182 ファイヤーイーグル

ファイヤーイーグル、、、別名 火の鳥。


サンダーホークより一回り大きいとされるが個体差があるため

必ずしもそうとばかりは言えない。


ファイヤーボールを好んで使う炎属性の大鳥型魔獣だ。


全身を炎で包んで飛ぶファイヤーバードは、周囲を焼きながら飛ぶ大技だ。



俺は次にファイヤーイーグルと戦おうと思っている。


最後に倒したサンダーホークのテリトリーにドアを設置して

そこから北に捜索範囲を広げた。


飛行訓練をしながら北へ北へと捜索範囲を広げた。


サンダーホークと遭遇してこれを倒す。


そして更に北へと向かう。そして遂にファイヤーイーグルを発見した。


なるほど この辺はファイヤーイーグルのテリトリーのようだ。


しばらくこの個体のあとをつけてコイツのスペックを観察した。


勿論 隠密 ステルス シールド マジックリフレクションをかけて、

見つからないようにしてだ。


ファイヤーイーグルの狩りの様子を見る事ができた。


ワイバーンを狩るその姿は、真さに空の王者だ。


そもそもワイバーンとは飛んでいる高度が違った。


ワイバーンの遥か上空から急降下したファイヤーイーグルはその足爪で

ワイバーンを一掴み、深々とその爪は食い込んでその握力で頸骨を握りつぶしていた。


やられたワイバーンにしてみれば、上からの攻撃に気づいて見上げた時はくびり殺されているという状況だろう。


くびり殺したワイバーンを掴んだままその翼で巣に持ち帰り悠々と食べる、それが王者の狩だった。


しかし、ワイバーンを掴んでいるこの体勢は大きな行動制限がかけられた瞬間でも有った。


この好機を逃す事はない。俺は急降下しながらアイアンバレットを連射した。


重荷を持ったファイヤーイーグルは逃げることが出来ず、バレットを受け続け大ダメージを受ける。


そして急降下した俺の剣は奴の首を斬り落とした。


殺した瞬間が殺される瞬間に変わる。これが弱肉強食の世界というものか。


命をかけた戦いに卑怯とか不運とかいう言葉は無意味だ。


死は全ての者に平等にやってくるのだ。


ラッキーな勝利だったが、初めてのファイヤーイーグルを狩る事ができた。

ワイバーンというおまけ付きで。


地上に落ちた2匹を回収してまた別の獲物を探す。


高速で飛びながら索敵範囲を広げてゆく。


高高度に敵影を発見して俺も上昇する。この高度は大鳥型だ。


ファイヤーイーグルを視界に捕らえ俺はさらに上昇した。


空の戦いは上をとった方が断然に有利だ。


俺は隠密、ステルス、シールド、マジックリフレクションで包まれて

ファイヤーイーグルには気付かれていない。


後上方からの急降下攻撃、奴らのやり方を参考にさせてもらう。


爪の代わりは超振動の剣、思いっきり魔力を込めて奴の頸椎付け根に剣を突き刺す。


脊髄を貫かれて動きを止めるファイヤーイーグル。


ボアを締めるのに狙う場所と同じくコイツらを締めるのに有効なのはかわらない。


およそ脊椎を持つ生き物はここが急所になる。


落ちてゆくファイヤーイーグルを空中で収納して、そのまま飛び続ける。


今日の狩りはここまでにして皆と合流しよう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る