「ラプソディ」#言葉の添え木より(GL/3)


 演劇部の大会で造語の歌を唄った。私は裏で同じ一年生と一緒に唄うだけ。壇上には先輩がいた。音楽と声に合わせて長い髪がさらさらと動いている。先輩の役は主人公に祝福をもたらす女神の役だ。先輩の声を私の声が重なる。踊る先輩の目がこちらを見た気がした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る