アリスの過去とその原因であるクソ野郎について
「……デュランさん、でいいのですよね。今回は私の娘を――アリスを助けてくれてありがとうございました。
アリスの過去とある人物に関する話がしたいんですが、よろしいでしょうか?」
「……あぁ、大丈夫だ。食事しながら聞く」
「アリスの父親で私を一時は
「ッ!?? ――
https://kakuyomu.jp/users/kokubyouyamana/news/16817330668702930610
宴の料理を食べていたデュランは背後で先程までアリスと話していた彼女の母親から話をしたいと言われ、軽い気持ちで大丈夫だと返答したが。
何故こんなにも
「六十年前、私は
ですがご
それでも当時の王である
「それで、どうなったんですか?」
「代替わりするとすぐに王は私の役職を王専属のメイドから
それから私は五年間ありとあらゆる
大人達はもう私は元に戻らないと思っていたそうなのですが、あの王の子供でもあるアリスを大人達が
ですけど私から得た情報を元にグリード王国の王はこの里を
そのため彼の子供であるアリスは本来仲間であるはずの里の子供達から
「……それならアリスはどうしてあんなにも
何故あんなにも誰かのために生きられるのか、俺には理解できません」
デュランがそう
その笑顔を目にしたデュランはいつも自身へヴィンデが向けてくるのと同じ笑顔だと思い、何故そう思うのか分からなかったがそんな母親の笑顔は美しかった。
だけどアリスの時とは違って何でもしてあげたいとは思わなかったため、何故なのか考え込んだが答えは出なかったので思考を打ち切り。母親の話に集中した。
「――そうしてあの子は変えたんです。
「誰かのために生きる、か。俺にはとても無理な生き方だな、アリスはすごいですね」
アリスの過去を聴いたデュランは素直にアリスのことを
そうしてアリスの過去を知ったデュランはこの後、アリスから愛の告白をされて目を見開くことになるのですが。この時のデュランは知る
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