第7話 何でも口にしてもいいとは限らない

 ついついやってしまいがちな太る原因のもと、その一つとしてお菓子を食べるという習慣があります。

 しかしながら、勉強や仕事の合間に摂取することで次の作業に精を出せる魔法の食べ物でもあります。


 お菓子などの甘いものには砂糖に混じって、ブドウ糖という重要な物質が含まれています。

 脳は吸収できる栄養素がブドウ糖しかなく、ここで摂取のタイミングを怠ると、その結果、脳にブドウ糖が行き届かず、最悪の場合、低血糖で倒れてしまいます。


 以前に人間は飢餓状態を維持した方が痩せやすいと伝えましたが、小腹が空いた時やリフレッシュ時にはお菓子の補給は欠かせません。

 しかし、一見便利そうなブドウ糖ですが、摂りすぎると脂肪となりますので、程々が大切です。


 ──また手軽に補える食品でもあるカロリー○イトなどの栄養補助食品と呼ぶものもあり、食べるだけで栄養がまかなえるという語り文句がありますが、実はあれはバランス栄養食品ではなく、ただの脂肪の固まりです。


 パサパサとした食感に飲み物が欲しくなる上に、思ったより小さくて食べやすいという形状でもあり、さらに柔らかいので、そんなに咀嚼しなくてもすむ。

 バランスがとれるのは名ばかりの食べ物でダイエットの食事には向いていません。


 ──ビタミンなどが含まれた栄養剤、特に錠剤タイプも注意が必要です。

 確かに体に良い成分が入っており、おまけに疲れが取れるから毎日のように愛用しているという話も耳にしますが、大抵はビタミンの過剰摂取となり、全身を血流で巡らせた後で肝臓に直接エネルギーとして蓄えます。 


 そもそも1日で吸収するビタミンの量は限られています。

 これを繰り返すと肝臓に内臓脂肪がついてしまい、逆に太ってしまうというわけです。


 近年、病院の売店などでこのようなバランス栄養食やビタミン錠が販売していないのは、これらを摂りすぎて肥満の患者さん方が増えたのが原因だったりもします。


 ちなみにドリンクタイプの方は決められた用法と用量で作られており、液体なので体に浸透しやすいですが、効果は錠剤タイプよりは劣ります。

 どちらにしろ、栄養がガンガン補給できるアイテムだけにダイエット中での消耗時に備えて用意して損はないでしょう。


 ──後、飲酒にも注意が必要です。

 アルコールは筋肉に直接働きかけ、筋肉を分解させ、脂肪へと変えてしまう怖い成分が入っています。


 いくら筋肉をつけたとしても、お酒の過剰の摂取により、筋トレの効果や筋肉量自体が減ってしまう。

 お酒の飲みすぎで太ってしまうのはカロリーオーバーだけではなく、そこに理由があるのです。


 そのためにお酒のツマミというものが存在します。

 失った筋肉を修復するために積極的に摂取しましょう。


 筋肉はたんぱく質で作られているので、高たんぱくなツマミ、チーズ、豆腐、枝豆などがベストです。


 ──さて、次回はいよいよ、このエッセイの総集編です。

 日頃から積み重ねることの大切さについて綴りたいと思います。

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