第2話 一日三食でも問題なし、食生活の改善を
前回、ダイエットは中々難しいものとお伝えしました。
その理由として一番に挙げられるのが三大欲求の一つでもある食欲です。
人間は空腹を感じ、口から食べ物を食すことで生きていける生物です。
すなわち飲み物だけの生活や何も食べないと栄養不足で衰弱してしまいます。
特に動いてないのに食べなくても痩せ細るとは何か。
これは呼吸をするだけでもカロリーが少しづつ消費されているからです。
よくダイエットで三食ではなく、一食で過ごしてみたりとか言う方もいますが、ダイエットで一食丸々抜くのは危険な行為です。
人間の体はちょうど消化される時間を見切って三食の食事スタイルを考えており、一食抜くことにより、その分、栄養素を余計に吸収してしまう状態になってしまいます。
ダイエットするなら三食きちんとの意図はここから来ているのです。
ちなみにお寺のお坊さんは夕食は食べないという説がありますが、あの方がたは特別な修行をして身につけた術であり、夕食を抜いたら痩せるという考えは捨てた方が良いです。
食事を一食抜くくらいなら、カロリーが吸収されやすい夕食の食べる量を調整してみましょう。
ご飯を糖に分解されにくい冷や飯にし、お茶碗一杯に留めるだけでも大分違ってきます。
──所で皆さんは食事中にTVやスマホを観たりしますか?
一見お行儀が悪い行為に見えがちですが、共働きや少子高齢化などで団らんの機会が減り、メディアと食事は同じ空間で過ごすのが普通になりました。
いわゆるながら食べというものです。
実はこのながら食べという行為は太る原因のもとでもあります。
TVやスマホという別のアイテムに集中するため、食事をすることを機械的に捉え、満腹中枢を麻痺させるという恐ろしい現象です。
親がよく『お行儀が悪いから食事中はTVやスマホは観ないの』にはこのような深い理由が隠れていたりするのですね。
TVを観ながらお菓子などをパクパク。
そこから動かずにカロリーが消化されずに、徐々に蓄積されていくエネルギー。
これで太らない方が普通じゃないです。
食べるか観るか、どっちかにしてほしいものですね。
──また、無理なく痩せるダイエットとして、バナナダイエットなどというものもありますが、それも真っ赤な嘘です。
そもそも果物は果糖という糖分の固まりであり、さらに整腸作用のあるバナナは摂りすぎることで逆に腸に負担をかけてしまいます。
決して一律に果物が駄目ではなく、体に良い食べ物ですが、一個の栄養素が豊富なので一日一個にしておきましょう。
──さて、長々となりましたが、今回のエピソードはここまでです。
次回も食生活の改善を中心に綴っていきます。
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