第6話 サクラとの今後
『さてあなたがロリコンと、分かりましたので今後気をつけるとして』
だから勝手にロリコン認定すんな 親戚の子だって言っただろうと考えながら睨みつけると、流石にこれ以上は、危ないと感じたのだろう 次の話になった。
『今日、私が来たのはただの仕事のねぎらいではなくあなたに勧告しにきました』
勧告だー なんか物騒な言葉を使いやがるな 別に仕事で手を抜いたりなんかしてないしな。
いつだって仕事は完璧にやりとげアフターケアーだってしてるんだぞ また被害が出ないように それなのに、勧告ってなんだよ。
今あなたが帰ってきたこの物件ですが、何度もお知らせしてるんですが、老朽化も伴い今週には、解体を予定していますが、あなたが出ていく様子が無いので直接伝えに来ました あなた以外の住人がいないことに気づきませんでしたか?
えっえっえーまじかよ ここ最近、たしかに眠りにだけしか来てなかったしな。
それに仕事関係で帰らなかった日も多くて、手紙とか全く見てなかった。たしかにこれは俺が悪いな 取り壊しになる前に来てもらえただけでも感謝しないとな。
さて、そうなると新しい住処が必要になるな。居間までは一人だったからどうにでもなったが、今日からは違う。
ちゃんとサクラのことを考えていかないと 500年も待たせてしまったみたいだし
『なーサクラ、今の家はすまないが住めなくなるみたいなんだ すまない。 それで、これからのことなんだが一緒に住もうと思ってるんだ サクラはどんな部屋がいい?』
『主様すまないが、私は一緒にいることが出来れば住む場所などどうでもいいのだ キマっているのは、私が帰る場所は主様の元ということだ それに住めば都というではないか』
俺は、拍子抜けしてしまった。500年も待たせてしまったんだから、多少ワガママなことを、言うんじゃないかと警戒していたのに。まったく、それなら俺が500年分仕合せにしてやろうじゃないか
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