現代ではない和風テイストな世界が舞台。和国・帝都にて魔法使いを目指す少女・朔羅の物語。2章構成で、本来敵である存在『鬼』との出会い、そして戦いが描かれています。
鬼は人間とは違う生物……確かに割り切ったところや残忍な面もありますが、偏見なく考える主人公の考え方には好感が持てます。また、全編通して『魔法使い』になる目標は変わりませんが、精神面の成長を通して『一番の魔法使い』になると決意するまでの流れは、悲しくも綺麗で印象に残りました。
惜しむらくはコンテスト参加作品の為、レビューした現在は2章までであることですかね。ここからがまさに運命の恋がさらに発展すると思うので……非常に気になるところ。
魔法使い×鬼の和風ファンタジー、おすすめです。