第17話 1.2.7 ダンジョン攻略:レベル上げ②

 円卓の騎士団。


 帝国の皇帝直属の精霊騎士団。


 1人1人が一騎当千の実力を備えている。


 神聖七星位聖剣か準神聖星位聖剣を操りAFGは最高峰の技術が結集されている。


 ☆


 今日も俺は一姫とダンジョンに潜っていた。


 俺たちはワイルドウルフと対峙していた。


 スマホでワイルドウルフのステータスウィンドウを見る。


 種族:ワイルドウルフ

 レベル:15

 カテゴリー:D

 スキル:噛みつき、威嚇


「グルルルル……」


 ワイルドウルフが低い声で威嚇する。


「ご主人様、無理だよ〜。怖くて近づけないよ」


「俺が小銃で隙を作る。その隙で斬り刻むんだ!!」


「了解だよ」


 俺が小銃を撃つ。


 ワイルドウルフのHPが1割を切る。


「今だ!! 斬り刻め!!」


「えいやー」


 その掛け声とともに一姫がワイルドウルフの胴を斬る。


 ワイルドウルフが光の粒子となって消えた。


 ジュエルとアイテムがドロップした。


 60ジュエルと銀だった。


 スマホの通知に一姫のレベルが上がりましたと出ていた。


 レベルは3になった。


 このように俺が拳銃や小銃でHPを1割以下に削りとどめのラストアタックを一姫にさせるという手法でレベル上げを行った。


 ラストアタックボーナスを狙ってのことである。


 レベル上げと並行して一姫の剣術スキルを上げるためアスハの精霊リーフェに指導を受けた。


 なぜならリーフェの剣術スキルはAだったからである。


 俺たちの班の中で最も高くまた聖剣スキルも持っていた。


 一姫とリーフェが模擬戦をしている。


 一姫は量産剣フレイシア、リーフェも量産剣パーシヴァルを使っている。


「はああああ!!」


 リーフェが烈火の如く一姫を攻める。


 一姫は防戦一方だった。


「たああああ!!」


「きゃああああ!!」


 一姫は聖剣を吹き飛ばされてしまう。


「まだまだですね。素振り100回と筋トレ3セットが宿題です」


 ちなみに筋トレは体幹1分、腹筋50回、腕立て伏せ50回が1セットである。


「ええええ!? 絶対筋肉痛になるじゃん……」


「つべこべ言わない!!」


「はーい」


 こうして2週間でレベル50になり剣術スキルはCになった。


 これでやっとダンジョン攻略の下地が整ったのである。

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