夢
夕雨 夏杞
※これは夢をそのまま言語化したものです
私は実家の自分の部屋にいて
母とのLINEをみていた
『戻ってきて』
そう書いてあったような気がする
私はすぐに1階にいる母の元へと行く
母はなんだか意気消沈していた
ソファでうなだれている母に近づくと
「そこにいるの?」
と聞かれた。
変なことを言うなあと思って、母の手を握って
「ほらいるじゃん、どうしたの」
と言うと、母は黙って私をぎゅっと抱きしめてくれた。
「もうどこにも行かせない」
そう呟いていたような気がする。
そのとき私はすべてを悟った。
ついに私はやってしまったのだ。
私の声はもう母には届かないけれど、
気配は若干感じられたのかもしれない。
「お母さんごめんね、これからはずっと、ここにいるから」
夢 夕雨 夏杞 @yuusame_natuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
断片/夕雨 夏杞
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
かえりみち/夕雨 夏杞
★3 エッセイ・ノンフィクション 完結済 2話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます