画家のパパ
うちのパパはニースの高校の美術の先生。
高校で美術を教えてる。
そして美術部の顧問。
先生をやってるけど画家でもある。
自分で絵を描いてる。
パパの描く絵はめっちゃ可愛い。
可愛いキャラクターの絵を描いてる。
☆
この前、また、オーロラ船長の船に乗って、パスタ星に遊びに行って来た。
サラダちゃんに会いに。
サラダちゃんも、うちと同じ小学5年生。
「パパは画家なんだよ~!めっちゃ可愛いキャラクターの絵を描くんだよ~!」
って、サラダちゃんに言ったら
「うちの宮殿の壁に、可愛い絵をあやなっちパパさんにぜひ描いてほしいわーっ!」
って言われた。
「じゃあ、パパに聞いてみるね~」
って言って、ニースに戻って来た。
☆
パパに、サラダちゃんの宮殿の絵のことを話したら
「うおーーっ!それは、その宮殿とやらに行って、描くしかないでしょーーっ!」
って、パパは筆を握りしめ、腕を高く上に突き上げて、めっちゃやる気になってる!
☆
パパといっしょにオーロラちゃんの船に乗る。
フワッ
と船は空に浮きあがり
どんどん
どんどん
上へ上へと登って行く。
「うおーーっ!この船、空を飛んでるやないかーーっ!宇宙船なのかーーっ!」
パパはめっちゃ目を輝かせて、身を乗りだして宇宙の景色を見てる。
パパは、さっそく、スケッチブックを取り出して、絵を描いている。
地球もだんだんちっちゃくなっていく。
☆
パスタ星に到着。
「うおーーっ!なんだ、ここはーー?どこに来たんだーーっ?」
パパは、めっちゃキョロキョロあたりを見渡しながら言ってる。
「パスタ星だよーっ!」
「パスタ星だとーーっ!」
「そうだよーーっ!」
パパの手を引っ張って、サラダちゃんの宮殿に行く。
「サラダちゃーん!パパ連れて来たよーっ!」
「ようこそ、いらっしゃいませ~!お待ちしておりました!あやなっちパパさん!」
サラダちゃんも嬉しそう。
「こちらサラダちゃん。で、こっちは、うちのパパ」
うちは、ふたりを紹介する。
「「よろしくー」」
ふたりは、握手をかわしてる。
☆
サラダちゃんは、うちとパパを、絵を描いてほしい宮殿の壁の場所へと案内してくれた。
出窓のある可愛いお部屋。
「壁いっぱい、パパさんの絵を自由気ままに描いてください」
「自由気まま...で、いいんですか?」
「はいっ!そういう雰囲気、好きなので、そんな自由な部屋にしたいので」
「わかりました...描きましょう」
「パパしっかり!」
パパは
やってやるぞ!っていうポーズをうちにしてくれた。
パパは壁に絵を描きはじめる。
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