白い影

「陛下ッ!ご報告申し上げます!」


王の間に1人の兵士が駆け込んだ。

彼は先ほど”龍”に合った兵士だ。


「騒々しいぞ、何事だ。」


「はっ!多少のご無礼をお許しください!

先ほど『ナーガの大森林』に赴いたところ、。」


「どうしたのだ」


「龍が、龍がいました、。」


その一言で王の間にいるもの全てがざわつき始める


「そんなバカな、」


「龍といえば単体で国をも滅ぼす力を持つ神獣。

そんなものが大森林にいたとは、」


「こちらに牙が向けば我々全員一捻りだぞ!?」


「鎮まれッッッ!!!」


王の一声が部屋中に響き渡る


「龍がなんだというのだ、主ら忘れたのか?

この国には誰がいる?」


全員、少し考え納得した。

なるほどこの国には”彼ら”がいる


「彼らなら成し遂げてくれるだろう、 龍の討伐を」


そして王は命令を下す


「”勇者カノン”とその仲間を大森林へ派遣せよ!

そして忌まわしき龍を討伐するのだ!」


「「「「はっ!」」」

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