110 旅の終わり。

ソブアラトトで数日過ごして、今日は王都でオークションの日だ。


両親達に別れを告げてオークションに参加するためにワープドアを渡る。


途中でソリンドラ工房により、ジャオカ爺と影武者君に会う。


俺: 「お邪魔します。ジャオカさん」


ジャオカと影武者君は剣を打っていた。


ジャオカ: 「オウ、ボウズ、やってきたのか。


      影武者君は良くやっておったぞ。」


影武者君: 「マスター、記憶の共有を致しますか?」


俺: 「しよう。」


影武者君が、俺と影武者君の額を合わせる。


影武者君の経験が共有再更新された。


だいぶたくさん剣を作り、


それ以外に槍、十文字槍、変形の十文字槍、薙刀、ランス、刺股、凛、サーベル


その他色々の形の武器を作ったようだ。


それらの作り方を引き継いだ。


影武者君にはもう少しジャオカ爺の相手をしてもらい、俺たちは王都に移動する。


王都で軽く食事をして、オークションに向かう。



オークション会場に入ると前回よりも熱気に満ち満ちている。


来客数も多いのだろう満員御礼という感じだ。


俺たちの出品物はリザードマンの魔石3、鉄人の魔石3、


シルバーゴーレムの魔石小さめサイズ各種3、タカシガニ3合計12の魔石


程なくして俺たちの出品物、リザードマンの魔石が登場した。



オークショニア: 「さて、本日の目玉商品になります。


        とある冒険者が出品したリザードマンの魔石、


        3つございますが、まずはAの魔石から


        3つここに並んでございますがそれぞれ違いはございます。


        どの魔石をお買いになるかよーくお考えになり参加して下さい。


        さてそれでは、Aの魔石、300万銀からのスタートです。


        300万ございませんか」


客: 「400万」「500万」「550万」「1000万」「1500万」「1900」「2000」


   「2100万」「2200万」


オークショニア: 「さあ ただいま2200万  ないか  ないか? 


         ないか?、、、      」


オークショニア: 「ここまでです。2200万銀で落札です。


         おめでとうございます。これでこの魔石はお客様の物です。」


オークショニア: 「続きましてリザードマンの魔石  Bで御座います。


         リザードマンの魔石は後2つになります。


         魔石は一つとして同じ物はございません。


         Bの魔石、300万銀からのスタートです、ございますか?」


客: 「2000万」「2100万」、、、、


オークションは進みリザードマンの魔石Bは2500万、Cは2700万で売れた。


続いて鉄人の魔石がオークションにかかる。


オークショニア: 「さて、また本日の目玉商品になります。


        とある冒険者が出品した鉄人の魔石、


        鉄人という名前に聞き覚えのある人は珍しいでしょう。


        それもそのはずです。王都オークション初めての出品になります。

   

        鉄人という魔物が狩られるのも初めただというこの逸品。

      

        3つございますが、まずはAの魔石から


        3つここに並んでございますがそれぞれ違いはございます。


        どの魔石をお買いになるかよーくお考えになり参加して下さい。


        さてそれでは、Aの魔石、500万銀からのスタートです。


        500万ございませんか」


客: 「500万」「1000万」「1500万」「1900」「2000」「3000万」


   「3300」「3400」


オークショニア: 「さあ ただいま3400万  ないか  ないか? 


         ないか?、、、      」


オークショニア: 「ここまでです。3400万銀で落札です。


         おめでとうございます。これでこの魔石はお客様の物です。」


鉄人の魔石Bは3500万、Cは3800万で売れた。


少ししてシルバーゴーレムの魔石がオークションにかかる。


オークショニア: 「さて、またまた本日の目玉商品になります。


        とある冒険者が出品したシルバーゴーレムの魔石、


        シルバーゴーレムという名前に聞き覚えのある人は珍しいでしょう。


        それもそのはずこれも王都オークション初めての出品になります。

   

        シルバーゴーレムという魔物が狩られるのも初めてです。


        世にも珍しいこの逸品。大きさが大中小御座います。


        小と言ってもこの大きさ、この輝きで御座います。

      

        3つございますが、まずはAの魔石から


        どの魔石をお買いになるかよーくお考えになり参加して下さい。


        さてそれでは、Aの魔石、500万銀からのスタートです。


        500万ございませんか」


客: 「500万」「1000万」「2000」「3000万」「3500万」「3600」「3700」


  「3800」「3900」


オークショニア: 「さあ ただいま3900万  ないか  ないか? 


         ないか?、、、      」


オークショニア: 「ここまでです。3900万銀で落札です。


         おめでとうございます。これでこの魔石はお客様の物です。」


シルバーゴーレムの魔石Bは4500万、Cは5000万の高値がついた。



オークショニア: 「さて、まーーーだ続きます本日の目玉商品。


        とある冒険者が出品したタカシガニの魔石、


        タカシガニという名前に聞き覚えのある人は珍しいでしょう。


        それもそのはずこれも王都オークション初めての出品になります。

   

        タカシガニという魔物が狩られるのも初めてです。


        世にも珍しいこの逸品。実は今までの目玉商品、


        魔石が色々出ましたが、同一冒険者パーティーが


        とってきたものです。


        その冒険者パーティーが死を覚悟して取ってきたこの魔石。


        もう2度ととって来れないかもしれない逸品です。


        そのパーティーを引き返させた魔物タカシガニの魔石!

      

        3つございますが、まずはAの魔石から


        どの魔石をお買いになるかよーくお考えになり参加して下さい。


        さてそれでは、Aの魔石、1000万銀からのスタートです。


        1000万ございませんか」


客: 「2000万」「4000万」「4500」「4600」「5000」「5100」5500万」


オークショニア: 「5500万、、、ありませんか?    ありませんか!


         はい、ここまでです。   5500万銀で落札です。


         おめでとうございます。これでこの魔石はお客様の物です。」


タカシガニの魔石Bは5500万、Cは5900万で落札された。


今日のオークションで合わせて48400万銀で売れたことになる。


現代では一枚の絵画が数十億円することを考えれば、


決して高い値段ではないのかもしれない。


手数料を引いて45500万銀を受け取って、俺が収納し王都を後にゴーモリンに向かった。

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