だった。

      やはり強いのだろう?」


俺: 「いろんな魔法が使えるようですね。苦戦しましたよ。」


リザトル: 「余り無理するなよ。冒険者はゴーモリンの宝だからな。」


俺: 「慎重にやってるつもりなんですけれどね、驚かされる事は多いです。」


俺はグリフォンが隠れている俺を見つけていた事を思い出していた。


どうして俺を見つけることができたのか?未だにそのワケはわからない。


とにかく見つけられる奴がいるという事は心に留めておこう。


リザトル: 「最近単独行動なんだってな?3人が心配していたぞ。

      突然帰って来なかったらと思うとたまらんそうだ。」


俺: 「ようですよね。俺もそう思いますから。一緒に居ないと寂しいですしね。」


リザトル: 「そうだよな、、、、そうだ建設予定の(ゴーモリンの魔物剥製館)の

      建設予定地と設計図見るか?」


リザトルは、ギルマスの部屋へと俺を連れて行って大きな図面を広げた。


リザトル: 「どうだ〜、凄いだろう。ここに剥製を飾るんだ、」


それは広大な建物だった。


俺: 「何処に建てるんですか?」


リザトル: 「こっちだ、来い!」


リザトルは建物を出て建設予定地に俺を案内する。


リザトル: 「ここへ立てようと思ってる。」


そこは、ギルド本部の北の魔物の森の入り口だった。まだ整地もされていない。


リザトル: 「資金が貯まったらここに立てようと思う。どうだ!」


俺: 「資金が貯まったら、、、なんなら俺が魔法で立てましょうか?」


俺にとっては、モデリングの練習に敷地の整備から建屋の建設まで、全てできるのだから、無駄にお金をかけさせなくても大丈夫だし、早く建ててあげたい気がする。


リザトル: 「できるならやってくれ。本当にできるのか?」


リザトルは半信半疑でそう答える。


俺: 「任されました。設計図の通りで良いですね。」


その日のうちに敷地の整地から建屋の建設まで、完璧に設計図道理に作ってやった。


どんどんできていく魔物剥製館を眺めながら、亜然とするリザトルだった。


俺: 「完成しましたけど、変えたいところができたら相談して下さいください。

   魔法でチャチャっとできますので!」

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