31 Fランク 冒険者 1
3人は、ゴーモリンの町を出てFゾーンに向かった。
昨日リザトルに、このゾーンの魔獣についてレクチャーしてもらった。
4種の鳥系魔獣、3種のみみなが系魔獣、4種のスネープ系魔獣だ。
どれも即死させられる攻撃力はないが、重症ということはじゅうぶんに起りえる。
また、レクチャーされていない魔獣だって、出ないとは限らない。
なので見たら逃げる魔獣と狩る魔獣をあらかじめ決めた。
…と言っても狩るのはたった1種類、一角みみながだけだった。
他の魔獣は、運が悪ければ怪我をするだろう攻撃魔法を持っている。
黒コッコ(身体強化)、
ホワイトガーコ(混乱)、
ピカケンケン(高速ツキ)、
スピーディーポッポ(高速移動)、
ジャンボみみなが(身体強化)、
リトルみみなが(高速移動)、
マンダリンスネープ(毒霧)、
レッドスネープ(炎)、
イエロースネープ(電気攻撃)、
ビックアイスネープ(ホールド)、
これらは避けておいた方が良いと結論した。
一角みみながは光学迷彩、簡単に言うと見えなくなると言う魔法。
ステルスのレンザルスが使うステルスというのがこの光学迷彩だ。
だがステルス自体に攻撃力はない、見つからないというだけだ。
だから隠れる前に攻撃してトドメを刺せば良いという結論を得た。
とりあえず、植物の採取とただの獣の狩りを目的とすることにした。
魔物の森の手前のから、奥に行くほどレベルが上がっていく。
第一中継小屋は、EとDの境くらいに位置している。
つまり第一中継小屋までの半分くらいまでの深さが、ざっくりFとEの境ということになる。
俺は索敵を行った。特に反応はない。続いて探索、魔力草、あった。
魔物の森では、魔力草が他のところより見つかりやすいと聞いていたが本当のようだ。
俺は「あっちに、魔力草がある」とアポン達に言いそこに向かう。
周りの気配に注意しながら、魔力草を見つけ採取、索敵を行う。
反応一つ。探索、魔力草はなし、回復草があった。
「回復草と獲物1、」
回復草を採集して、獲物の気配を探りながら近づく。
見えた、ただのコッコだ。俺は手を上げて合図、弓をを構えてゆっくり近づいて矢を放つ。当たった。回収に向かう。
索敵、探索、あっちに魔力草を見つけて採集に向かう。
この2つを使うと時間の無駄が無い。これを繰り返す。
途中で、ナッシンの実がなった木を見つけ取ることに。
アポンが木に登りアゴンが受ける。それを俺が受け取り袋に入れる。魔物の気配に気を配りながら。
ナッシンの実が30以上取れた。また歩きはじめる。
獲物を目視、ただのみみながだ。アゴンが手を上げて、矢で仕留める。回収。そして次へ。索敵も探索もあまり魔力を使わない。
繰り返していると、ファースト魔獣を発見。黒いコッコ。
「黒コッコだよな、あそこ」 小声で2人に伝えた。
「逃げよう。」
「わかった」
俺たちは逃げるように引き返す。
迂回しながら索敵、探索、魔力草を発見して摘みに行く。
こんなことを3時間繰り返した。途中ナッシンの実をもう一回採集した。
そして一角みみながに遭遇。光学迷彩は使っていなかったので姿は消えていない。
気配を殺しながら近づき、俺が矢でこうげきした。矢は命中して一角みみながを仕留めた。
魔法を使われなければ、普通のみみながと変わらない。
頭の角、皮、魔石、肉が買取りしてもらえるはずだ。解体も頼める。荷物もいっぱいだ。内訳はナッシン60以上、魔力草22、回復草5、コッコ3、みみなが5、ブルースネープ1、ケンケン2一角みみなが1だ。
これ以上はもう持てないので、一度戻ろうとと言うことになり、引き返すのに15分かかった。
まだFゾーンの浅いところまでしか行っていないようだ。
ギルドに戻って買取り所に行ってかいとってもらった。
査定は、ナッシンの実 1個 100
魔力草、回復草 1個 300
コッコ、ケンケン、 1匹 100
みみなが 肉 200
皮 100
ブルースネープ 1匹 100
一角みみなが 角 700
皮 100
肉 200
魔石 2000
が単価だった。
ナッシンは30売って残りは自分達で食べるために残した。
今回のもうけは、
ナッシン 3000 魔力草回復草 7100 コッコ、ケンケン、ブルースネープ、 600 みみなが、1500
一角みみなが、3000 併せて、15200
1人あたりは、荷物持ちの方が多いが、もう一回行く時間はある。
食堂で食事をしながら、3人で相談だ。
「これからどうする?」とアゴン。
「ボクは、町を見て回りたいかな」アポンが答える。
「うん」と俺。
「俺もだ」アゴンも賛成した。
町を見に行くことになった。
「魔石は高く売れるんだな」
「ご飯もここで食べるより、狩場で焼いて食べた方が安上がりだね。シーオ持っていけば良いでしょ」
「魔力草、回復草の方がたくさん持って帰れるぜ。コッコとかみみながとっても、運べる数に限りがあるからな。あまりもうかんねー」
「うん、魔力草回復草と魔獣をとるべきだよね」
「うん、あとは食うぶんだけ」
「となると、他の魔獣も狙わないとな、一角みみながだけだと1日にで会う数が少なすぎるるぜ」
「うん」と俺。
「そうだね」とアポン。
「今晩、旦那にもう一回狙い目について聞くってのはどうよ」
「うん」
「そうだね、1番危ない奴とかね」
「じゃ、そう言うことで、そろそろ町でもうろつくか」
「うん」
「行こう」
俺たちは、街にくり出した。
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