あらすじを決める
さて、あらすじを決めましょう。
前回の例をつかいます。
覚えておかなければならない設定はこれだけです。
・舞台は劇場である。
・テーマは「人種差別」
・衣装係の少女は人種を理由として夢を諦めた。
・プリマドンナには悪気はない。
ここから考えられるあらすじは、
ある劇場の舞台裏では本番の準備がされていた。
衣装係の少女は友人でもあるプリマドンナの少女に衣装を着せて最後の調整をしている。衣装係は彼女の美しさを褒め称えた後、私もいつか白鳥を踊ってみたかったと言う。プリマドンナは、あなたには白鳥は無理ね、と冗談っぽく言った。
衣装係は自分の肌の色を見ながら考えた。
「白鳥ではない人間が白鳥を表現することができるのだから、そこに踊り手の肌の色なんて関係ないんじゃないのかな」
とはいえ、現実はこうなのだ。
ざっとあらすじが立ちましたね。
舞台も狭く、人物も少ないので、非常に簡単に話をまとめることができます。
あとは、各々のこだわりで詳細な描写をしていくだけです。設定がシンプルなので、むしろその表現にこだわる余力ができるという良さもあります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます