「君の隣で」#言葉の添え木より(GL/2)


 台本の読み合いで私は端役を貰った。人が多い演劇部だ。カチコチに固まっていたのだと思う。視線はぐるぐる回るし、どんどん自分のセリフに近づいてくる。息も荒くなってきたところで先輩を見てしまった。目線がかち合う。おいでと手招かれて貴女の隣にきた私は身体が熱い。

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