第19話 決闘前夜

21


「そう言えば、不思議な事なのですが、私はその時は

決闘の事で頭が一杯でした。

そして、私は瞑想しながらいつの間に寝てしまったのです。

気がつくと、隣でレイが寝てました。

その寝顔の可愛い事。私はレイの顔に見惚れてました。

そして誓ったのです。ペスタをうち負かし必ずレイと結婚するぞ!

と。」


「ふ〜んそうなの( ̄▽ ̄)で、それからどうなったの。

決闘はどっちが勝ったの?」

と、みどりは少し冷めた言い方で聞いてきた。

今までは熱い視線で聞いてきたのに、不思議であった。


外を見るとまだ夜が明けていないみたいで暗いのですが、

時計らしき物を見ると5:36と書いてあるのです。

でも、私は未だ夜が明けて無いので、寝る事にしました。

レイと一緒に♫」


「仲の良い事はいいことですね。で、どうなったの?

一緒に寝る事なんてどうでも良いの、決闘はどうなったのよ!

そこを教えてよ。面倒臭い子ね!」

と、今度は、怒った様に聞いてきた。

どうも、みどりは情緒が安定していないみたいだ。


22


「それから、どれくらいの時が経っていたのかは解りませんが、

外を見ると明るくなっていました。

レイはまだ私の隣で寝てました。

静かな寝息を立てて。」


「そんな事は、どうでも良いの!早く決闘の事を言いさいよ!」

と、今度も怒った様に言ってきた。


だが、直ぐに話しては面白味に欠ける。

ここはもっと盛り上げるべきである。


「しばらく、レイの顔を観ていたら、レイは自然と目覚めました。

じっと見つめ合う二人♥️💕

すると、レイが言うのです

『今日は必ず勝ってください。もし、貴方が負ける事があったならば、私も貴方の後を追います。一緒に死ぬ覚悟はできています』

と、それの言葉を聞いた私は、レイに言ったのです。

『同じ実力者同士なら勝負は時の運だが、私の方が強いに決まっている。たとえ私が負けてもこんな木刀では死ぬ事は無い。

一緒に死のうなんて想わないで下さい。

私は必ず勝ちます』

と言って、レイを抱きしめてたのです」


「そう、レイさんを抱きしめたのね?

ところでレイさんってどの様な人なの?さっき可愛い寝顔とか言っていたけど、どんな風な人なの?」


と、今度は熱く怒った言い方では無く、何故か冷たい言い方である。




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