画家のパパ

うちのパパはニースの高校の美術の先生。

高校で美術を教えてる。

そして美術部の顧問。


先生をやってるけど画家でもある。

自分で絵を描いてる。

パパの描く絵はめっちゃ可愛い。

可愛いキャラクターの絵を描いてる。



この前、また、オーロラ船長の船に乗って、パスタ星に遊びに行って来た。

サラダちゃんに会いに。

サラダちゃんも、うちと同じ小学5年生。


「パパは画家なんだよ~!めっちゃ可愛いキャラクターの絵を描くんだよ~!」

って、サラダちゃんに言ったら


「うちの宮殿の壁に、可愛い絵をあやなっちパパさんにぜひ描いてほしいわーっ!」

って言われた。


「じゃあ、パパに聞いてみるね~」

って言って、ニースに戻って来た。



パパに、サラダちゃんの宮殿の絵のことを話したら


「うおーーっ!それは、その宮殿とやらに行って、描くしかないでしょーーっ!」

って、パパは筆を握りしめ、腕を高く上に突き上げて、めっちゃやる気になってる!



パパといっしょにオーロラちゃんの船に乗る。


フワッ

と船は空に浮きあがり


どんどん

どんどん


上へ上へと登って行く。


「うおーーっ!この船、空を飛んでるやないかーーっ!宇宙船なのかーーっ!」

パパはめっちゃ目を輝かせて、身を乗りだして宇宙の景色を見てる。


パパは、さっそく、スケッチブックを取り出して、絵を描いている。


地球もだんだんちっちゃくなっていく。



パスタ星に到着。


「うおーーっ!なんだ、ここはーー?どこに来たんだーーっ?」

パパは、めっちゃキョロキョロあたりを見渡しながら言ってる。


「パスタ星だよーっ!」


「パスタ星だとーーっ!」


「そうだよーーっ!」


パパの手を引っ張って、サラダちゃんの宮殿に行く。


「サラダちゃーん!パパ連れて来たよーっ!」


「ようこそ、いらっしゃいませ~!お待ちしておりました!あやなっちパパさん!」

サラダちゃんも嬉しそう。


「こちらサラダちゃん。で、こっちは、うちのパパ」

うちは、ふたりを紹介する。


「「よろしくー」」

ふたりは、握手をかわしてる。



サラダちゃんは、うちとパパを、絵を描いてほしい宮殿の壁の場所へと案内してくれた。


出窓のある可愛いお部屋。


「壁いっぱい、パパさんの絵を自由気ままに描いてください」


「自由気まま...で、いいんですか?」


「はいっ!そういう雰囲気、好きなので、そんな自由な部屋にしたいので」


「わかりました...描きましょう」


「パパしっかり!」


パパは

やってやるぞ!っていうポーズをうちにしてくれた。


パパは壁に絵を描きはじめる。

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