29.甲斐がありません
光の速さへ近づくにつれて広がる相対時間差を、
中の一秒が、外の一〇〇〇秒に相対するなら一〇〇〇倍に、外の一〇〇〇の二乗秒に相対するなら一〇〇〇の二乗倍に、演算処理を圧縮して準光速の中と外をつなぎ合わせる。
境界の戦場で
同時に、
それは導体元素ニューロンによる超伝導演算と
存在確率の情報化と
なにを今さらだ。むしろ想定していなかった方が、
圧縮した演算処理で、余計な文脈まで読み取って、
「
強襲離脱のお返しとばかりに追い越しながら、
そのまま
「どーんなもんだい! ちゃんちゃら無駄な御苦労さま! 次の周回遅れで、その貝殻の化石みたいなトンガリごと、バラバラに……」
放射線が可視光のように散乱する。核パルスジェット推進だ。
「そんな、不細工な
少し裏返った
各個に小質量の
アルスマギウスの
「反物質化の
それでも
位置取りを激しく争い、新たな
相対時間さえゆがむ境界の戦場に、準光速の機動格闘戦が繰り広げられた。
********************
地球を背負って、重なった太陽と月の影を見る。赤い
押し寄せる
優は目を
それでも苦しかった。地球の表面で進行する
「
「進むだけです、
「
「
「まったくもってのお邪魔虫たちですが、その程度は認めてやります」
ふん、と鼻息が荒ぶる
応じるように、戦場もまた変化した。赤い星の海が、ゆっくりと
日食の
その月から、はるかに天を渡って、
地球側、最果ての
「『良かったー! きてくれたんだね、
「……
サーガンディオンの
互いの言葉が、空間そのものの
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