第8話 無理な負荷を重ねるのは、最早ダイエットじゃない

 ここまでお伝えしました私流のダイエット裏話でしたが、日頃から筋肉をつけて、基礎代謝を上げるために運動をすると良いと綴ってきました。


 しかし、糖尿病の方が低血糖になったらそれこそ一大事ですし、ひざや腰が悪い方にスクワットは負担が大きすぎます。


 これらは、あくまでも持病がない方へ向けたエッセイであり、万人向けの内容にはなりません。

 それに女性が部屋の中とはいえ、正拳突きの練習とか恥ずかしくて出来ませんよね。


 そこでここからは誰でも気軽に出来るダイエット方を綴っていきます。


 ──まずはお茶碗につぐご飯の量を減らしましょう。

 どんぶり茶碗も止めて、子供用の小さいサイズの茶碗に変えましょう。

 気分は老舗旅館での料理で出てくるご飯の量のイメージです。


 ご飯は一杯でカロリーが高く、糖分も多めなため、出来るだけ口にしない方が痩せます。

 ガッツリ食べるとしたらたんぱく質が豊富な肉や魚にした方が良いです。


 ──野菜も積極的に食べましょう。

 ただし、じゃがいもやさつまいも、カボチャは糖分が高めな野菜なので、摂りすぎは注意です。


 野菜ジュースも栄養が濃縮されて良いかと思われがちですが、ジュースに加熱処理される際に栄養素が抜け出してしまっているため、実際の栄養価は低めです。

 さらに果物入りとかだと糖分も結構含まれているため、出来るだけ個体の野菜を食べましょう。


 ──お菓子もスナック菓子は控えて下さい。

 特に駄菓子は安価で手に入りますが、太りやすい成分も入っており、あまりメリットはありません。

 それよりもカカオの成分が高いチョコレートを口にした方がダイエットによるストレスも軽減出来て良いです。


 ──ヘルシーな鶏肉もいいですが、ダイエットに効果的なのは豚肉だったりします。

 ニンニクなどのスパイスが効いた豚肉料理を週にニ回くらい食べてみて下さい。

 納豆やオクラなどのネバネバ食材も体に取り入れましょう。


 ──運動も面倒くさいと感じてる方もいるでしょう。

 筋トレなんてキツくて出来るか、家事とか面倒だと不満を抱くなら、その発想を変えましょう。


 人間は1日で1万歩歩くと体に良いという言い伝えが昔からあります。

 でしたら、学業や仕事の合間にひたすら歩くのを意識すれば良いのです。


 通勤、通学を徒歩にしたりするのもいい考えです。

 家が遠くて実践出来ないなら、階段をゆっくりと往復したり、お昼休みや時間が空いたら、ちょっとでも歩いてみたり、現場の取引先でも、わざと長いルートを歩んでみたりと色々と工夫はあります。


 歩き始めて体が温まって徐々に発汗してくる。

 この状態こそが脂肪を燃焼しているサインだったりもするのです。


 そう、ダイエットとは決して無理をせず、日々の積み重ねで痩せられるということを実感できることでしょう。


 ──さて、次回でこのエッセイも最終話となります。

 最後までお付き合い下されば幸いです。

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