第4話 黒いシミ
私たちが
つまり、ぼろっちいし、
まぁ、そんなに
というワケで、
今日も
ここから動く気になれないよ。
「ねぇハナちゃん。この家を
「かいぞーってなに?」
「
「わかんない」
「そうだよねぇ。じゃあ
「広い方が良い!!」
そんな
でもまぁ、私もお
それとトイレ。
「とりあえず、お
「お
「わかった。それじゃあ、お
私の
なんてことを考えつつ、私は手に持ってる『ひでんのしょ』のページをめくった。
「お
5冊目の15ページに書かれてある
その名も、アーキテクチャ。
「ん~っと、まずは
次のページまで
これは
「あぁ~……ダメだ。今日はもう、やる気が出ないや」
カンカン
それよりも今、私達に必要なのは、きっとお
うん、
「ハナちゃん。今からお風呂を
「今から!? お
「先にお湯を
「うんっ!」
「良い子だねぇ」
ハナの
いつもより早い時間のお
もうっ、はしたないんだからね。
気持ちは分かるけどさっ。
でも、私も一緒になって
私はハナちゃんとは
まぁ、
「それじゃあ、今日もお願いね。ウッティ」
お
すると、
この子が、ウッティ。
いつもお
彼が起こした
さすがに、火に対して
あとは、
水を
と、そんなところで、すっぽんぽんのハナちゃんが
「お
「こら、ハナちゃん。お
「いしし!! お風呂ぉ!」
楽しみにしすぎでしょ。
と、私が
彼女は足を
「ハナちゃん!?」
「っ~~~~」
お
思わず
危ない危ない。
ナイスだよっ。
「ほら、お
だから、今度からは走らないようにね。
そう言おうとした私は、
「っ! ひっ! ひぃぃぃ!」
大きく
「っ!?」
彼女が
「マズい!!
多分、ハナちゃんが
水の
「ふぅ……全部消えたかな?」
ここはちゃんと
なんて考えた私は、だけど、未だに
「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
「ハナちゃん? どうしたの? 大丈夫?」
「ごめんなさいっ!! ごめんなさいっ!!」
何?
どうしてこんなに
確かに、
「ハナちゃん。ほら、火はもう消えたからっ」
「ごめんなさいっ!! ごめんなさいぃぃ……」
「どうしたの? 大丈夫だよ!
私の
多分、なにかがあったんだ。
ベッドシーツにくるまれて、
多分、
夕ご飯も食べずになんて、ホントに
私も少し
そして翌日。
私が
「おはよう。ハナちゃん」
昨日は大丈夫だった?
そう聞きたいけど、思い出させるのは良くないかな?
なんて考えてたら、ハナちゃんの方が先に切り出してくる。
「
「え? お家のこと? うん。
「どうして?」
「
「
「火は水で消せるんだよ。それより、ハナちゃんお
木の
「なっ!? ハナちゃん!!」
ダメだよ!!
私がそう
「消して!! 私んちの火も消して!! お願いぃぃ!! 父たんと母たんがいるのぉ!! 熱いのぉ!!」
床に落ちた
そんな彼女を前にして、私は
カランという音が、キッチンに
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