epi.千葉中央分室Ⅲ

 07:00。

 ――眠りからの覚醒を要求する目覚まし音が遠かった。毛布に頭までくるまったレザーは腕だけを伸ばして床の上をぴたぴた探るが、ない。

「……ああ、もう」

 どこだ。

 頭に毛布を被ったままで起き上がる。ぐるりと寝床以外になにもない部屋を見渡した。あった。寝ている時に蹴り飛ばしたのか、反対側の壁で跳ね返っていた。

 拾い上げ、ようやく音が停止。

 窓を開けると今日も向かいのビル壁がいい色をしている。レザーは窓枠にマットレスをかけて干した。タオルを持ってシャワールームに行く。洗面所から出てきた上の階の住民と軽い挨拶を交わし、寝汗を流して身支度を済ませる。

 シンクの脇に置いてあった袋からパンをひとつ取って齧り、冷蔵庫から出したクリームチーズをスプーンで小皿に軽く盛る。指でちぎった胡桃入りの丸い全粒粉パンでチーズをすくって口に運んだ。思い出したように湯を沸かしてインスタントの紅茶をいれる。

 寝起きが悪いのに――いや、悪いがゆえに――朝はゆっくりと時間を過ごしたい。開けた窓からは爽やかないい風が入る。レザーは二度寝をしたくなる気分を諦め、マットレスを取り込んで窓を締めた。脱ぎ捨ててあったブルゾンを指に引っかけ、振り回しながら靴を履いた。

「乗ってけよ」

 頭上を駆けるモノレールを眺めながら警察署前の交差点を歩いていたレザーを車の警笛で呼び止めたのは、真っ赤なボルボに乗った小神野だった。

 路肩に車を寄せ、開けた窓から顔を出す。親指で自分の車を示した。

「いいの?」

「ああ」

 ぱぱらっぱ、ぱららっぱ……。

 後部座席の窓から眺める、平日の朝の通勤風景。

 小神野の運転は意外と悪くない。あるいはボルボの高級な本革シートの座り心地がそう思わせたのかもしれなかったが、前に他の車で同乗した時も同じ感想だったからそういうことでいいのだと思う。

 今日のトラックスーツはブランドロゴが一面に敷き詰められた真紫のデザインだ。パイソン柄のエアマックスはいつ見ても綺麗に手入れされている。

 一緒にエレベーターで千葉中央分室のある階に上がった時に、脚立を担いだツナギ姿の工事士と廊下ですれ違った。

「あ、やっと直ったんすね」

 壊れていた小神野の席の真上にある電灯が新しくなっている。

「不便てほどじゃなかったけど、やっぱりちゃんと点いたほうが気分いいですよね」

 既に出勤していた纏が頷いた。

「こちらから催促しないといつまで経っても後回しだからな。他の報告書を提出するついでに総務課の担当者へ嘆願書を送りつけてやった」

「なんか今回、すごい量の始末書を書かされましたよね」

「ふっふ、我々よりも公安の方がてんてこまいだったろうさ」

 レザーは窓辺の指定席に座って小神野と纏の会話を聞き流す。まるでラジオみたいに。そうしている間にだんだんと目が覚めて、今日は少し動きたいな、といった欲求が生まれてくる。

「泰河は? この時間ならいつも来てたはずですけど」

「課長と一緒に関東信越厚生局の本部へ出頭」

「うわ」

「どうした、小神野。ざまをみろとか言わないのか」

「俺のイメージってそんなひどい奴なんすか……でも、やっぱ怒られるんですかね?」

「さあな。とにかく、今日は夕方までこっちには戻らんそうだ。矢蕗は本件で捕った被疑者を片っ端から取調中。かなりの人数にのぼるからな。我々もさっさと仕事を片付けて、午後から応援にいくぞ」

「はい」

 始業と同時に会話がなくなる。たまに隣の事務室から連絡が来たり、電話が鳴ったりした。外は雲一つない晴天で、こういう日に限って出番がないのは実によくあることだった。

 しょうがないので、レザーは事務仕事を手伝って時間を過ごすことになる。事務員と一緒に郵便物を仕分けたり、パンフレットを封筒に入れて糊をする。発送先ごとに箱詰めして郵便局に行く事務員の車の荷室トランクまで運んだ。

 やる気になれば、意外と仕事はあった。

 薬物乱用防止を啓発する新しいポスターが届いていたので、去年のものと貼りかえる。レザーには読めないが、イラストの上に乗った文章はきっと標語の類なのだろう。イラストは子どもが描いたものらしく、なかなか斬新な筆づかいだ。

 全てのポスターを貼りかえてしまうとレザーは水道で濡らした雑巾を持って窓ガラスを拭いた。見た目よりも結構汚れていた。部屋を動き回られると気が散るのか、たまに小神野がパソコンの画面から目を離してちらちらとこちらを見る。

