第5話 そう頑なな筋トレはしなくてよい

 一口に人間という体は口から食べ物を食し、老廃物を出す仕組みですが、やはり痩せるためには運動は不可欠です。


 私がこれまでに説明した食事制限などをしなくても痩せている方はざらにいます。

 その方々の共通点は基礎代謝が高い方たちです。


 基礎代謝とは筋トレなどのトレーニングで筋肉量が増加した人間が自然に脂肪からエネルギーを作り出す代謝の力であり、この代謝が高いと普通に生活するだけでも脂肪を燃焼し、太りにくい体を維持することができます。


 若いうちは代謝が高いので、よほどの暴飲暴食をしない限り、太ることは少ないです。


 ですが大人になるにつれ、煙草や酒などの嗜好品による味覚の変化、バイクや自動車の運転により運動不足となり、さらに年齢を重ねると代謝が減るという悪循環となった結果、肥満という体型になってしまいがちです。


 その代謝を促す方法として運動して筋肉をつけるというイベントが必要なのです。


 じゃあ、今日から筋トレをメニューに入れようと思ったあなた。

 筋トレにも正しいやり方があります。 


 まずは念入りにストレッチをしましょう。

 人間の筋肉は常に骨を支えるために無意識に力を入れており、筋肉は血流不足となり、凝り固まっています。

 そこに急激な力をくわえると筋肉自体を痛めてしまいます。

 腰痛やぎっくり腰の起きやすい原因がこれです。


 ストレッチで筋肉をほぐして血流を良くすることで運動時の怪我を防ぎ、筋肉を無理なく鍛えるというこのような下準備のプロセスが必要なのです。


 そして肝心の運動ですが、最も痩せる運動としてジョギングや水泳があります。

 しかし、ジョギングはハードで続けにくく、素人は怪我の原因になりやすく、水泳はどこでも練習ができず、施設を利用するお金もかかります。

 それらが原因で続かない方もいるでしょう。


 ですが、本来、運動とは自宅でもゆっくりと取り込めるものです。


 筋トレと言えば腕立て伏せや腹筋などを何十回もやるという自分を追い込むようなきついメニューをイメージするかもですが、何も知らない素人や年配の方がやると体に無理がかかり、逆に体を壊しがちです。


 意外にもスクワットが効果的な筋力アップのトレーニングです。

 朝昼夕、毎回十回の1セット、計一日三十回。

 たったこれだけでも足腰が鍛えられ、立派な筋トレになります。


 腕を鍛えたいならダンベルでひじを水平にして腕だけを曲げて上下にゆっくりと動かしましょう。

 ダンベルが無ければ、水を満タンに入れた500のペットボトルでも代用できます。


 また空手家が稽古時に練習する正拳突きもダイエットには最適です。

 ただし、闇雲に行うと体を痛めてしまうため、正しいやり方を資料やググるなどして学び、周りに注意しながら技を繰り出してみて下さい。


 空手はダイエットにも重宝する技ばかりで体も鍛えられて一石二鳥です。

 是非とも道場に通ってまではとは言いませんが、格闘技にはあらゆる痩せるためのマニュアルで溢れています。


 さて、次回も身近で痩せるトレーニングの紹介を続けていきたいと思います。





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