第32話 お着替えは終了しております ③
さきの一言によって、ようやく聞くに聞けない私の単純な心情がこの場に溶け出したようだ。黒髪のメイドは薄くであるが、コッタとどのように過ごしたを説明した。
「時間も
ブドウの皮を
私はさきほどから隣で静かに座っているコッタを見た。結局はコッタの身にまつわる問題であるから、少しだけでも感想を聞いておきたい。
隣に座っているクールな目蓋の持ち主に、私は素直な心で聞いてみた。
「なにか感想みたいなものはないだろうか?」
「トイレが無限」
少しだけ確信めいた返事が返ってきた気がする。
「そうだろう。
「ふーん」
コッタはこちらをマジマジと見つめて返事をしていた。先の感想から感じられた興味など
コッタは人と人とが会話をしているときは、
これは私自身の問題なのだろか?
いつか笑顔なるもの取り戻せたらと、したたかに感じ続けることになる。そのために
もとからクールな性格かもしれず、この点については
〝ないのだろうか〟ではないな……。私はグダグダ考えずにそうすべきだ。笑顔を求める
私とコッタの会話が
「お
金髪のメイドは
「なにかあるだろうか?」
「コッタの
だとしたら私の答えは決まっている。幼女はツインテールが
「ふむ。ではこのままで良いのではないだろうか?」
「うん」
コッタの態度には
トイレが無限。今日のところはそんな感じで。
金髪のメイドは、コッタがツインテールを
二人のメイドは完璧な仕事をこなし続けている。私は感謝の心を忘れてはならないだろう。メイドたち二人は、私の目の届かないところで
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