第4話 名前をつけよう

前世の俺のことを聞いて、前世の俺は幸せな日々を過ごせたんだろうなと感じた そうでなければ生まれ変わってもまた一緒になりたいとかおもわないだろうしな


『つまりお前は、俺に会うためにやってきたわけだな 世界を超えて』


『ぶー お前呼ばわりはやめて下さい せっかく主様にやっと会えたのに 主様に会うまでに約500年待ったんですから』


500年だって!! なんて時間待ってるんだよ。いくら精霊と人間の時間感覚が、違うとはいえ500年は一瞬じゃすまないよなー それでお前呼ばわりは確かにひどいかもしれない。


だが前世の記憶は今のところないし、なんか新しい名前をつけてあげないとな。


この子の特徴はというと 幼い顔立ち 低い背 桃色のきれいな髪 あとはあの目立つ胸部装甲かな。


う~ん どうしようかな? ブワッと強い風が舞い上がり桜の花びらが舞う 桜の花びらと桃色の髪がなんとも似合う。そうだな こんなに髪色と花びらが似合っているんだ この子の名前は


        『サクラ』


君の名前はサクラでどうかな?その髪色とこの桜の花びらが君にとても似合っていて素敵だった。どうかな?

 

『サクラですか?私が素敵にみえちゃったんですか?さっそくほれちゃいましたかー むふふー

主様が決めてくれるならサクラでいいです 私も気に入りました ありがとうございます 今日から私はサクラです』


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