181 サンダーホーク3
サンダーホークを2匹を狩って、ギルド本部に卸しに向かった。
リザトル師匠に結果報告をして安心してもらいたい。
ドアをつかって、本部に移動。リザトル師匠を探して結果報告。
俺: 「リザトルさん、狩って来ましたよ!サンダーホーク。」
リザトル: 「そうか、無事だったか。どれどれ見せてくれて。」
俺: 「買取所に行きましょう。2匹狩って来ましたよ。」
リザトル: 「何!2匹も狩ってきたのか。」
俺: 「はい、まだ解体してないんで、お願いします。」
リザトル: 「ここに出してくれ、アグル。」
解体所で広いスペースを確保してそこに出すように指示された。
俺は2体のサンダーホークをストレージから出した。
リザトル: 「これがサンダーホークか!初めて見るよ。」
アゴン: 「でかいな〜」
アポン: 「綺麗な羽だね〜」
解体職人A: 「私もサンダーホークを解体するのは はじめてですよ。」
解体職人B: 「サンダーホークを見るのもはじめてですよ。
居るんですね、こんな凄い奴が。」
漆黒の剣がやって来て、俺の姿を見ると話しかけて来た。
ユウキ: 「アグル君戻って来たと言う事は、狩って来たんですか?サンダーホーク。」
俺: 「う、今解体所にありますよ。」
漆黒の剣は解体所に雪崩れ込んできて、サンダーホークを食いつくように見出した。
「これがサンダーホークか〜。」「うわ、でけ〜なあ」「綺麗な羽だなあ〜」
「初めて見たぞ〜」「2匹も倒して来たのか!」「コイツ爪が切られてるぞ」
ワイワイと話し出す漆黒の剣。
段々と冒険者がサンダーホークを見るために集まり出した。
解体所は、冒険者たちの人だかりで大変なことになってしまった。
リザトル: 「待った!待った!ここは関係者以外は入場禁止だぞ!」
混乱を押しとどめようとするリザトル。
リザトル: 「そんなにサンダーホークを見たいなら、ここに並べ、
そんなに一度に来られたら仕事の邪魔だ!」
サンダーホークを見るための行列は延々と続いた。
リザトル: 「はいはい、見たらどんどん出てってくれよ〜、後ろが支えてるんだ。
今日中に見れない奴ができたら可愛いそうだろう。
ほらほら、たちどまるなよ!」
なんとか事態を収集したリザトルだった。
しかしリザトルはただでは起きない人だった。
彼は珍しい魔獣や魔物が人を呼ぶのにとても役立つことに気づいたのだった。
リザトル: 「サンダーホークの剥製を作れるか?」
解体職人A: 「充分出来ますよ。」
リザトル: 「良し、作ってくれ。
それと、アグル、珍しい魔獣や魔物の剥製を作りたい。
何か素材を持って無いか?」
俺: 「有りますよ、ユニコーンも、リザードマンも、パオーンエレクトリックヌー、
ハーピーもタイガーホスもフォーハンドベアも、なんでも言って下さい。」
リザトル: 「良し、助かるぞ、アグル、後で頼むからな。」
俺: 「任せて下さい。無いものは狩って来ますよ。」
リザトルはゴーモリンに魔獣の剥製によるテーマパークの様なものを作る事を
思いついていた。
それによって人が集まれば、その中からゴーモリンで冒険者になろうと思う者も
増えると思ったのだ。
そしてこの計画は実行されることになるのだった。
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