 レザーはきっちりと隅から隅まで雑巾をかけ、ついでに窓のサッシと棚の上も綺麗にしておいた。掃除まで終えてしまうと本当にやることがない。窓辺にぽつんと置いた自分の椅子に靴を脱いで上がり、膝を抱えてぼんやりと時間を過ごす。まあ、この間は随分と働いたからたまにはこういう日があってもいいのかもしれないと思った。

 それに、ここは景色がよい。

 海。河の流れの行き着く先。対岸には首都の街影が蜃気楼のように薄っすらとかすんで見える。


            *  *  *


 東京都千代田区役所と同じ合同庁舎内に籍を置く、関東信越厚生局麻薬取締部。

 首都圏を担当する地区であり、その長は全国に派遣された麻薬取締官300余名の代表ともいえる存在だ。

 しかし、隣の壱谷はまったく気負うことなく直立したまま、なにかを言われる度に「はい」「ええ」「仰る通りです」を繰り返した。

「全て始末書にある通りですんで、そちらでご判断ください」

 しかも、相変わらずの柄シャツにジーンズ。それでも最後の良心は残っていたのか、上からブレザーを羽織ってはいた。

 だが、泰河には逆効果であるようにさ思える。どこから見てもヤクザの出で立ちであった。ブルーグレーとオレンジを基調としたペイズリー柄のオープンカラーシャツ。胸元のポケットからは煙草の箱までもがひょっこりと頭を出している。 

 一方、泰河は県警に顔を出した時と同じダークスーツだった。

「今回のことはな、面子の問題なんだ」

 麻薬取締部長の桜間さくらまは壱谷よりもひと回り年上の叩き上げだ。何気ない一言にも重みがある。「仕方ないでしょう」ようやく壱谷がまともに発言した。

「犯罪が多角化する現在、各捜査当局が情報開示して連携を深める風潮のなかで公安警察だけが未だに秘密主義を貫いている。泰河はきちんとあちらさんにおもむいて筋を通そうとしたんです。しかし、拒否された。あの時に協力体制がとれていれば、もっとうまくやれたんじゃないでしょうか」

「うまく?」

「はい」

「君は皮肉がうまいな」

 桜間は心底からため息をつき、報告書に目を落とした。

「犯人は全員逮捕。しかも無傷もしくは中軽傷のみ。捜査員にも被害はなかった。これ以上の結果があるのなら教えてほしいくらいだ」

 にやっと壱谷は笑んだ。

「恐れ入ります」

「SATが突入していたら確実に死者が出ていただろうな。双方に。しかしあくまで結果論だ。犯人の潜伏先を突き止めたまではよしとしよう。だが、集団で武装していることに気づいた時点で撤退するのが正しい判断だった。わざわざ外から窓を割って自分から中に飛び込んだと思われる痕跡もあったらしいじゃないか。逃げる余裕すらなかったという言い訳は聞かないぞ」

「仰る通りです」

「君は係員にそういう無茶をさせるような指導を行っているのか?」

 これには、壱谷も「はい」や「ええ」で聞き流すわけにいかなかった。

「部長、発言してもよろしいでしょうか」

 泰河は壱谷から一歩下がった位置に立ったままの姿勢で許可を求めたが、桜間は視線で却下する。

「壱谷。どうなんだ」

 僅かな沈黙があってから、壱谷は指先で頬をかいた。

「いいえ」

「では、係員の独断先行になるが」

「それも少し違いますな。部長、我々管理職の人間は部下を拝んで願いを叶えてもらうもんです。違いますか?」

 今度は桜間が黙った。

 壱谷が続ける。

「現場で実際に働くのは部下なんです。我々は彼らに業務遂行を託すしかない。なもんで、俺の指導というかお願いはたったひとつですよ。〝犯人が捕まりますように〟と、いつも彼らにお願いしとります」

 あんまりな言いぐさに、部長席に座る桜間が文字通りに頭を抱えるのを泰河は見る。壱谷は泰河にとっては上司だが、桜間にとっては部下だ。彼のような部下を持ったら心の休まる時がないのではないか。

