1.2.14 神聖七星位聖剣ブリュンヒルデ

 ローレンシア合衆国。


 連合王国から独立した新興国。新大陸にある。


 独立宣言によって東部13州が成立以後領土を拡大すると共に急速な経済発展を遂げた。


 南北戦争という内戦を経験するが戦後は中央集権を強化する。


 連合王国や共和国、帝国には劣るが強力な精霊騎士団を保有する。


 ☆


 俺はスマホで一姫のステータスウィンドウを見ていた。


 種類:スマートフォン

 レベル:70

 HP:4800

 MP:1800

 攻撃力:1000

 防御力:700

 ユニークスキル:インプレッション・シーカー(S)

 スキル:剣術(C)、ミノタウロス・アックス(A)など


「一気にレベルが20も上がった!?……マ、マジかよ」


 ミノタウロスは光の粒子となって消えた。


 大量のジュエルとドロップアイテム、何振りかの聖剣が残されていた。


 俺と一姫はマジックボックスにジュエルとドロップアイテム、聖剣を回収していく。


 このマジックボックスはいわゆる四次元ポケットのようにいくらでもアイテムを入れることができる魔法のバッグだった。


「じゃあ帰るか、一姫」


「うん」


 こうして俺たちは転送ゲートで神殿に帰還した。


 ☆


 シルファ、瑠夏、アイナ、心海、アスハ、エレナが神殿にいた。


 全員すでに服を着ていた。


「コウくーん!! 無事だったんだね!!」


「コウハ兄、生きてて良かったよー!!」


 瑠夏とアイナが左右の腕に抱きついてきた。


 む、胸が瑠夏とアイナの豊満な胸が当たってるんだが……。


「お兄ちゃん、無事で……無事で良かったです」


 シルファは泣いていた。


「本当兄貴は不死身ですか? すさまじい生命力ですね」


「コウハ様、ご壮健そうでなによりです」


「わ、私の裸見たんだから責任とってよね」


 みんな無事そうで良かった。


 俺はほっと安心する。


 俺は鑑定に出すためギルド管理協会に向かった。


 鑑定でジュエル、ドロップアイテム、聖剣の詳細を調べて換金するのだ。


 ☆


 後日、鑑定結果を聞くために俺はギルド管理協会に出向いた。


 スタッフに別室に案内される。


「こちらが鑑定結果となります。合計で5億ティーゼとなります」


「5億ティーゼ!?」


「鑑定結果を見るともっと驚きますよ」


 ー鑑定結果ー

 ジュエル50万

 ダイヤモンド1000

 金のインゴット2000

 銀のインゴット1万

 銅のインゴット2万

 プラチナ1000

 アーティファクト1000

 クラウン1000

 ルーン1000

 聖剣フレイシア5振り

 神聖七星位聖剣ブリュンヒルデ


「神聖七星位聖剣!?」


 俺は驚きの声を上げる。


 そう伝説の神聖七星位聖剣、長らく不明だった1振りが見つかったのである。


 改めてあのミノタウロスはあのダンジョンのラスボスだということを実感した。


 S級スキル、インプレッション・シーカーに神聖七星位聖剣……もう怖いものなしじゃん。



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