「君はよくそれで課長にまで出世できたな」

「部下に恵まれたおかげでしょうなあ」

「もういい、君は下がっていろ。――泰河係員」

「はい」

 もう半ば諦めているのが否応なしに伝わった。

 泰河は心の中で合掌し、壱谷と入れ替わりで桜間の前に出る。ここまできたら、泰河は壱谷に話を合わせるだけでいい。

「壱谷の主張に異議は?」

「ありません。薬物犯罪撲滅のため、犯人逮捕を至上目標に掲げて捜査に邁進しております」

 よし、と言った桜間はほとんどやけくそだったろう。

「その心意気で今後とも業務に励みたまえ。もういい、話は以上だ」

「待ってください。雀堂の件はどうなりました」

 口を割り込ませた壱谷をたしなめるように桜間が舌を打つ。

「公安側はあくまで内偵の一環だったと主張するつもりだ。ただ、その過程で行き過ぎた行為があったことは認めている。雀堂くんには内々に処分が下されるだろう」

「表沙汰にはなりませんか」

 桜間はその質問に答えず、手元の書類の端を丸めるように指先でいじった。

「数年前、テロ等に対する共謀・準備罪が新たに成立した。しかし、実際に適用するとなると線引きが非常にむずかしい法律だ。目的はテロの未然防止とあるが、果たしてどこまで準備が進めば犯罪であると認定されるのか? それに今はローンウルフといわれる、組織と関わりを持たない個人によるテロリズムが問題化してきている。2人以上の複数でテロ計画の準備行動が行われている場合に適用されるこの法律では、そうした単独犯を取り締まることはできない。ここまで言えば、後はわかるな」

「それが雀堂のやらかした動機ですか。自らローンウルフのうちの1匹を操り、単独では司法の手が届かない連中に群れを作らせて一斉検挙のための舞台を用意する」

「半年前の劇場襲撃事件も寄せ集めの過激派グループが起こした事件だった。もしかしたら、あれもそういう裏があったのかもしれん。つまり、彼のやり方には一定の効果があった。我々麻薬取締官も数多のおとり捜査を行っている。決して他人事とは思えないな」


「やれやれ。こっちは係員を殺されそうになってるってのに、免職程度で済ますつもりとはな。舐められたもんだ」

 車に戻った壱谷は無意識で煙草の箱から1本を抜き取ったが、すぐに何かを思い出したような顔でしまい直した。

「お前の車じゃ吸わないって約束だったな。どうした、何か考え事か」

「え? ああ……」

 泰河はエンジンをかけようとして手を止め、遅ればせながら壱谷の煙草に気がついた。

「煙草は駄目ですよ」

「だから、そう言ってるじゃないか。上の空だな」

「いえ」

 反射的に否定してから、思い直したように首を振る。

「そうですね、ちょっと疑問に思ったことがあるんです」

 まだ通勤時間には少し早く、幸いにして道はそれほど混んでいなかった。東京都中央区から千葉市までを繋ぐ国道14号がすぐ目の前のため、分室までほぼ一本道で帰れる。

「ほう、なんだ」

「本当に彼らはローンウルフだったんでしょうか」

 前の車を真っ直ぐに見つめたまま、泰河はインプレッサを走らせる。

「どういう意味だ」

「本当のローンウルフならあんなものには引っかかりません。そういう素質のものは、自分自身の判断でしか動けない。ゆえの一匹狼ローンウルフ

「やけに含蓄があるな」

「そういう人間をよく知っているんです」

 車は一定の早さを保って走り続ける。

 助手席の壱谷は興味ありげな顔で話の続きを待っていた。泰河はステアリングを操作しながらある人物のことを考える。

 鳴りっぱなしの電話。

 まさしく彼は、たったひとりでこの国の経済活動を破壊するサイバーテロを成し遂げたローンウルフそのものだった。


            *  *  *


 ぴんぽーん。

 未だ玄関チャイムは進歩の兆しを見せない。配達員は荷物が置き配可能の指定になっているのを確かめ、ドアの前にそれを置いた。

 階段を駆け下りて次の配達に戻る。

 ドアの前には、ぽつんと1個の段ボール箱が残された。

 

            *  *  *


「ローンウルフは群れません。だから、群れられる時点でそれは普通の狼か、もしくはもっと無力で盲目的な草食動物でさえあるかもしれない。彼らは1匹では何もできません。そんな者を1か所に集め、武器を配って扇動する。それはおとり捜査などではなく、むしろテロの幇助ではないでしょうか」

「なるほどな」

 壱谷もさすがに渋い顔になった。

「お前は、雀堂さえいなければ彼らはあんな行動を起こさなかったと思うのか」

「少なくとも、自力で銃器を調達して白昼堂々、乱射事件を起こそうとするまでには相当に高い心理的ハードルがあったでしょうね。あの中でそれが出来たとすれば、左沢くらいじゃないでしょうか」

「なるほどな。だが、ローンウルフの中にも協調性があって仲間を求めるタイプもいるだろうさ。あまり買い被らないほうがいい」

「……それはそうですね」

「まあ、それと今回のケースがどうだったのかはまた別問題だ。詳しい話はこれからの取調べではっきりさせていけばいいさ。今回、お前はよくやってくれたよ」

「レザーに言ってやってください。さすがに疲れたと言って、当日はずっと仮眠室で休んでましたから」

「よし、おじさんがいいところへ連れていってやるか」

 壱谷がにやにやと笑うので、泰河は肩を竦める。

「あれ、意外と好き嫌いが分かれるんじゃないですかね。俺は苦手です」

「慣れれば平気さ。今夜どうだ」

「遠慮します。取調べは夜10時まで可能ですし、俺は左沢の聴取を進めておきますよ」


            *  *  *

 

「泰河さんは? こないの?」

「俺は先約があるので」

 ふうん、とレザーは首を傾げる。

 壱谷に誘われ、「ちょっと歩くけどな」と夜の街に繰り出した。

 18:08。

 会社帰りの人たちが薄暮の街にあふれていた。まるで牢獄から解き放たれたように、今日を生き急ぐように、さびしさを紛らわせるように。

「さて、ユキちゃんは起きてるかな」

 壱谷はどんどん、にぎやかな繁華街の方へ入っていくではないか。

「どこに行くの?」

 わかりやすい言葉を選んでたずねても、壱谷は笑ってこう言うばかりだ。

「いいところだよ」

 レザーは辺りを見回した。

 いかがわしい看板ばかりだった。

「それって神がお許しにならないやつじゃ?」

 ニュアンスを汲み取った壱谷はおどけるように笑い、

「その神ってやつは――――」

 ようやくたどり着いた雑居ビルの外階段を2人で上がる。2階の自動ドアをくぐると「にゃあ」という鳴き声に迎えられた。

「猫との交流も禁じられているのかい?」

 ――猫カフェ。

 入口に立ち尽くすレザーなどそっちのけで、壱谷はでれっでれになって猫と戯れ始める。特にコーヒークリームのように真っ白でつややかな毛並みの猫がお気に入りらしく、膝の上に乗せて鼻歌交じりだ。

「あ、あのう、いらっしゃいませ」

 おずおずと店員に声をかけられる。

「初めてのご来店ですか? こちらが入会手続きの申込書になります」

 レザーは受け取った紙きれを無言で眺めた。

「会費は無料です。5回来店いただけると、1回無料でご利用できます」

 申込書には“name”“phone“といった英単語が振ってあったのでレザーでもその意味を理解できた。名前と電話番号、それに生年月日の記入が必要らしい。

「あ、あのう……?」

 再び、店内に目をやった。

 怪しい店でないのはたしかなようだ。

 手渡された紙きれから顔を上げ、レザーは店員にたずねた。

「レッドタビーはいる?」

 店員はびっくりしたように言葉を失ったが、すぐに意味を察したようで力強く頷いた。何度も。拳を小さく握り締め、自信を持って言った。

「はい? えっ、レッ? ――――あ、ああっ、茶トラですね! います。イエスです!」


 19:48。

 駅前通りの角地に立つ、ビルを改装したような造りのアパートに帰宅したレザーは4階の部屋まで階段を上がっていった。上着のポケットに両手を入れ、1段ずつたしかめるように上る。内装は余計なものがなく、廊下の隅まですっきりと手入れされていた。やがて階段を上りきる直前、ふと顔を上げる。

 ドアの前に段ボール箱。

 いわゆる80サイズの、軽く両腕に持てるくらいの大きさだ。

「…………」

 レザーはゆっくりと後ずさり、踊り場の影からじっと様子を見る。いったいいつから置いてあったのだろう。少なくとも今朝、部屋を出る時にはなかった。出勤している間に届けられたものと思われる。

 しばらく待ってから、レザーは慎重に部屋の前へ近づいた。あと1、2mほどの距離を残して周囲を眺め渡す。何も起こらない。身体を伸ばしてできるだけ遠くから覗き込むように箱の上部へ貼付された荷札を見た。住所と氏名は間違いなくレザーのものだ。差出人は米国で最大手の通信販売会社になっている。

 品名を読んだレザーの目が僅かに見開いた。

 “the gift”

 箱の前にしゃがむ。

 耳を寄せるが、妙な音はしない。振動を与えないようにそっと両手で持ち上げるとかなり軽かった。それでようやく警戒を解き、封を剥いで箱を開けた。

「モビール?」

 ターコイズブルーの羽が美しい鳥の群れを、細い針金で繋いである。包装を解いて持ち上げると複雑なバランスを保ちながら揺らめいた。

 箱の中にメッセージカードが落ちている。

 レザーは2つ折りになった白い厚紙を開き、そこにあったメッセージを読んだ。


〝次の段階へ進めることを願って ――squareスクエア


 レザーが指先で鳥の頬を突くと、連動して他の鳥も踊るように位置を変える。その動きは容易に予想しづらく、そしてとてもリズミカルだった。

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Exotic Contractor ツヅキ @6pm

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